NHK「麒麟がくる」最終回でした。
三日天下のイメージが強かった光秀でしたが
この放送を機会に
垣根涼介氏の「光秀の定理」と「信長の原理」を読み
本能寺の変が
どのような背景で起こったのか
理解が進み
私はテレビの放送よりも圧倒的に
この二冊がおもしろかったです。
私の大好きな海北友松の生き様が描かれた「墨龍賦」葉室麟著
海北友松が描いた
明智光秀と斎藤利三を彷彿させる
建仁寺の襖絵
「花鳥の夢」 山本兼一著
狩野永徳が主人公ではありますが
その弟子として海北友松が出てくる。
永徳が若い時
足利義輝の依頼で「洛中洛外図」を勢力的に描く様なども
惹きこまれました。
「光秀の定理」「信長の原理」がおもしろかったので
こちらも読みました。
「室町無頼」 垣根涼介著
応仁の乱の前夜にむけて
混沌とした京を舞台に
無頼な輩たちが暗躍する話なのですが
私が惹かれたのは
才蔵という若者の槍の師匠となる老人。
「光秀の定理」のに出てくる
坊主の愚息といい
NHKドラマ「ライジング若冲」で
石橋蓮司さん演じた茶人売茶翁といい
仙人のような
達観していて
なんだか飄々とした
どこか超越した人に惹かれる。