和的生活より「墨流し染」について | 呉服店のLINE@サポート!ビーマンブログ

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「墨流し染」ってご存知ですか?


「和的生活」より墨流し染の魅力を 分かち合い!


墨流し染を極めて。

ハンカチに墨流しの文様を写し取る実演を見た事がありますか?
水の上に現れる模様は移ろいやすく、刻々と形をかえ、それが布に瞬時に吸い込まれるのが不思議で、誰もが見入ってしまいます。

以前、和的生活の取材で訪れた「薗部染工」さんは静かな住宅地の一角にあり、玄関を開けると壁面には所狭しと賞状が飾られていました。

薗部正典氏は、それまで小さな物しか染められなかった墨流しの技法を着物一反ぶんを一回で染める技法へと進化させた事などから「墨流し染」で京の名工指定を受ける匠です。

研究心旺盛な氏は、墨流しに使用する染料や定着用の糊などの開発や他の染色技法と融合するなど、新しい試みを生かした作品で数々の賞を受賞されています。


一階の作業場に約16mの細長い水槽が平行に二台置かれており、天井には伸子張りされた記事が数反吊り下げられていました。



片方の水槽に特殊な糊と染料を浮かべ、それを金属の櫛や紙、スプレーガンなど様々な道具を使って、素早く美しい波紋を創り上げていきます。






二つと同じものは生まれない



水面に文様が出来上がると伸子に張られた反物の両サイドを二名で引っ張り、息を合わせて一瞬水槽に浸け染料を写し取ります。




真ん中にもう一人加えて、別の水槽に移し、水洗いする時にはすでに文様が定着していました。

手際のいい鮮やかな転写の技には、思わず拍手です。


ルーツをたどると平安時代にまでさかのぼる伝統的な技法。

宮中の女官たちが水面に描いた色模様を紙に写し、楽しんでいたと言われています。

その後、和紙の装飾として発展し、すでに江戸時代には布に転写されていたそうです。

人の作為を越えた自然が作り出す水流の美に魅せらててしまします。






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