04/09/12 DVD: winter's bone | **コティの在庫部屋**

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寝言こいてないでこれ見ろ↓



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「ウィンターズ・ボーン」

Winter's Bone



これだよ!!!これを待ってたんだよ!!!

と久々に見終わって叫んだ作品。

こういういい映画は絶対DVDだもんなぁ。この地の映画偏差値の低さを物語る事実。辛辣?だってホントだもーん。


熱い女の映画っていうとい最近だと「フローズン・リバー」辺りを思い出すんだけど、こちらも同じく熱い熱い♀の映画。

で、そこに更に、大人と子供の対立構図が隠れているのがこの作品のもうひとつのテーマ。

つまりこの映画は女子のイニシエーション・ストーリーなんだな。主人公が17歳って辺りもまさにドンピシャリ。

そんな意味ではアメリカ文学の歴史の一端にあると言っても過言ではない。映画だって文芸でいいよねぇ?

いい作品に、媒体の違いもヘッタクレもあるめえ。


しっかしなあ、こういうのを見るとつくづく、「ライ麦畑」がバカバカしくなってくるんだよねえ。←暴言

あのガキっぽさが若い頃の私にもダメだったし、多分今読んでもしっくりこないと思うのは、やぱし私が♀だからか。

女ってのはあんな風に、いつまでもオコチャマではいられない訳よ。守らなければならないもののために人生賭けちゃう。

それもまるごとよ。しかも丸腰のまんま。それでも突っ走っちゃう訳よ。大事なもののためにはね。

いつまでもメリーゴーランドの前でメソメソしてても許されるのは♂だけなんだよ。その現実、ちゃんと解ってる?


無謀とも思える一途さで危険を顧みることなく父親捜しをする17歳の少女を演じるジェニファー・ローレンスが最高。

彼女、「あの日、欲望の大地で」の時も天才的に巧かったけど、これはまた実に唸る程いいね。

彼女の声がいいんだよね。決して動じることなく落ち着いた、そして凛とした響きを持つ深みのある声。

弟と妹と病んだ母親を守るという、17歳にのしかかった重圧としては計り知れないものを彼女は背負う事を拒まない。

しかし自分に出来る事と出来ない事の区別がちゃんつくだけの冷静な判断力を持ちあわせているからこそ、

彼女は何としても父親を探そうとするのだ。彼がどうしても必要な存在だったから。

そしてその、何としてもどうしても必要な存在、という事を彼女が心から理解していたからこそ、あのクライマックスになる。

メラブを演じたデイル・ディッキー、インディペンデントスピリット助演女優賞も大納得のチェーンソー捌き。


それにしても思ったよ。遠くの親戚より近くの他人っていうけどあなた、近くの親戚程怖いものはないwww

↑そんな映画じゃないだろう

いや、解ってるわよ、でもね、あれだけ寄ってたかって守ろうとするって、ゴッドファーザーなんてもんじゃないでしょ。

ファミリーって言えば聞こえはいいけど、ファミリーのためなら何でも出来るってのは、時と場合によるもんじゃないのか。

なんて事を言ったらこの映画もゴッドファーザーも成り立たないんだけどねw


ラストの叔父と主人公のシーンがまたいい。

叔父が何を、誰の名を言おうとしているのか、もしかしたら彼女には解ったのかもしれない。

けれどもう、その答えは彼女には必要ない。肉体を消した人物と昨夜の出来事が、彼女の中で重なって見えるから。

けれど彼女は疵なんて受けない。守るべきものがある彼女は、そんなにヤワじゃない。うーん、痺れるねえ。


友達と死体を見てビビったり悲しんだりしていられたのはもう昔のお話。

ノスタルジーに浸ってられる間はないの。

だって私は、女だから。


*****


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