*2011年3月19日アメンバー記事として初出、4月2日全体公開。
「バブル」
Bubble
やっとDVD化されたソダさんの、「ガールフレンド・エクスペリエンス」の、カップリングと言ったところか。
こちらの方が2005年公開と時期が早いので、こっちを先に見てみた。
バブルとか、まあ、いろんな意味があるけど、きっと彼女のあの事件を引き起こしたあの時の気持ちが、
実態のないもの、って事なのかもしれない。いや、非常に深い意味で。
どうにもならない閉塞感を描くのが、ソダさんは若い頃から巧い。
あの伝説の「セックスと嘘とビデオテープ」の、あの静かなる衝撃を思い出して頂ければと。
その同類の閉塞感に、孤独感と殺伐感を足して、変わりようのない田舎町に投じるとこんな映画が出来る。
そんなソダさん、あと2本撮ったら引退とか言ってるらしいじゃない!!!
悲しいよソダさん、大好きな監督さんなのにー・°・(ノД`)・°・
テンションの持って行き方といい、サスペンスの作り方といい、いやあとにかく巧い。
ソダさんの巧さはオーシャンズに見られるようなスタイリッシュさの中にあるのではなく、
こういった、人の心理をずっこんと突いた映画にこそ現れる。
主人公の目のアップによる心理描写が秀逸。それを最後に持ってくる円環構造の妙。最高だね。
しかしあの青年なあ( ̄ー ̄; あのラストの彼の表情、どう解釈するべきなのか。
許せないとか悲しいとかそういう事ではなかったのよ。
彼を救いたいとか自分がみじめだとか、そういう事でもないの。
ただ、見開いた目の中に見えた光景が、眩しくて仕方がなかっただけ。
