ひょんなことから数日に渡って柴君の遺伝子を探して樹海をさ迷ってみました。
しかし案の定、柴ブリでないワタスはあえなく遭難してしまったのでございます(ノω・、)
やっぱり「餅は餅屋」に限りますね(年の瀬だけにwww)
今回、遺伝子の樹海をさ迷って痛感したこと…それは「遺伝子プールの特定」の重要性でした。
本川村原産の長春系四国犬の場合、古城先生達が綿密なプログラムを組んで陸奥号に遺伝子を集約し、犬種を固定してくださいました。
これは古城先生の論文でも「陸奥号をして終戦後の土佐日本犬長春系の源流とする」とはっきり記されています。
この図で犬籍に「*」がついている犬はいわゆる「山出し犬」です。つまり、長春系のブリーディングにおいては(突然変異を除いて)この数頭の地犬が持っている限定された遺伝子の組み合わせの中で行われることになります。
上記の「限定された遺伝子」のことを「遺伝子プール」というのですが、このプールに入っている遺伝子の種類が少なければ少ないほど、交配で組み合わされる遺伝子のパターンも少なくなり、作出される表現型は高い精度で想定できるというわけです。
…そして、二代目の資料には上の図に記載されている犬全ての記録と写真があります。
ちなみにウチに今居る子達だと父系母系共に15代くらい遡ると長春号にたどり着きます。
長春までって案外近い道のりでしょ♪
ブリーディングプログラムを組む上では、交配しようとするオスとメスがどのような遺伝子を持っているのかを知らないと、どんな子ができるのか見当がつけられません。
あてずっぽうに交配をして偶然の産物をピックアップするのはどうでしょう。
台メスにしても、お産できる回数には限りがありますしね。
今回私が道に迷い、遺伝子の樹海で遭難したのは、この「遺伝子プール」が特定できなかったからだったのです。
四国犬の遺伝子プールの澄んだ水を濁らせるような、チャウ交雑などを先達が忌み嫌ったのは何故か、よくわかりましたデス。
しっかし、柴にしても秋田にしても、私のような長春系四国犬しか知らない素人にはとてもとても泳ぎきれるようなプールではなかった(ノ_-。)
日本原産の在来種だからイケるかな?と思って飛び込んじゃったんですがプールじゃなくて太平洋かなんかだったみたいですwww
でも、この広大な海原はその犬種の歴史そのものでもあるということがよくわかりました。
時には人の思惑のため…時にはその犬種を維持していくためにやむを得ず…いろいろな歴史が暗い水の底には沈殿していました…
さまざまな日本犬の歴史。その深淵。
半泣きで帰ってきましたが、私にとって今回の樹海探検はとても興味深い旅となりました。
それでは、今回見つけた秋田犬の古典の画像を最後に少しご紹介します('-^*)/
以下は岡田睦夫氏による『往古日本犬写真集』のものですが、著作権の都合があると思いますので、スナップ写真のご紹介にさせてくださいね。
秋田犬の歴史はこの本に「ぎゅーっ!」と詰まっています。ご興味ある方は実際に手にとってみてくださいね。
ちなみに本川系四国犬の「越裏門の黒四つ目」と、なんと「越裏門の白」の写真も載っていますよ♪
迷っても遺伝子の樹海探検は楽しいのです。だって「ドM」だもんwww
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