DVD, 2005: reservoir dogs | **コティの在庫部屋**

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「レザボア・ドッグズ」

Reservoir Dogs


これを見るきっかけは数年前、Toroファンサイトの書き込み。
「もしも『レザボア・ドッグズ』にToroが出るとしたら、誰の役だと思う?」
そして物凄くカッコいい、グラサン黒スーツの男達が写った写真が。
その頃は今より全然映画にも詳しくなく、だから世界中のToroファンが
オレンジだのホワイトだのブロンドだのと楽しそうにお喋りしているのを見て
ああ、彼女達がこんなに楽しく見てるんなら、私も見たいなと。

行きつけのレンタル屋さんに行くと、あったあったDVDで。
近くには「ゴッド・ファーザー」「ロード・トゥ・パーディション」が。
なる程、そういう映画なのね(笑)。マフィア・ギャングものは得意よ♪
なぁんて軽い気持ちで見始めたが、冒頭10分+タイトルバックで
完全にのされた。凄い。カッコよすぎるこれ。誰が撮ってんの?
…タランティーノのデビュー作だとその時はじめて知った。

8人の男達が安そうなレストランで楽しげに話をしている。
主な議題は、マドンナの「Like a virgin」の歌詞解釈について。
マドンナの他の曲への言及も含め、それは熱い討論である。
さあ会計だ、となってからも、チップは払うか払わないかでもめる。
ひと悶着終わって店を出た8人が、ゆっくりとスローモーで歩いてくる。
銜え煙草で、飄々と、「Little green bag」のメロに乗って。
彼らの後姿に被る「reservoir dogs」の文字。
これが映画の始まりであり、かつ最高のクライマックスの1つでもある。

これ程までに決まったイントロを見た事は殆どない。
(明日書く日記を考えると、全くとは言えない(苦笑))
最高にすっ呆けていて、最高にクール。何度も見たくなる。
「ギャングだからっていつもおっかない話ばかりしている訳ではない。
音楽の話や映画の話、スポーツの話だってするだろう。
それがなかったら、リアルだとは言えない。
普通のギャングを書きたかった」とタラ監督は特典映像で言う。

サイコキラーMr.ブロンド。ぶっちぎれエディ。喋りすぎMr.ピンク。
なんでそんなにマドンナに詳しいんだMr.ブラウン。怪物ジョー。
得体知れずMr.ブルー。若造Mr.オレンジ。貫禄Mr.ホワイト。
個性も年齢も経歴もまるで違う8人だが、共通点がある。
殆ど誰もが人情に厚い、という事だ。
そしてその事が、彼らを窮地に落としいれ、破滅に追いやってしまう。
真の「仲間」になってしまった男達の、悲劇とも取れる。

誰が裏切っているのか。誰が残酷なのか。誰が間違ってるのか。
そんな事をいちいちこの映画で問うのは野暮ってもんだ。
ノンストップでぐいぐい引き込むこの100分間をココロから満喫してほしい。
舞台芝居の様な立ち位置、丁々発止のやり取り、全てが決まってる。
そして最後の方で「ピンク、おいしいなぁ~!!!」と叫んでほしい(笑)。
レンタルで気に入ったら、私みたいに購入して下さい^^;

壮絶なのにユーモラス。残酷なのに優しい。そんな男達の映画。