2010/08/07 Theater: the hurt locker | **コティの在庫部屋**

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「ハート・ロッカー」

The Hurt Locker


という訳で、本日、あの昭和な感じの「2本で1000円=物干竿映画館」wでリバイバル上映した

こいつをようやく見てきた訳です。

見る前からいろんな方の感想など相当読んでいただけに、先入観念なくは見られなかったのだけど、

皆さんの言う事に対して一理あるなとか、そうでもないんじゃないかとか、

自分なりにいろんな突っ込みを入れながら見る事が出来たのは良かったと思う。


で、どうだったかと言うと。

多分この映画、いろんな意味でToo Muchだったんじゃないかなと。

良く言えば様々な事を描こうとしている、悪く言えば視点が定まっていない。

爆弾処理班の事実を徹底的に描こうとするなら後半の流れは非常に見づらいし、

処理班の人間的側面を描こうとするなら前半とのバランスが決して良くない。

どちらに重きを置いているのかが良く解らないままに、緊張感を常に強いられたまま話は進み、

あの人が子供を欲しがらないのにはもっと訳があるのではないかという疑いを拭えないまま、

そして彼の大事な事が決して人間らしいそこに落ち着くんだろうなとはどうしても思えないまま、

0日が365日になって話は閉じる。


残酷なようだが、あの少年に対して彼がウェットな感情になるのは、

決して人間らしい心の現れを描写しているとは思えない程、わざとらしく映っちゃったんだよなー。

それは私の色眼鏡のせいという事も十二分にあると思うので主張はしないが、

なんて言うのかな、あの場面を描くために、その前に彼らの交流を描かなくちゃ的な計算というか、

監督の「あざとさ」がふっと出ちゃった、そんな風にも見え。


とにかくさ、「こんな風に頑張ってる人たちがいるんですよー」という美談に持って行こうとしてる辺りが

彼と彼の相棒との最後の方の会話に見え隠れしちゃってたもんで、その辺が鼻につくんだろうね。

見ている部外者なこっちとしては。

一度は見ておくべき映画だろうけど、オスカーはどうなのかな、とやはり思ったわ。