05/15/11 Theater: black swan | **コティの在庫部屋**

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「ブラック・スワン」

Black Swan


大きな映画館が2件閉まってしまい、代わりにもっと大きなシネコンが郊外のショッピングモール内に出来た。

ああ、もう自力ではいけないなと思っていたのだが、何と直通バスが出ていると解り早速Go!

ちなみに直通バスの本数の割合は、大体2時間に3本w 40分に1本あると思えば悪い方ではない(本気。

新しいシネコンは東宝系で、だからネットで予約も簡単にできる。

で、一生懸命携帯から予約していざ着いてみたら今まで通りでガーラガラ(;´Д`)ノ オスカー映画やでぇ。

意味ないじゃんと思いつつも、まあ100円引きになるからいいかなって。


これから見られる方が圧倒的に多いと思うのでワタクシからのアドバイス。

ダーレン・アロノフスキー監督の「レスラー 」、あれもし未見だったら見てから行った方が楽しめると思います。

監督自身、黒鳥はレスラーの姉妹編だと言ってますし(パンフによる)、比較して楽しむ事をお薦め。

それと、これはまあ、人によってかもしれませんが、出来ればお一人かそうでなければ同性と行く事をお薦め。

少なくとも付き合って半年に満たないかぽーとかが行くような、デートムービーじゃありませんヽ(;´Д`)ノ


今さっき書いたけど、実はこの映画は「レスラー」の姉妹編とも呼べる作品。

その辺の情報を知らなくても、見ているといろんな場面でダブってるなと解る辺りがまた楽しい。

主人公が移動している様を後ろ頭のアップで追いかけるところとか、同じだよね。

しかもそれだけでその主人公の気持ち=テンションが解ったりする。

それと、バレエシューズの底を剥がしたり焼いたり縫ったりするのも、まさにアスリートの様で、

レスラーの幾つかの場面を彷彿とさせる。

まさかミッキー・ロークとナタリー・ポートマンを重ね合わせる日が来るとは思いもよらなかったwww


ナタリー・ポートマン、略してなぽちゃんって今まであんまり興味のある女優じゃなかったの。

キレイだと思ってはいたけど、どうもこう、魅力が一本調子というかね。演技じゃないよ、魅力がだよ。

優等生をやってもアバズレをやっても、こう、行きつくところが同じというか。

今回も実はそういう意味では、行きつくところが同じな気はしたのよ、私としては。

でもね、それでもあれは間違いなくオスカーもんだと思った。文句なし。いやあ参ったね。よくやったよ。

そしてその陰にはこれまた間違いなく、ヴァンサン・カッセルとミラ・クニスの助演があったと思う。

更に忘れてはならないのが、プリマを下されたベスを演じたウィノナ・ライダーでしょ。

いやあ凄かったよ、ちょっとしか出てこないんだけど、あのインパクトったらないよホント。天晴だね。

いろんな事件起こして随分干されたけど、最近の彼女、私結構好き、てか前から好きなんだけどw

なぽちゃんが黒鳥に変わっていく過程よりも、ウィノナがあの顔して「このアバズレ女!」っていう方が、

ある意味意外性があるというか爽快感があるというかwww、なんかそんな気もした、個人的には。


鏡とか口紅とか、巧いんだよね小道具の使い方が。

あの辺はパンフにもあるけど、いわゆる「呪い」という部分での「白鳥の湖」自体との共通点として描かれてる。

んで、呪いとくれば、あれですよあれ、「ウルフマン 」ですよ皆さん。

え?こじつけだって?違いますよ違いますって。

主人公ニナがどうしてもやめられないあれによる事の背中の疵、あれこそあなた、ウルフマンじゃないですか。

まあ、ウルフマンはパパウルフマンによる故意の傷で、ニナのはそうではないんだけど、

でもあの疵が次第に変わる描写、あれってまさにウルフマンの変身の前と同じな訳ですよ

で、最終的にはああなると。

ヴァンさんの台詞で、白鳥が黒鳥にメタモルフォーズすると出てくるのだけど、まさにそうなっちゃったんだなと。

パンフの解説には「ザ・フライ」を思い出すとあるけど、あれは私としてはウルフマンですよ絶対。


そうそうリリーと言えばリリスな訳で。そうなるとまさにニナはイブなんだよね。

リリスを抹殺しないとイブは生きて行けない。では仮にリリスが生き永らえたとしたら。

ニナが黒鳥に変われた=完璧になれたのはリリーのお陰なんだけど、彼女はリリーのせいでああなる。

リリスがアダムと交わるシーンもあり、それを見たイブがショックを受けない筈はない。

或いは、聖なる筈だったイブがリリスに触れたことで逆にリリスに魂を乗っ取られたとも言える。

最後の2人の対峙シーンで、ニナが黒鳥の衣装を、リリーが白鳥の衣装を着ている事もその象徴かなと。

うーん、こういう事をぐだぐだ考えるのは楽しい。


人間の中の「どうにもなんねんだよなあ」(byみつをw)的な部分を描くのが巧いよね、この監督。

例えばこの「どうにもなんねん以下略」は、「英国王のスピーチ 」にも共通する部分ではあるのだけど、

あっちは最終的にどうにかなるベクトルの向こうに美学があるのに対し、

レスラーとか黒鳥とかは、どうにもなんない果てにどうなるのか、という、そこを突き詰めたとこに美学がある。

(オスカー作品賞ににあっちが選ばれたってのも、その辺の「どうにかなる美学」のベクトルのせいかと。)

どうにもなんない果ての落とし前の付け方を、アロノフスキー監督は2作に渡って描いたんじゃないか。


頂点に達するという事と、燃え尽きるという事は、必ずしも一致しなくていい筈だが、

それが一致することこそが、アスリートの最高の美学なのかもしれない。




さて、実は昨日このショッピングモールに食事に行ってきた。

正直まあ、ショッピングモールのレストランなんで、それ程のレベルではないのだけどw、まあ及第点かな。

食事の前に2時間くらい歩いて買い物もした。


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左上のはメガネケースです。愛用していたおうち用メガネのケースがボロボロだったので。

このモールの雑貨屋さん、品揃えが良くてなかなかいい。

ホルターつきのキャミはいつも行くお店の姉妹店。お値引き品になっててラッキー。