では、もう少し話を進めて参ります。今しばらくお付き合いくださいませ。
■長春系の目尻の引き
今度は“目尻の引き”(目のつり上がり)と耳の関係を見てみましょう。
さて、上の画像の2頭が近代四国犬に大きく影響を与えたという事はご存知の方も多いことと思いますが、この2頭の目頭と目尻を結んだ延長線上が耳のどの位置に到達しているのかに注目して頂きたいと思います。
陸奥号の青点線は小耳(こみみ。耳の下部のヒダができている部分。人間で言うと耳朶の付け根にあたる)に接していますが松風号の赤点線は小耳よりも下に到達しています。
これも耳の付き位置に由来するのかも知れませんが、長春系の“目尻の引き”はおよそどの犬も小耳に向かっています。
この点については同記事の前編でUPさせていただいた各名犬の画像などもご確認いただければと思います。
長春系の“目尻の引き”の上がり具合に対して、松風号の血統を持つ犬群は目が釣りあがっているようには見えても、こうして比較してみると実はあまり釣り目ではないのです。目型が三角なことでそのように感じてしまっていたのかも知れませんね。
■額の広さと吻の関係
最後にこれまでの古典鑑賞の記事でも、プロフィール欄に「顔貌:丸頭丸吻(まるあたままるふん)」もしくは「平頭角吻(ひらあたまかくふん)」などと記載をさせて頂いていますが、私は長春系の顔貌にはこの2つのタイプが存在すると思っています。
基本的なディティールの構成は変わりません。しかし、ほどよく上品な“丸頭丸吻”に比べて“平頭角吻”というのは、その中でも最も広い位置に耳が付いたスケールの大きな顔貌と言えます。
このタイプだと額は“平たく”感じるほど広くなり、それを支えるために口吻も土台のしっかりした台形に近い“角吻”となります。
また、耳の土台も幅がでますので耳自体とても大きくなり、いわゆる「あぶらげみみ」を持つ個体が多くなります。
さらに、アイホールも大きくとることができるために結果的に「目切れの良い、各パーツの大きな顔」となるのです。
駆け足ではありますが、以上長春系の顔貌における特徴を考察して参りました。
顔貌は四国犬の愛好家の中でも色々と好みがあるものだと思いますが、皆さんはどんな顔貌の四国犬がお好みでいらっしゃいますか?
こうやって古い四国犬の顔の写真を並べて、自分の好みを考えてみるのもなかなか楽しいものではないかと思いますがいかがでしょうか。(be-so)
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