自分を責めすぎてICUに搬送された話*2 | あなたの中にあるひかりをもっと輝かせよう*

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こんにちは*彩です龍

 

自分を責めすぎてICUに搬送された話*1のつづきです。

 

 

 

 

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ついに土曜日の朝を迎えました。

 

 

 

前日ほとんど眠れぬ夜を過ごしたせいもあり、全然起き上がれず。

 

 

 

見かねた主人が、

 

「今日は学校を休ませて(息子は土曜授業だった)病院に行こう」

 

と言いました。

 

 

 

私は「いや、大丈夫だから!」と声に出そうとしても、

 

「あっ…」

 

しか言葉が出ません。

 

頭の中ではたくさん言葉が出てくるのに、言葉が発せなくなっていました。

 

 

 

息子の学校に休む連絡をしている声が聞こえ、私の心の中は

 

 

「あー奉仕作業参加出来なかった…もう終わった…私最低だ…」

(この期に及んでも頭の中はPTAチーン

 

 

 

それからは、主人が担いで車に運んでくれ、とりあえず私の実家に。

 

 

私の姿を見た母はかなりうろたえ

(そりゃ娘がそんな姿になってたら当たり前よね)

 

子供達は母にお願いして

 

 

近所のクリニックに連れて行ってもらいました。

 

 

ほぼ動かずぼーっと横たわっている私を見て、先生がとりあえず熱があるからと、インフルエンザの検査をする事に。

(ちなみに私はど近眼なので眼鏡がないと焦点が合わないのですが、この時はこれもあって余計酷く見えたと思う💧)

 

 

インフルエンザは陰性。

 

もうこれ以上詳しい検査は大きい病院じゃないと無理だから、と言われ、救急車を呼ぶ事に。

 

 

 

私の脳内では

「いやいや救急車なんて大げさです!私は大丈夫です!」と叫んでいました…

(でも声は出ないから届かずあせる

 

 

救急センターに運ばれ、先生が分かったら手を握ってくださいと言うので、

 

力を振り絞って手を握り返します。

 

 

 

 

先生に一生懸命話しかけるも、言葉にならず。近眼で見えないから焦点も合わず。

 

 

 

先生も、あれ?意識はある?でもこんなに高熱で、言語障害が起きていて、焦点もあってない。咳もひどい。

 

この患者さんは何の病気なんだろう?髄膜炎?

 

「とりあえず髄膜炎を疑って検査します。」

 

と主人に説明している声が聞こえました。(声だけはずっと聞こえてた)

 

 

 

 

そこから私の記憶は途切れ、(髄液取るために腰にぶっとい注射をしたらしいけど、覚えてない)

 

夢の中を彷徨っていました。

 

 

 

 

夢の中で私は、罪に問われて死に、

 

もう2度と子供達には会えず、主人と子供達で生きていくことを決めたと言う夢を見ていました。

(本当夢の中でもどんだけ自分責めたら気が済むのゲッソリ

 

 

看護師さんが体を冷やしてくれて冷たい感覚と、死んだ時にドライアイスで冷やされる感覚がリンクしてそんな夢を見たのかも。

とにかく意識が朦朧として夢と現実がごっちゃになっていました。

 

 

 

次の日の午前中、主人と母が面会に来てくれて、そこで私はやっと目を覚ましました。

 

夢と現実が曖昧になっていた私は、主人に開口一番

 

「私子供達と会っていいの…?」(夢の中で罪に問われてたからねチーン

 

 

主人はぽかん。(そりゃそうだ)

 

 

 

主人と母と話していく内に、段々状況が理解出来たのでした。

 

 

 

その時の私は全身管だらけ。

 

複数の点滴、心拍のモニター、導尿、紙オムツ、酸素マスクで絶対安静。

 

 

 

そこに先生がやってきて、私の症状を説明してくれました。

 

 

 

色々検査したけれど、全然原因がわからない。

 

髄膜炎でもなかった。血液検査も発熱による炎症反応以外異常はなかった。

 

ただ、この年にしてはあり得ないくらい肺が真っ白になっている。

 

細菌性ではない。ウイルスかもしれないけど、ウイルスに効く特効薬はないので、

 

とりあえず手当たり次第薬を試している、と。

 

 

 

先生が説明を終えた後、主人とまた話していて、

 

 

私は今までみんなのためと思って、自分よりみんなを優先して頑張ってきた

(辛くても送迎したりしていたからね)

 

なのに、結果的に子供達に悲しい寂しい思いをさせて、みんなに心配をかけてしまった。

 

一生に一度の次男の初めてのお誕生日会もしてあげられなかった。

(私を除いた家族で行いました)

 

私何を間違っちゃったんだろう…

 

子供達に会いたい…

 

話しながらぽろぽろ泣く私に、

 

主人はとりあえず今はゆっくり休んでね。

 

子供達は俺がちゃんと面倒みるから。と言ってくれました。

(主人は次男の出産の時に里帰りせず、家事育児全部こなしてくれたスーパーイクメンです)

 

 

 

 

ICUでは、常に鳴っているモニターの音、突然夜に歌い出す患者さん、

 

たびたび聞こえる搬送のアナウンス、

 

絶対安静なので、時計も見れず、時間の感覚も分からず、

 

導尿やオムツをしているから、排泄の感覚もなく、

 

ただぼーっと病室から周りの様子を眺めているだけの日々でした。

 

 

 

最初に運ばれてきた状況が状況だっただけに、

 

3日目あたりから回復して、一般病棟に移りたいとお願いしても、

 

先生からの了承が得られず、ICUで計5日間過ごしたのでした。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

あなたの人生が愛と光で彩られますように*