「インセプション」
Inception
先行上映で見ようとは夢にも思ってなかったんだけど、
余りにも皆さん褒めているので、それは見たいと思い行ってみた。
いやあ凄いわ。
噂通り。
なんてでかいスクリーンの似合う映画だろう。
クリストファー・ノーラン監督って「ダークナイト」以前に「メメント」の監督なのよね。
インソムニアとかプレステージはまあまあ好きなだけだったけど、この2本は格別。
特に、「メメント」好きだったらきっと見て損はないと思うわ。
いやあとにかく役者が全部いい。
エレン・ペイジが巧いのは「ハードキャンディ」「ジュノ」で明白だし、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは最近の「(500)日のサマー」が最高だし、
キリアン・マーフィは私的には「麦の穂を揺らす風」が素晴らしかったし、
マリオン・コティさんはやっぱしジョニデのヒロインだし、
マイケル・ケインおじさまLOVEの渋さは光りまくってるし、
更に言えば2場面しか出てこないけどピート・ポステルスウェイトおやじがまたいいんだよね。
もうさ、全員主役が出来る役者をよくこれだけ脇に持ってきたもんだ。
プリオも謙さん勿論いいに決まってるけど、この脇の素晴らしさがホント、効果絶大。
燈篭が室内にあったりwと、日本の描き方にイマイチ説得力はないけれど、
まあ、夢だからいいじゃない的なねヽ(;´ω`)ノ
この複雑なストーリー、SFに慣れていればきっと大丈夫だろうけど、
夢の中の夢の中の夢の中の(以下無限
の、最たる初めはシェイクスピアなんかの「劇中劇」かなあなんて思ったり。
だから、あの手の古典にある程度慣れてる人も、それ程理解に苦しまなくていいかも。
あとね、キーワードとして「浦島太郎」って覚えておくと結構手助けになるかも。
なんて書くのは、ツイッタの中でも、「よく解らなかった」って意見が時々あるから(;´▽`A``
お役に立てれば幸い。
ラスト5分、いや、ラスト5秒。
ここをどう解釈するかで、この映画自体が「ディコンストラクション」だという事になりかねない。
(ネタばれに抵触するのであえて詳細は書かない)
私としては、ディコンストラクションかなと思ってる。
根拠もある。
だってどうしてあの人があそこで彼を待っていたの?いつ帰ってくるなんて誰が教えたの?
もしこの事に答えが見つかったとしても、
この映画でのインセプションって事自体があるもののディコンストラクションとも言える訳で。
しかし最後の最後に来てあのオチって凄い。
久々に鳥肌立った。
いずれにしても、彼女が執着していたのではない。
彼が彼女を離そうとしなかったのだ。
それは愛ゆえであり、愛ゆえに悲劇であり、愛ゆえに夢である。
