加耶山(カヤサン)の海印寺(ヘインサ)に行く道です。
加耶山(カヤサン)にある
海印寺(ヘインサ)。
その海印寺にあるカフェ。
今、『猿でもわかる般若心経』を読んでいます。
本を読むと眠くなる~
頑張るんだ!!
ここ海印寺は八万大蔵経で有名な韓国三大寺院の一つです。
仏教の仏典は八万四千あると言われてます。
ヒュー
その全ての核心が書かれているのが、
般若心経。
ということで、「猿でもわかる般若心経」(意訳)を読んでみます。
何が書かれているんだろう?
↓玄奘訳(あの孫悟空で有名な三蔵法師)
↓クマラジュウ訳
これで全文です。約260字。
短い‼
題名が
『摩可般若波羅蜜多心経』
さて、般若心経の始めに出てくる言葉
マハ(摩可)とは?
マハリクマハリタヤンバラヤンヤン~♪
マハトマガンジー
マハラジャ
タージーマハル
………………
★マハって?
マハ「摩訶」は、偉大なを意味するサンスクリット語「maha」の音写。
「大いなる」「非常の」「優れている」といった意味。
この本ではなんと書いているのかな?
マハが大きいとは
空間的に絶対的ということ。
マハが多いとは
数字の概念を超越したということ。
マハが優れているとは
他の何よりも殊勝であるということ。
即ちマハとは時空間を超越した
絶対的という意味である。
と書いてありました。
なんかもう仏教の世界に入って来たようです。大丈夫かな~
次に行きます➰
★般若とは?
「空を体得した知恵」
何のこっちゃ~、わからん
ハンニャ(般若)は梵語でプラジュナ。
プラは優れている、ジュナは知恵。
優れている知恵。
そう言ってくれればいいのに。
ま、とりあえず般若とは知恵の事ですね。
では次に行きます。
★波羅蜜多とは?
此岸(しがん)から彼岸(ひがん)に行く。
波羅蜜多にそんな意味があるとは知らなかった。
この世からあの世に行く。
生きている世界が此岸で死んだら行く世界が彼岸なんだろうとぐらいに軽く考えていました。
ところで仏教のいう
此岸とは魅惑的な娑婆(シャバ)世界のことで、私達の生きている煩悩たっぷりの世界の事です。
彼岸とは悟りの世界のことで、
理想とする仏陀の世界です。
波羅蜜多とは
煩悩たっぷりの世界から悟りの世界へ
「完全に到達した状態」である、
と書いてあります。
では、最後の
★心経とは?
心といえばココロを思い浮かべますが、ここではココロではありません。
これは心臓を意味します。
今日では人間の中心は“脳“と考えられてますが、昔の人々は人間の中心は“心臓”と考えていました。
ここでの心経の心とは、
“核心・真髄・中心“という意味になります。
これは何を意味するのか?
この『般若心経』が
仏教の経典全ての核心的な内容を込めている、ということです。
『般若心経』が仏教の核心、真髄であるということか~
そういうことだったんだ!
『八万大蔵経』全部の核心が込められているんだ~
(感激)
よし、では今日は
この本を買って帰ることにします。
今日は
『摩可般若波羅蜜多心経』
がどういう意味だったのかがわかりました。
題名の意味だけですが~
内容は今日の宿で読みます。
今日は大邱(テグ)の韓屋(伝統的な旅館)に泊まります。(^_-)
続く~
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★追記
ジョンレノンのイマジンが作られた経緯を調べていくと、
「Imagine」は
「般若心経」英語名(Heart Sutra)
のジョンレノンなりの解釈らしいのです。
★般若心経の要約
「悟り」の境地に至るための「空」の思想を説いた教典。
「この世に永遠不滅なものはない。物事全ては刻々と変化する仮の姿に過ぎず、だから必要以上に物事にこだわる必要はない。もっと力を抜いて楽に幸せに生きる真言を唱えよう。」
★★★仏教とは?
「人間がブッダ(覚者)になるための教え」