「ロード・オブ・ウォー」
Lord of War
社会派の映画ってやっぱり面白い。内容が濃くていい。
ニコラス・ケイジってどういう訳だか名前をど忘れする頻度No.1俳優。
ニコラス…ニコラス…なんだっけ…???うーん、思い出せない。
なので、最近は頭の中で「ニコラス刑事」と変換する事にしている。
そんなニコラス刑事が演じるのは、世界を手玉に取る武器商人。
あんさん、ええのがありまっせ。これなんか、どうでっしゃろ。
と言いながら(言ってないけど)取り出すのは軽くて丈夫な銃器達。
これなら絶対勝てまっせ。その戦争、いただきまひょ。
こりゃしもた、敵方にも売る約束、ありまんねん。ほなまた。
武器商人はしたたかに、ひょいひょいと世界の裏通りを渡り歩く。
冷戦とかロシアとか南アフリカとか、80年代後期から90年代までの
世界を思い描いていただけると、この映画の背景がお解り頂けるかと。
実際のエピソードを元に描かれた映画でもあるので。
弟役のジャレッド・レトがいい。目が寄り過ぎてるのが気になるが(苦笑)。
兄よりも繊細なだけに、壊れやすい悲劇的な弟を上手く演じていた。
また、ニックを追っかけるインターポールの刑事役にイーサン・ホーク。
ええ映画に出てまんがな、なあイーさん。
インターポールの熱血刑事にしては目が優しすぎるかなあ…とも思うが
最後のシーンでニックが「君の事は理解できる」と言う事を考えると、
あんまり憎々しげな態度の俳優よりいいのかも。
頑張れイーサン。密かに応援してるぞ。
戦争を長引かせる元凶と思われる武器商人を追いかけていくと、
いつの間にかとんでもないところに行き着いてしまう事をイーサンに教える
最後のニックがいい。大変な味だ。
昔同僚だった西海岸生まれのDの字が「ニック・ケイジって好きだな」
と言っていたが、彼の気持ちが解る気がする。
重いテーマの中に適度にブラック・ユーモアを混ぜたバランスのいい映画。
痛さってのはこう伝えないと、ココロには残んないかもね。
