最近、コエンザイムキューテン(以下CoQ10)が話題になっています。
すっかり聞き慣れた「コーキューテン」という響き。
CoQ10が、どのような経緯で、世に出てきたかといいますと、栄養面で
研究されてきた物でした。そして、心臓病や高血圧の予防と治療に使
われるようになったのです。
そもそも心臓病の薬が、なぜ今「シワに効く」といって、化粧品に配
合されているのでしょうか??CoQ10って一体何?ほんとにシワに効く
の?
いきなり、疑問づくしでスタートしましたが、一つずつ説明していきます。
まず、CoQ10とは、酵素の働きを助ける補酵素です。(ビタミンではな
く)細胞内でのエネルギーの生産の効率をよくするのが、CoQ10の役割
です。
エネルギー消費の多い細胞、たとえば心臓の心筋で、CoQ10が不足する
と十分なエネルギーが作り出されず、心不全を起こすことがあります。
これが心臓疾患においてCoQ10が注目されることになったのです。
化粧品において、CoQ10の効果が期待されているのは次の2点です。
1.新陳代謝の促進 (肌のターンオーバーの正常化)
2.抗酸化作用 (活性酸素の除去)
1.新陳代謝の促進については、CoQ10がエネルギーの生産効率をアッ
プさせる→細胞の活性化→新陳代謝の促進という図式からきているも
のだと思われます。
ただし、これは体内で起こっていることであって、CoQ10入り化粧品を
顔につけたときのことではないのです。肌の上でも同じことが起こる
のかは、まだよくわかっていません。
2.抗酸化作用について、確かにCoQ10には抗酸化力があります。
ただ、一度CoQ10入り化粧品を塗ったからといって、その抗酸化力が、
一日ずっと続くことではないのです。抗酸化力の持続が、どの程度あ
るかは、まだわかっていません。
CoQ10は悪い成分ではないけれど、肌につけたときの効力が不明確で
す。ですから、シワに効くのかどうかは、わからなのです。
残念ながら現段階では、シワへの有効性があるとは言えないと思いま
す。