「スナッチ」
Snatch
ブラピがおかしな映画に出てるらしいよ、見に行かない?
と当時の同僚に誘われて見に行ったのが「スナッチ」だった。
チラシを見る限り、相当おかしそうな映画に見えた。
キャッチコピーだって「アタマ使ってる?」だもんね(笑)。
気に入ったのでパンフも買った。紙質もざらっとしてていい感じ。
映画が始まって暫くして、気になる人物がいた。
フランキー・フォー・フィンガー。
ギャンブル好きの泥棒。趣味はお洒落。スーツを何着も作り
バンに衣装を積んで移動している。手に入れる拳銃だって
カッコよく持ててポーズが決まるかどうかが1番のポイント。
…そんなんだからすぐに殺されちゃって、紅茶用のポットカバー
なんか、スポっとアタマに被せられちゃう…^^;
カッコいいと無条件に言える役ではないが、どこか惚けていて
何故か気になってしまった。
映画が終わってパンフを見て、名前を調べた。
…この人、ドコの国の人?(笑)
ベニチオ・デル・トロ。得体の知れないその響きが印象に残った。
その後再びBSでOAした「バスキア」で彼と再会する事になるが
今日はその話はこっちに置いといて。
ちなみに彼はプエルトリコ生まれ。
フランキーは事の発端を起こす重要な人物でありながら
話の前半でコロッと姿を消してしまう。
それでいて見る側に残す印象は大きい。
86カラットの盗んだダイヤにキスをする仕草、
葉巻を銜える時、匂いを確かめる時の指の仕草、
「これを貰うよ」と言いながら、拳銃の先で眉を掻く仕草。
どれもが「ならでは」であって、誰の真似でもない。
これがToroの真骨頂なのだ。どんな役でも自分のものにする。
86カラットのダイヤを引き取る手筈になってる従兄弟のアヴィに
フランキーは電話で諭される。「カジノには近付くな!!」
ギャンブル狂のフランキーにとっては「水を飲むな」と一緒。
その時、フランキーの脳裏に浮かぶ、ルーレット、勝ってる自分、
はびこるおねいちゃん…。で、その時BGMでちょこっとだけ
かかるのが「ビバ~!ラスヴェガス!!♪HEY!!」
実はここでこれをかけようっていうのはToroのアイデアなのだそうだ。
さすが。
映画的に最大の見せ場は最初のタイトルバックだと思っている。
フランキーが盗んだダイヤがアップになって、CGと実写を駆使して
人物達をそれは見事に紹介している。これはどう説明しても
上手く行かないと思うので、見て貰うしかない。
とにかく、一見の価値は十二分にある。
これ程スタイリッシュでクールなイントロは、いまだかつてないだろう。
内容も、際どい部分はあるものの、おおむね楽しく見られる。
イギリスの裏社会を見るのにも勉強になる。
それに、ファイトするいい身体のブラピが満載♪
また、この映画のもう1人の主人公は、「犬」。
ちゃんとした名前はないが、そのキャラが最高。
おもちゃ食べちゃったりダイヤ食べちゃったり。最後には助かるし。
白に黒いぶちの、全編通して重要な、惚けたわんこが好きだ。
音声解説でガイ・リッチー達がToroを見て
「あ!ブラピだ!ベニチオそっくり!!」と囃し立てているのが可笑しい。
最初廉価盤を買って随分楽しんだが、ある時BOOKOFF店頭で
2枚組ディスクを見つけてしまい、ほしくて買い直してしまった。
その後廉価盤を売りに行ったら、結構いい値で買ってくれた(笑)。
ちなみにポスターも買ってしまった。今は貼っていないが、
前のアパートではこれを貼っていた。いつかまた飾りたいな…。
バカバカしくってカッコよくて、その境目を上手く融合させた1本。
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2011年7月12日、お昼のテレ東にてOAされました記念リプライズ記事w
私は見られなかったんですけど、でもなんか嬉しいですね、好きな映画がTVでOAされるのって。
