小林圭シェフプロデュース「KEI Collection PARIS」

時差投稿シリーズ。

「KEI Collection PARIS」
虎ノ門ヒルズステーションタワー49Fのこちら。

フランスのミシュラン三ツ星をアジア人として初めて獲得した小林圭シェフプロデュースのお店です。

小林シェフはフランスのご自身のお店にいらっしゃり、

日本のお店はあくまでプロデュースのみで店舗にはいらっしゃいません。
２～３か月に一度はいらっしゃるそうです。

こちらは、フレンチということですが、創作フレンチというかKEIフレンチですね。
49Fからの景観はすばらしく、ミシュラン三ツ星シェフプロデュースのお店となれば
グランメゾンの雰囲気を想像していたのですが、お店の雰囲気はグランメゾンというよりグランビストロと感じました。
先に行った友人たちの「思ったよりもカジュアルな雰囲気だよ」という感想の通り。

お決まりのコースはありません。すべてアラカルトでのオーダーです。
スペシャリテやシグネチャー(得意メニュー、看板メニュー)とされているものもありません。
価格帯も、ビストロ価格なものもあれば、お肉など高級レストラン価格なものもあり、
ようするに、お客様が好きなものを好きな量だけ、その日の気分や会食の用途に合わせてオーダーしてほしい。
というコンセプトのようです。

というわけで、私も好きなものを好きなようにオーダーしました。
フォアグラ、キャビア、中トロ、あわび、松坂牛、オマール海老、うになど。好きなものばかり。

●この日いただいたもの
・コンソメスープ
・スイカとフォアグラの最中
・中トロとキャビアの手巻き寿司
・あわびとキャビア
・松坂牛

・オマール海老
・ウニのペペロンチーノスパゲッティーニ
・ティラミス
・コーヒー

どれもお料理はとても美味しかったです。

●お皿、グラス
お皿：有田焼金善窯　他
ワイングラス：LEHMANN(レーマン)
ウォーターグラス：Sghr（スガハラガラス)

この日の松坂牛。

・コンソメスープ

・スイカとフォアグラの最中

・中トロとキャビアの手巻き寿司

・あわびとキャビア

・松坂牛

・オマール海老

・ウニのペペロンチーノスパゲッティーニ

・ティラミス

私達はテーブル席を選びましたが、オープンキッチンになっており、キッチン目の前のカウンター席もあります。
厨房は、スタッフたちの掛け声(？)が賑やかでしたが、その掛け声も小林圭シェフのプロデュースだそうです。
どの程度の大きさの声を出すのか、声の質は、など。くだけすぎないよう注意を払っているそうですが、なかなか賑やかに感じました。

品はあるけれど、元気なビストロな雰囲気ですね。
一緒に行った友人は「あの掛け声はいらない」とばっさりでした。

接客はまだまだ勉強中のようで、「感じはよく、がんばっている」という印象はありましたが、満足はできず。
ご自身もお店に食べに来て勉強をしているとおっしゃっていました。

ワインをついでくださった方も、どぶづけ(ワインクーラーに氷水を入れボトルをつけること)の
水分や細かな氷がボトルにたくさんついたびしょびしょのまま注ぎにこられたので、
「冷やしていらっしゃるのですねぇ。」と言いましたが、水分や氷をふき取ってからお持ちくださいねという私の言葉の真の意味は伝わらなかったようで、「はいっ！冷やしてます！」と元気いっぱいの笑顔でお答えになるのみでした。

店内は6名入れる個室が一つあるそうです。
お料理はおいしく、高級感あるビストロという位置づけで伺うのであれば良いお店かなと思います。
ジャンルはグリルガストロノミーだそうです。

小林圭さんのお店に行ってみたくて王道なフレンチと安定した接客がお好みの方は、
リッツカールトンの「Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュバイケイコバヤシ)」の方をおすすめします。そちらはコースもあります。
銀座の方の虎屋さんとのコラボのお店もアラカルトのみです。