[美-ZONE] 《お肌のお悩み-Q&A》 -11ページ目

[美-ZONE] 《お肌のお悩み-Q&A》

美容・美肌と健康と癒しをはじめ、皆様のくらしを豊かにするブログ
/【お悩解決⇒http://be-zone.net】

・年齢によって分けられた基礎化粧品を信じすぎないで


・肌質別基礎化粧品を買う時は慎重に


・朝用・夜用スキンケア製品  


・基礎化粧品にいい香りときれいな色は必要?


・美白化粧品、いろいろ





年齢によって分けられた基礎化粧品を信じすぎないで

基礎化粧品は(スキンケア製品)は、肌の状態で選ぶものであって、年齢で決まるわけではありません。

たとえば20代用化粧品にはさっぱり感が強調された製品が多いですが、20代で乾燥に悩む人がいます。

逆に、40代で脂浮きや吹き出物が気になる人もいますが、40代用化粧品は保湿や油分に重点をおく傾向があります。

この場合、スキンケア製品を年齢別に分けるのは無意味だし、その化粧品を使うことの肌への有効性はきわめて低いのです。自分の年齢通りの年齢別スキンケア製品を買って、肌にしっくりこないことは不自然なことではありません。


年齢別基礎化粧品は化粧品メーカーにとってたくさんの製品を売る方法の一つです。(例えば29才から30才になった時に30代用化粧品に切り替えてもらえば、化粧品の消費は伸びるでしょ)


△才になったから△才用の化粧品を使うことはないのです。
年齢に関係なく、あなたの肌状態に合わせて化粧品を選ぶことが大切です。

 



肌質別の基礎化粧品を買う時は慎重に


スキンケア製品って、肌質に合わせて買うものじゃないの?と思っている人は多いと思います。購入するときにはいくつかチェックしたほうがいいことがあります。


まず、自分の肌質が思い込みの肌質なのかもしれないということです。(肌の変化に気がつかないままいつもと同じケアをいている)次に、肌質が今使っている製品に影響されている可能性があります。保湿クリームで吹き出物ができてしまうことがありますし、脱脂力の強い洗顔料で乾燥気味になることもあります。化粧品により肌質が変わったり、肌トラブルを引き起こすことは少なくありません。


肌質に合ったスキンケア製品は効果的です。その前に、自分の肌質をよく知ることや、今使っている化粧品の中に、肌質に影響を与えているものはないかを見直してください。肌質に合う化粧品が見つけやすくなるし、余分なアイテムを買わずに済むはずです。




朝用・夜用スキンケア製品


各メーカーによって、朝用・夜用スキンケア製品の定義があると思います。肌のお手入れを朝と夜で変える必要はないけれど、もしあなたが朝と夜とで基礎化粧品を変えたいのなら、違いのよくわからない製品や相反する効果をうたった製品に気をつけてください。


朝用・夜用を分ける大きな意味は紫外線対策です。朝用の乳液やクリームには日焼け止めの成分が入っているものを選んでください。夜用には日焼け止め成分は必要ありませんが、メーカーによっては入っているものもあります。(特に外資系のもの)その成分にアレルギーがある人は夜用化粧品にも注意が必要です。


朝用はさっぱり、夜用はしっとりに分けた基礎化粧品は肌質を混乱させるかもしれません。たとえば、乾燥肌なら昼間もきちんと保湿をするべきなので、朝用にさっぱりタイプは適切だと思えないし、逆に脂性肌なら夜も油分をコントロールするような製品を使用したほうが効果的といえます。朝と夜で異なる性質を持つ化粧品をラインで使うことは、その化粧品に依存を促す可能性があります。


化粧品会社が、基礎化粧品を朝用・夜用に分けるのは、使うアイテム数を増やし、より多くの化粧品を売る手段にもなっています。(乳液とクリームをそれぞれ朝用・夜用に分ければ、計4個の製品が売れるのですから)いくら朝用・夜用に分けられた化粧品があっても、肌が必要としないものは買わなくていいのです。


化粧品は種類をたくさん使えば効果が上がるものではありません。

 



基礎化粧品にいい香りときれいな色は必要?


基礎化粧品に限らず化粧品全般にいえることですが、香料は入れる必要がなく肌のためにはならないです。香料が天然であろうと人工であろうと、アレルギーや肌トラブルを引き起こす原因を一つ増やすことに違いありません。(天然のものは安全というイメージが強いですが、天然であってもアレルギー反応を引き起こすことがある)


化粧品に香料を入れる理由は、商品のイメージをよくすることや、アロマテラピー効果等の付加価値をつけるためです。香りによって化粧品に高級感や優雅をイメージづけても、刺激にしかならない香料は肌に高級感や優雅さはもたらさないし、不確かなアロマテラピー効果より肌への負担のほうが明らかです。


他にも、マスキングといって原料臭や製品のにおいを隠すために香料を入れることがあります。この場合、微香性が多いですが、料を添加し無香性にして、『無香料』としている製品もあります。


基礎化粧品に着色することも、商品のイメージアップでしかないです。洗顔料や化粧水や乳液に色をつけても肌の役に立つことはないでしょう。着色は商品のためであって肌に必要なものではありません。

 



美白化粧品、いろいろ


美白化粧品のシミへのアプローチはいくつかあります。

美白成分には、どのようなものがあるのかといいますと、大きく分けると4つあります。

紫外線防止剤、角質剥離促進剤、メラニン色素の沈着を防ぐもの、メラニン色素生成を阻害するもの。以上の4つはメラニンに何らかの作用をするものです。


紫外線防止剤は、紫外線A波、B波をカットする日焼け止め成分です。
(酸化チタン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど)
紫外線を防御することで、メラニン色素をつくられるのを防ぐ、結果的にシミをつくらせないのです。


角質剥離促進剤とは、肌のターンオーバーを促進させ、古い角質にたまっているメラニン色素を角質ごと、はがしやすくするものです。
(アルファヒドロキシ酸、サルチル酸など)

角質の表面は、はがれやすくなりますが、シミが改善するには至りません。化粧品に含まれる角質剥離促進剤の濃度とpHが適切でなければ、角質剥離に作用しません。

メラニン色素の沈着を防ぐものとは、メラニン色素を無色化させることです。
(ビタミンCやグルタチオンなど)


メラニン色素生成を阻害するものとは、メラニン色素がつくられる過程で、それを邪魔することです。
(アルブチンやエラグ酸など)
メラニン色素自体をつくらせません。


現在、美白化粧品に入っている有効成分は、ビタミンC、ビタミンC誘導体、ビタミンEフェルラ酸エステル、α-ヒドロキシ酸、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、油溶甘草エキスです。

これらは肝斑に作用するをいわれています。しかも、化粧品としてですから、副作用がほとんどない代わり、効果も穏やかで、はっきりしません。

実際、シミを気にしている人のほとんどは、老人性(日光性)色素斑なので、効果があがるように思えません。

効果の見えるケアとしては、紫外線を避ける、つまり、日焼け止めをつけることです。
シミは、つくらないようにすることと、できてしまったシミは、これ以上濃くしないことが重要です。



*元お世話になっていたK化粧品美容研究所の方ごめんなさい。

 本音を書きすぎたかもしれません。(K.T)