化粧品に‘無添加’という表示を一度は見たことがあると思います。
‘添加’されていないことは、肌に優しそうな感じがしますが、実の
ところどうなんでしょう・・・。
本当に‘無添加’の化粧品だとするなら、それはただの水になってし
まいます。
化粧品とは、いろいろなものが添加されてこそ、化粧品としての形を
しています。
たとえば、化粧水であれば、水に保湿剤や柔軟成分、防腐剤などを添
加してできます。(←おおまかに言うとですよ)
この化粧水を無添加にしたらどうなると思いますか？
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そうですね、水です、ただの水になりますね。
そうは言っても、出回っている‘無添加’化粧品はただの水ではない
はずです。
無添加化粧品とは“何も添加しない”ではなくて、何を添加物にする
のか、そしてそれを加えないことです。
つまり、特定の成分を添加しないことなんです。
いまさらなことですが、ココ重要なところです。
では、“特定の成分を添加しない”化粧品＝無添加化粧品は、肌にい
いの？ということを考えたいと思います。
結論を言うと、、、
ある成分にアレルギーを持っている人にとって、その成分が入ってい
ない化粧品は、肌にいい化粧品といえると思います。
しかしながら、その成分にアレルギーがない人にとっては、‘無添加’
化粧品の特徴を感じられないと思います。(←無添加である必要性はあ
まりないかも)
無添加化粧品が、肌にいい化粧品だというのは関連性が薄い気がしま
す。
成分的に刺激やアレルギーを持つ人には、その成分が入っていないこ
とは、ある程度有益な化粧品だと思います。
法的には無添加化粧品の規定はなく、何をもって‘無添加’化粧品と
呼ぶのかは、各メーカー独自の基準です。
実のところ、イメージとして‘無添加’化粧品という表示を好んで使
う化粧品会社も少なくありません。
要するに、無添加化粧品＝肌に優しそう
、というイメージで売りたいと思っている場合もあるのです。
たとえば、無添加化粧品の防腐剤無添加の表示。
この場合、パラベンのことを指すことが多いのですが、パラベンが入
っていなくても、ほかの防腐剤が入っていることをお忘れなく。
あくまで、パラベンが入っていないだけです。
防腐剤は入っていないに越したことはないですが、ちょっと考えない
と勘違いしてしまうような表示には注意しましょう。