「オーケストラ!」
Le Concert
久々の大ヒット。最高だね。いやあ笑った笑った。
笑って笑って泣かされたよ。
まあ、「映画は短い方がいい同好会」幹事の私としては、正直、
前半のテンポに比べると後半妙にリズム感がない部分があるなあとか、
3日しか滞在しないってのに幾らなんでもあれはやり過ぎじゃないのかなあとか
(いや、そうじゃないのかもしれない、ロシアって国の場合は)、思わない事もなかったが、
それでも、その若干の冗漫さを吹き飛ばしてくれるだけのポップな勢いとクラシカルな感動は十分。
お薦めでっせ。
フランスが作った筈なんだけど、全編の8割がロシア語。
こういうところが本当に素晴らしいと思うのね。
安易に言語を変えずに、ちゃんとその国の言葉で話す。
勿論まあ、この話は、必然的にそうしないといけないというのはあるんだけど、
ハリウッドが作る、安直な「全編英語でええやろ」的な映画にはない「気骨」が感じられた。
(だからハリウッドのソダさんが「チェ」を全編スペイン語にしたのはかなりの気骨だったんだと思う)
さすがはフランス。芸術に関してはお家芸よね。
メラニー・ロランが神々しい程に美しい。「グロバス」の時とはまた違った味でいい。
あと、主人公の指揮者を支えるチェリストのおじさん、もう最高にいい味!!!
ああいう役者がいるんだよなあ、ホント。
歴史の陰には必ず誰か、名もなき人の人生がある。
それはすでに、歴史の裏ではない。
名もなき人の人生こそが、まさに歴史そのものだ。
