「終着駅 トルストイ最後の旅」
The Last Station
終着駅はないんじゃないかなあ、とも思うが、
これは、2人の愛情のひとつの終点までを描いたんだなあと思えば、そう悪くないかな。
でも「ラスト・ステーション」で良かったんじゃないのぉ?
とにかく、ココにしては珍しく、文芸ものが公開になったので(2週間だけだけど)喜んで見てきた。
何故か後ろに高校生のかぽーがおり、どういう趣向で見に来たのかが一向に掴めなかったw
もしかしてハリーポッターの時間と勘違いした?www
いやあ、凄いわ。
ヘレン・ミレンが巧いのは解っていたけど、相手がなんつってもクリストファー・プラマーだからね、
両者一向に譲らず最後まで引っ張る引っ張る。
片方には作家としての使命とカリスマとしての使命があり、
もう片方には妻としての使命と人としての使命があるのだから、簡単に譲れる訳がない。
それでいて2人はこの上なく愛し合っており、愛し合っているからこそこじれるのだ。その愛ゆえに。
悪妻だの何だのと一部の世間や研究者には言われているらしいが、
そんなの考えたら解る訳ないのよ、だって夫婦の事は夫婦にしか解らないものなんだから。
ポール・ジアマティがあんなに腹立たしく思えた事はないwww 悪役上手過ぎだよ。
また、マカヴォイは相変わらず好青年だけど男っぽいという巧い線を行ってるよね。
個人的にはマカヴォイの相手が若干役不足かなと思ったりしたんだけど、
最後に出てきた時はなかなか印象深くて良かったわ。
巧過ぎると言えば、妻=ミレンがぶっ放す拳銃の弾の当たりっぷり。
いや勿論マジにじゃないけど、さすがの腕前!と一瞬芝居だという事を忘れそうになったwww
一人の人間の思想と人生は必ずしも一致しない。
だからこそ、その思想は尊く、その人生はなおのこと尊い。

