前回は、全成分表示表はどう見るのが、よいのか、そのメリットをお
話しました。
メリットは３つ
・買う前に、自分自身で化粧品の内容を知ることができる
・化粧品による肌トラブルへの対処が、より正確にできる
・自分の好みに合わせた化粧品選びができる
では本日は、成分表から化粧品を見てみましょう。
成分の表示の順番には、ルールがあって、その通り並んでいます。
まず、配合の多い順に書かれています。
次に、配合量が１％未満のものは順番不同です。
つまり、成分表示の後ろにいくほど量が少なくなり、１％未満のもの
に順番の意味はありません。
これをもとに、化粧品選びの際、成分表示の何を見て参考したらいい
のでしょう。
それは
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・
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その化粧品の宣伝文句になっている成分が、成分表示の何番目に書か
れているかです。
成分表示の前の方に書かれているなら、宣伝文句の効果がある可能性
が高いといえます。
逆に、その成分が後ろのほうに書かれている場合、
‘見せかけ’の可能性がとても高いです。
たとえば、‘コラーゲンでプルプル’というフレーズだったら、コラ
ーゲンが成分表示の何番目に書かれているか見ます。
コラーゲンでプルプル肌になれるかどうかは別として、成分表示の上
位にあるなら、コラーゲンによる保湿効果が期待できます。
もし最後のほうに書かれていたら、、、
コラーゲンによる保湿効果すらない可能性大です。
‘見せかけ’の成分と思っていいでしょう。(この場合、コラーゲンに
よる保湿効果より、ほかの成分による保湿のほうが感じられる)
この場合、コラーゲンとは宣伝用の言葉であって、実際の効果とは別
と考えたほうがよさそうです。
そのほかの成分においても、配合成分が微量の場合、まあ、正直言っ
て、“効果あるのかしら？？”と感じます。(すべてがそうとはいい
ませんが)
その他に成分表示の見方としては、(成分表示位置が)香料や保存料に
近いほど、配合量は少ないです。
香料や保存料は、多く入れるものではないので、最後のほうに表示さ
れています。よって、これらの前後に書かれている成分は、配合量が
少ないと考えられます。
少し話が前後しますが、もし、宣伝文句に使われている成分が、香料
や保存料の近くに表記されていたら、それは‘見せかけ’の成分の可
能性が高いです。
全成分表示になって、何が入っていて、どの程度効果が期待できるの
かの検討がつけられます。
成分表示の見方のコツは、‘見せかけ’の成分を見極めることです。
そうすることで、ムダを省いた化粧品選びができるようになると思い
ます。
化粧品を買う際に、もっと成分について知りたいのなら、成分事典を
参考にされるといいでしょう。