高機能化粧品とは、一つで‘保湿も美白もしわ対策もできるわよ~’
という多機能な化粧品です。
要するに、一つの化粧品でいろんな効果が期待できる化粧品です。
そこで、こういった化粧品の使い心地とはどのようなものなのか、考
えてみます。
まず、なんといっても高機能化粧品のいいところは、化粧品の数が少
なくて済むことです。
『シミ用にはこの化粧品』、『シワにはこっちの化粧品』と複数の化
粧品を使っている人には、高機能化粧品なら一つにまとめることがで
きます。
スキンケアが、簡単になります。
つづいて、高機能化粧品は、つける順番がわかりやすいことです。
当たり前ですが、一つなので、どれを先につけるがで迷わなくていい
ことです。
たとえば、美容液は、クリームの前か、それとも全部つけた最後なの
かとか、アイクリームは、顔全体の保湿化粧品を使ってからなのか、
先に目の周りにクリームを塗った後に、全体の保湿をするのかなど…
各メーカーごとに違うことは、化粧品をつける順番を迷わせ、肌のお
手入れを難しくすることさえあります。
さて、高機能化粧品といえども、万能ではありません。
難点がいくつかあります。
まず、‘アレにもコレにも効く’と言っているけど、どの効果も中途
半端になりがちなところです。
一つの化粧品に、‘肌によいと言われる成分’を詰め込んでも、その
効果をすべて発揮するとは限らないのです。
あと、肌のお手入れをしている実感が薄いことです。
人によることですが、たくさんの化粧品を使うことで、『私、肌のお
手入れをしている~~』と感じる人に、高機能化粧品は、物足りなさ
を感じることでしょう。
また、複数の化粧品を使うことで、ある種の‘安心感’(これだけ化粧
品を使っているんだから、老化は止められると思うこと)を求める人も
同じように感じることと思います。
高機能化粧品は、つけるアイテムやつける順番にこだわらなくてもい
いので、そういう意味では、スキンケアを簡単にすることができると
いえます。
ただ効能通りの効果があるかは、定かではありません。
こういった化粧品は、保湿ができているかを目安に選ぶとよいと思い
ます。
高機能化粧品は、日焼け止め効果はないので、それをプラスしたケア
をお忘れなく。