私はCottage Food Operationの免許を取得してSourdough Blissという名前で、サワードウブレッドを自宅で焼いて販売するマイクロベーカリーを始めました。
月に数回パンを焼く日を計画して買いたい人を募り、予め予約してもらった数だけを作るので、売れ残りは無しの販売スタイルです。
これまでやってきた私の感想になりますが、ご予約があることが本当にありがたく、私の焼くサワードウブレッドにお金を払って買ってくれる人がいることが、本当に心から嬉しくて、充実した気持ちで日々を過ごしています。いつもありがとうございます。
こちらの写真は、ハレの日特別メニューとして、金ゴマのサワードウブレッドを焼いた時のものです。
金ゴマは京都に住む父のお手製。昨年夏に私が帰省した際の出来事。種から育てた後の工程で、双葉が出るとピンセットでひとつずつつまみ、小さなスペースにこれまたひとつずつ植え替えている作業を見たのです。
何と細かい作業だとびっくりしました。その後、苗を大きく育てることや、種の収穫もしかり、たくさんの工程があるだろうけれど、双葉の作業は私の心に確かに刻まれました。
私のために残してくれていた金胡麻を日本から持ち帰り、それをふんだんに使ったサワードウブレッドは、ゴマの風味とぴったりと合い、私にとってはとても思い入れがあるパンに仕上がりました。ご購入くださった方々、本当にありがとうございました。
話を戻して。。私のパン屋さんとしての仕事内容は、パンを焼く日程を計画しオンラインプラットフォームを通じて公表し、欲しい人を目掛けて宣伝をしていくわけですが、人生でこういうのは初めての経験。本当のところは、ちょっと葛藤することがあります。
例えば、買いたいという人が集まらないと作れないということです。予約を募集してから締め切りまでの日々は、実はドキドキしています。
私の潜在意識「予約期限までに誰からも注文が入らないないかもよ!」
潜在意識の声を聞いた私「本当に。そうだったらどうしようかな。ちょっと悲しいかも。」
このように否定的な考えが脳内で勝手に会話を繰り広げ、現状を維持しようと私に働き掛けてくるのです。その潜在意識の会話を私なりに噛み砕き、最終的に結論を出すのは、本当の私。
「そうだったとしても、家族の分を作ろうかな。おいしいパンまた食べたいし。」
私の目指すパン屋さん像は少し変わっているかもしれませんが、パンを売るのが最終目標ではないのです。
まだまだこの先には楽しい未来のゴールがあり、私の掲げる夢があります。
サワードウブレッドのパン屋さんになりましたが、もう少し先をも見据えて、これからも楽しく夢に向かってもっと動いて行こうと思います。