【愛の交換】
人々は毎日毎日、
人間関係で愛の交換をしています。
愛は、男女間の愛だけではありません。
愛のやりとりは、
なんらかの関係性がある人々の間で行われます。
見知らぬ人との間でも挨拶を交わしたときに、愛の交換をしていたりするのです。
そして、この交換のときに、
それぞれの持つ「器」が大切になります。
大きな器を持つ人と、
小さな器を持つ人がいるのです。
大きな愛の器を持つ人は、
人々とのやり取りで絶えず愛を流します。
それは枯れない泉の様です。
渡すのも上手ですが、
受け取るのも上手なのです。
そして、
小さな愛の器の人は、
受け取るのも与えるのも難しくなります。
小さな器では、愛の理解が追いつかなくなりがちです。
なぜなら、その器は「理解」も促すからです。
そして、数えるしかないその器の中の愛を、
手放さないように抱え込んでいたりします。
愛は枯れることがないと知らないのです。
愛の交換は、日々行われます。
なにげない日常で
沢山あることをまず知りなさい。
いたわり合ったり、配慮し合ったり、
思いやり合ったりすることで行われるのです。
故に、
見知らぬ人との挨拶でも交換されるのです。
神社仏閣などで参拝するとき、
自分が終わって次の人に場所を譲る場面で、
「お待たせしました。お次をどうぞ。」
の心を伝えるために会釈をし、
「ご配慮いただき、ありがとうございます」
を伝えるために会釈をする。
それは、互いの心への配慮であり、
愛の交換なのです。
こういった、ささいな愛の交換から、
家族など愛する人々との愛の交換は、
それをすればするほど器は大きくなるという性質があります。
あなたの愛の器を大きくしなさい。
まずはあなたから愛を渡しなさい。
そして、交換にならないように感じても、
あなたが渡した愛は、
必ず見えない世界で受け取られています。
返さなかった人は、
いずれどこかで愛を払うのです。
愛は循環します。
あなたの世界を愛で満たしていきなさい。
愛は1人ではなかなか増えないのです。
人々との中に愛は循環しているのです。