「パレルモ・シューティング」
Palermo Shooting
もしも私が今アラサー世代だったらきっと、この映画を、解ったふりだけでも多分したと思うwww
当時「ブエナビスタ」を解ったふりでかましたように。
が、残念ながらワタクシはもうすっかり大人なアラフォーなもんで、解ったふりなんか致しません。だから正直に言う。
昔、駅前に映画を必ず流していたバーがあったんだけど、そういう、お酒飲みながらぼおっと見られるような、
そんな場所でこの映画に出会っていたら、迷わず見入って絶賛すらしたかもしれない。
が、素面のまま、しかも昨夜寝不足、という状態で自宅でDVD、という環境でこれを見るのはまさに拷問だったwww
絵面は半端なく美しい。BGMもサントラがあるなら買いたいくらいカッコいい。
主人公が写真家で、それを演じるのがドイツのミュージシャンなもんで、その辺の美学はひしひしと伝わる。
が、画面がキレイでBGMがいい、つまり台詞は少なく動きも少ない、となったら鉄板で睡魔よ。
半分くらい過ぎた辺りで若干話に変化が出てくるんだけど、でもなんか結局、主人公がとらわれてる「死」に関しての
抽象的な概念が絵面になって出てくるもんだから、美しいけど、深いけど、正直解りにくい。
解り易いのがいいとは言わない、が、この映画の場合、「解る人だけ解ればいい」的な突き放した感、みたいなものが
見えてきちゃうってのは、監督の意図では絶対になく、恐らく日本人のヴェンダースファンの持つもんじゃないかと。
俺達には解るけど、お前らにはこの感覚が解るかよ、的な。まあ、いいさ、僻みっちゃ僻みでもwww
とにかく、私はこの映画の手触りがちょっと苦手だ。多分ヴェンダース監督が合わないんだと思う。残念ながら。
でもデニス・ホッパーは良かった。それは解ったよ凄く。それだけは声を大にして言っておく。
死を蔑ろにする事を咎め、生きる事の切実さを語るこの作品は、
今の我々には少し残酷だ。
そんな事、いちいち言われなくたって、今の我々には。
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