クロコダイルバックができるまで…その2 | 呉服店のLINE@サポート!ビーマンブログ

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呉服店の販促を紙媒体主体から「webを活用した販促」に大きく転換。呉服店に特化したLINE@実践会「With upの会」を運営。
フルオーダで創るオリジナルバック&ファーストバージンダイヤモンド等、呉服以外の商品企画もメーカーと共に開発。

こんにちは。企画の味方 ビーマンです。
今回は、「クロコダイルバック企画」から得た専門的な情報を分かち合い。

もし今後クロコダイルのバックを買うときには、きっと役に立つけど、
興味ない人には全く役立たない話です…(^^;



皆さんは、クロコダイルバックに興味はありますか?

私は、このブログを書くたびにドンドン興味が湧いてきています(^^)

さて、4度の倉庫に保管された皮は、その後どうなるのでしょうか。



では、私の知ってる限りの情報をお伝えしますね(^^)


◼️塩抜き工程

注文に応じて、保管倉庫から出された塩漬けされたクロコダイルは まず塩抜きされます。
この段階では、皮はまだ分厚く、結構な生感があります(^^;



丸い大きな容器にいれて、数日間水につけ塩を抜いていきます。




その後、大きな大きなドラム型の洗浄機で綺麗に洗われます。





◼️洗浄&漂白

この大きなドラム型の洗浄機は数台ありました。
このクラスの大きな洗浄機は他にはないそうです。社長が自慢していました(^^)





キレイに洗浄された皮は、次の工程で真っ白く漂白されます。



漂白するって、知ってました?

私は、初めて聞いた時ビックリしました‼️

髪のカラーと一緒で染色の際染料がシッカリ染込むために一度色を抜くそうです。





この漂白の工程で、真っ白になる革と色が抜けきらない革に分かれます。




やはり、色が抜けきれなかったりシミが残る革は、染色の際に影響が出るので濃い色しか染められなかったりする為、品質のランク的にはかなり下がってしまいます。


◼️ランク分け

漂白したシラフと呼ばれるこの段階の革が次に運ばれるのが、この特別な部屋です。




通常の倍以上の蛍光灯がつく異常に明るい部屋での検品です。




ここは、従業員の中でも若くて目の良い人が抜擢されているようです。




肉眼でシラフの傷やシミをチェックして1級から5級までにランク分けします。
もちろん、柄の並びや大きさ、揃い方までも厳しくチェックするわけです。

特に、1級ランクの品はさらに、「A」「 AA 」「AAA」の段階に選別されます。

最高級品は、AAA(トリプルA)と呼ばれます。

等級別に分けられたシラフの山を見たのですが、1級になると「A」「 AA 」「AAA」の差は全くわかりません。
どこが違うのかと尋ねても…、「A」は「A」。「AAA」は「AAA」だ。としか答えてもらえませんでした。

でも3級ほどになると、明らかにキズやシミがハッキリとわかります。

このように独自のランク分けできるのも、ヘンローン社が圧倒的な数の革を扱ってるから他ありません。ちなみに、AAA(トリプルA)と呼ばれる最高級品は全体の5%しかないとても貴重な革なのです。


ヨーロッパの超一流ブランドは、1級。有名ブランドは、2級。普通のバックは、3級まで使用します。
等級に関しては、縫製の方法と関連してモットモットお伝えしたい事もあるのですが、次にします(^^)


◼️染色

等級分けされたシラフは、いよいよ染色の工程に移ります。

これも、最新のドラム式の染色機でムラなく染色されます。





ヘンローン社の一番の特徴は、この染色技術にあるのです。


実は、4級や5級ランクの革を染色前のシラフの段階でに仕入れ、中国や韓国で安く染色する業者も多いのです。
実際、これもヘンローン社製のクロコダイルではあるのです。

低い等級を仕入れ、染色を別途に安い工場で作り上げたクロコダイルも「ヘンローン社製」と表示されるのです。間違いではないのですが、ヘンローン社の一番の特徴は染色技術の素晴らしさなのです。
全てひっくるめて、ヘンローン社製というのは、すこし困ったもんですねぇ~?!

もう1回、言いますね。

「ヘンローン社製」にも、いろいろある事を是非知っておいてください。

「ヘンローン社製のクロコダイル」も5級品もあれば、AAA(トリプルA)もあります。
染色前の低い等級の安い革を仕入れて、中国や韓国で安く染色した革もヘンローン社製なんです。

ヨーロッパの超有名ブランドは、ヘンローン社の染色技術を高く評価しているからこそ、
オリジナルカラーの染色をヘンローン社に発注しているのです。




チョット力が入りましたが、この染色をどこでしているかが、とっても大切なところです。
この違いとか見分け方は、次回に持ち越しますね。


さて、染色については、染料の調合とか色々難しい事もあるのですが、
あまり細かい所までは、面白くないので省略しますね(^^)

次の回は、染色後から仕上げまでの職人技やピカッと光るシャイニング加工の秘密に迫ります。