☆こどもブロイラーのある世界

輪るピングドラムは、既に語られているように愛の話です。
しかし、世界は間違っているとして世界をピースしようとした人たちがいるように、視点をちょっとだけずらしてみると、そこにあるのはただひたすらに冷たい氷の世界。



このアニメのキーワードであり、それでいて最後まで意味を語られなかった言葉の一つに「きっと何者にもなれない」が挙げられます。
何者にもなれないとは何なのか。
運営の人間に言わせると、それは、「粉々になって、誰が誰だか分からなくなる」ということなのですが。
その延長線上にあるものは無個性のピクトグラムにしか思えません。どうしても。

あの世界に存在するのは2種類の人たちだけです。
「世界を救う者」か、または無個性のピクトグラムか。

私は何者にもなれなかったピクトグラムです。



世界に存在する人たちは、一体何者になれたというのでしょう。
きらきらとした光の破片を振り撒いて、
それから後は、その名前を誰が覚えているのでしょうか。