なかなか自分では気づけない | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

私は

息子に口をきいてもらえなかった時期がある

 

 

それは息子が不登校から

再登校して約1年後

 

 

その少し前から

私は息子との関係に何か違和感を覚えていた

 

 

何か変だ

 

 

そう気づいてから

谷口英子先生のカウンセリングに

通っていた時に書いていたように

毎日、シートに息子のことや

息子と交わした会話を書いていた

 

 

それを書くことで

自分の何がいけないのか、

客観的に見て気づけるのではないか、

と考えたからだ

 

 

1ヶ月ほど書いただろうか

 

 

でも、自分で何が悪いのか、

さっぱり分からなかった

 

 

そうこうしているうちに

息子は私や家族に全く話さなくなった

 

 

完全無視状態になってしまった

 

 

そこで私は慌てて

数ヶ月前までカウンセリングでお世話になった

谷口先生の元を訪ねた

 

 

先生は私の書いたシートを見て

「カフェラテさん、これじゃあ前に

 戻っちゃってるわよ」

と教えてくださった

 

 

えーーー?!

そうでしたか…

変だな、と思っていたのは

私が元に戻ってしまっていたからだったのか

 

とその時初めて気づいたのだった

 

 

自分では

谷口先生のカウンセリングに通っていた時に

身につけた

話を聴くことや、息子を受け止めることは

出来ている、と思っていたけれど

 

少し息子との仲が良好になると

途端に油断して

元の私の思考に戻り

それらが出来なくなっていたようだ

 

 

こういう事って

自分では分かりにくい

 

 

この時、

谷口先生に指摘していただいたことで

気づくことが出来て

本当に良かったと思う

 

 

そして

息子との関係がおかしくなった初期の段階で

すぐに谷口先生をお訪ねした自分を

今は褒めてあげたい

 

 

おかげで

また谷口先生のカウンセリングに通い

息子との関係の修復を図ることが出来た

 

 

自分で気づけないことは

誰かの力を借りていい、と思う

 

 

そして指摘されたことは

素直に受け止めればいいだけ

 

 

そうすれば

おのずとやることは決まってくる

 

 

息子は5ヶ月もの間、

私や他の家族に一言も話さなかった

 

 

でもその間、

私は再び谷口先生の元で

自分の焦りや不安や怒りなどと向き合いながら

息子に私の想いが伝わるような声かけや

関わりを続けた

 

 

一言も話してくれないわけだから

息子の話を聴くことは

出来なかったが

食事やお小遣いと一緒にメモを置いたり

返事がなくても

挨拶をしたり話しかけてみたりした

 

 

その甲斐あってか

受験料絡みではあったが

5ヶ月後に息子から話をしてきた

 

 

その時は心の底からホッとした

 

 

ああ、話してもらえて良かった、

と思った

 

 

そうなれたのも

元の自分に戻っていたことに

気づかせていただいたおかげ、

と谷口先生には感謝している

 

 

今でも谷口先生は

私の気づけない時の駆け込み寺のような

存在です 

 

 

by   カフェラテ

 

 

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