私はCottage Food Operationの免許を取得してSourdough Blissという名前で、サワードウブレッドを自宅で焼いて販売するマイクロベーカリーを始めました。『パン屋になりました!ライセンス取得Cottage Food Operation』カリフォルニア州サンディエゴ郡では、家のキッチンで作った食品を販売するためには、Cottage Food Operations というライセンスが必要になりま…リンクameblo.jp


月に数回パンを焼く日を計画して買いたい人を募り、予め予約してもらった数だけを作るので、売れ残りは無しの販売スタイルです。



これまでやってきた私の感想になりますが、ご予約があることが本当にありがたく、私の焼くサワードウブレッドにお金を払って買ってくれる人がいることが、本当に心から嬉しくて、充実した気持ちで日々を過ごしています。いつもありがとうございます。



こちらの写真は、ハレの日特別メニューとして、金ゴマのサワードウブレッドを焼いた時のものです。

金ゴマは京都に住む父のお手製。昨年夏に私が帰省した際の出来事。種から育てた後の工程で、双葉が出るとピンセットでひとつずつつまみ、小さなスペースにこれまたひとつずつ植え替えている作業を見たのです。

何と細かい作業だとびっくりしました。その後、苗を大きく育てることや、種の収穫もしかり、たくさんの工程があるだろうけれど、双葉の作業は私の心に確かに刻まれました。



私のために残してくれていた金胡麻を日本から持ち帰り、それをふんだんに使ったサワードウブレッドは、ゴマの風味とぴったりと合い、私にとってはとても思い入れがあるパンに仕上がりました。ご購入くださった方々、本当にありがとうございました。



話を戻して。。私のパン屋さんとしての仕事内容は、パンを焼く日程を計画しオンラインプラットフォームを通じて公表し、欲しい人を目掛けて宣伝をしていくわけですが、人生でこういうのは初めての経験。本当のところは、ちょっと葛藤することがあります。



例えば、買いたいという人が集まらないと作れないということです。予約を募集してから締め切りまでの日々は、実はドキドキしています。



私の潜在意識「予約期限までに誰からも注文が入らないないかもよ!」

潜在意識の声を聞いた私「本当に。そうだったらどうしようかな。ちょっと悲しいかも。」



このように否定的な考えが脳内で勝手に会話を繰り広げ、現状を維持しようと私に働き掛けてくるのです。その潜在意識の会話を私なりに噛み砕き、最終的に結論を出すのは、本当の私。



「そうだったとしても、家族の分を作ろうかな。おいしいパンまた食べたいし。」



私の目指すパン屋さん像は少し変わっているかもしれませんが、パンを売るのが最終目標ではないのです。

まだまだこの先には楽しい未来のゴールがあり、私の掲げる夢があります。



サワードウブレッドのパン屋さんになりましたが、もう少し先をも見据えて、これからも楽しく夢に向かってもっと動いて行こうと思います。


今日は初めてサワードウブレッドの予約を募集して販売することになった日の出来事についてお話したいなと思います。


私は予め予約のあった数だけサワードウブレッドを作り販売する方法をとっています。だから、売れ残りが出ることはありません。



初日は実際のところ予約があったのはほんの少しだけでした。でもその日は自分が当初から予定していた数のパンを焼こうと決めていました。

予約以外のパンは、ご近所さまに全部あげよう!と。そして、その日、パンをたくさん抱えてご近所を回りました。



実は近所付き合いはぼぼ無く、会ったら少し挨拶をするくらいの関係性しかなかったので、とても緊張していました。当日の朝、娘は学校がある日だったけど、出発前の少しの合間、一緒に付いて来てもらいました。私の最強の味方です。



インターフォンを鳴らしても犬の鳴き声しか聞こえず、誰も出てくることがない家がしばらく続きました。もしかしたら不審者かと思われて出て来てくれなかった人もいたかもしれません。その後、少し顔馴染みのお家に着いたのです。



すぐに出てきてくれて、私を頼もしく受け入れてくれ、すぐさま、中にどうぞ!と言ってお家の中で話をしました。



パンを無料であげるという訪問の目的は、私を知ってもらうことでした。最近サワードウブレッドを売る免許を取ったので、これからパンを販売する予定だと伝えて、今日はみなさんにパンをプレゼントしているという話をしました。



すごく喜んでくれ、庭で採れたアボカドやオレンジを持って帰って、と言ってたくさんくださいました。

もう少ししたら引越しをすると知り、もっと早くに関わり合えていたらな、と思ったのでした。



でも、私が目標としていたことのひとつ、自分が作るサワードウブレッドを通して人との繋がりを得るということが実現した瞬間でした。



突撃訪問は、この歳になってもやはり怖いもので、昔日本にいた頃の社会人の時の銀行での営業活動をふと思い起こし、懐かしくも感じました。



当時は都市銀行という絶大な信頼のあるバックグラウンドがあったから、そんなに苦労はしていなかったけれど、誰も知らないSourdough Blissという看板を掲げていくということは、大きな違いがあるなと実感しました。



この日の大きな挑戦のお陰で、新しい出会いがいくつもあり、ありがたい学びを得ることができました。初めてのことを始める時は、潜在意識が働きかけてくるせいで現状維持機能が働き、どうしても後ろ向きな結果を想像したり、一歩踏み出すのが怖く感じてしまうのですが、その先にあるものはきっと素晴らしい学びになるはずなのです。



人は思った通りにはならない。

人は行動した通りになる。



競争相手はこの世にいる他の誰でもなく昨日の自分。ゆっくりですが、一歩一歩また踏み出して行きます。



カリフォルニア州サンディエゴ郡では、家のキッチンで作った食品を販売するためには、Cottage Food Operations というライセンスが必要になります。私は自分の夢の第一歩になるサワードウブレッドを販売するという目標を掲げていたので、その免許を取得しました。


その次に控えているのはfood processor training courseを修了することでした。サンディエゴ郡は独自のプログラムを設けているので、認可されているSan Diego County Approved Coursesの中からオンラインで実施できるコースを選びました。

授業のすぐ後には試験があります。内容は食品衛生面の講義が中心になり、聞き慣れない英単語には苦労しました。無事なんとかコースを修了し、合格基準点を獲得。フードプロセッサーの資格を取得しました。



住んでいる市によってはビジネスライセンスの取得も必要になりますが、私の住んでいる場所はunincorporated areaとのことで、ビジネス免許は不要でした。



ドリアン焚き火を囲んで眠る学校

3期生としての学びを深めたこの一年のお陰で、目標のひとつだったマイクロベーカリーとして正式に活動する段取りが整いました。代表の田村さんやスタッフの方々、そして仲間たちと出会えたことが大きな支えとなりました。


これから自分が掲げる看板を背負うのです。自分自身がどのように行動するのかによって行先が決まります。競争相手は昨日の自分。後ろばっかり見続けるのではなく、前を未来を向いて進みます。



Sourdough Blissとしての活動をスタートするにあたり、ここまで来れたことは多くの関わってくださった方々のお力添えのお陰です。本当にありがとうございます。


競争相手は昨日の私、この言葉を知ってから、何事においても気持ちが随分楽になりました。

 

 

身近にソーシャルメディアがあると、多くの情報が簡単に入ってきて、便利な一方で他人と自分を知らず知らずのうちに比較してしまうことがあります。

 

 

自分が上手くいっている状況ではあまり影響がなくても、そうでない場合は特に注意していないと、拍車をかけたように潜在意識に操られるようなことになってしまうのです。

 

 

先日、ある人の投稿を目にした時のことです。実際のところは誰宛に発信しているのかわからないのに、その人は私に言っているように感じてしまったのです(私宛かもしれないけれど…)。

 

 

内容は、こういうたぐいのものでした。


ビジネスを成功に導くということはそう簡単にできるものではない。想像できない程に日々努力し、時間とお金を掛け、それらを積み重ねていくのですから…。



ビジネスなるものをスタートしようと歩き始めた私。ロゴマークが出来上がって、ウキウキしていた時期にたまたま目にしたこの言葉は、私への警告のように頭の中に入ってきました。

 

 

あなたなんかに、私みたいなことはできないわ!と言われているかのようでした。

 

 

でも、私の目指すゴールは、あなたの成功像とは全く違うもので、私だけの形があるのです。だからあなたと競争してるいつもりもありません。私は昨日の私と競争しているだけです。

 

 

アメリカは、競争社会なのかもしれません。特にビジネスを掲げる人は、お金をきっちり稼ぐことが大事なのかもしれません。でも私は、私自身のために始めるだけです。


今回の件で、自分の目標を改めて見つめることができました。学びはありがたいです。

 

 

みなさんは昨日の自分と競争していますか?

 

 

Sourdough Bliss(サワードウブリス)という名前でビジネスを展開していくにあたり、ロゴマークをお友達に依頼していました。

 

 

彼女とは、私がアメリカへ移住して5年くらい経った時期に偶然的に公園で出会ったのですが、自分の好きなアートの分野で活躍する姿を見ていて、いつも憧れの気持ちを持っていました。

 

 

その頃は、私が自ら仕事としてこの分野を歩むことになるなど想像もしていなかったのですが、嬉しいことになりたい自分の方向性が決まった頃、彼女にデザインをお願いしました。

 

 

頭のどこかで(私の潜在意識が)、「ビジネス経験もないのにアメリカでやっていけるのか?お遊びじゃあるまいし。ロゴを依頼するなんて贅沢。パンなんて誰も買ってくれないよ…」などとあまりにも否定的で冷酷な言葉が頭の中をよぎって来ることに気付くのです。

 

 

でも、人間は現状維持機能が働くのは当然のこと。ドリアン焚き火を囲んで眠る学校3期生としての学びのお陰で、夢を実現するための行動力が私の中にも少なからず備わりました。

 

 

モノづくりを通して自分の人生豊かなものにしたいという同じ志を持つ仲間と共にしている私は、少しずつでも前へ進む力を得ることができたのです。

 

 

こちらがSourdough Blissのロゴマークです。

 

全て手書きで描かれた作品。この世にひとつしかないデザイン。自分が目指す夢がひとつ形となり、私の志を後押ししてくれる大きな存在となりました。嬉しいです。

 

 

人生も後半戦に差し掛かっていますが、自分の行動力や見え方次第で、何事においても悦びある世界に作り上げることができることに気付けたことに、改めて幸せを感じます。感謝です。