ロビンのアニメと原作の30年越しの融合 | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

ネメシス戦でロビンのこれまでの心境が語られたが、よくよく振り返ると30年前にアニメで描かれたロビンの独白と矛盾しないことに気づいた。キン肉マンに敗れ、やさぐれてからを回想するロビン。


○ネメシス戦
私は心のどこかで思っていた。何かの間違いだと。もう一度奴と闘ってそれを証明してみせたい」

「だが奴との再戦も負けに等しい無効試合・・」

「ウォーズマンをもってしても私は奴に勝てなかった!」

「3度目だぞ?三度も挑んだというのに・・私は結局ただの一度もあやつに勝てなかったのだ」

「ウォーズマンが敗北した瞬間、わずかに残っていたプライドも粉々に砕け散った」


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「だがな、その時の心境はむしろ爽やかですがすがしくすらあった」

「完全敗北を認めたことで、私はそれまでの呪縛からついに解き放たれた感じがした!」


そしてリスペクトという己に欠けていた概念に気づき、他者に敬意をはらい認め合うことの清々しさに気づいたと。その素晴らしさをネメシスにも知ってほしい、気づいてほしいと必死に訴えながら散っていきました。



○アニメ

ウォーズマン戦終了後のロビンとの和解シーン。これは原作にないアニオリシーンです。


「キン肉マン、私は前回の超人オリンピックで君に敗れた時、あれは偶然にすぎないと思っていた。つまり君が勝ったのは奇跡にすぎんと」

「二度目の闘いは不幸にして勝負はつかず・・私は再起不能となってしまった」

「そこでウォーズマンを君にぶつけたわけだが、君が真に強ければファイティングコンピューターに勝ってくれるだろう、そうなれば君に負けたことは納得できると思ったんだ。」
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「キン肉マン、よく勝ってくれた。それでこそ真のチャンピオンだ。私は君に敗れたことを誇りに思う!ありがとう、キン肉マン!」

「それからウォーズマンにも礼が言いたい。死んだ妻のアリサが言っていたように機械であることを拒否し、それを乗り越え見事な闘いぶりを見せてくれた。その点でも私は敗れたのだ、今日までありがとう、ウォーズマン」


なるほど、確かにもう他者を認めてリスペクトしまくってる。

つながってる、つながってるよ!

ロビンはここで他者への敬意という心からの反省が自分に「友情パワー」という新たな力を芽生えさせてくれたと言っていたが、まさにそのとおりだなー。正義超人の友情が深まったのってまさにこれが最大のきっかけだったもんなー。


と、改めてゆで御大のアニメリスペクトに恐れいった次第です。こないだの悪魔将軍もアニメカラーだったしね。


○おまけ

今更な話ですが、ブロッケンjrの腕の卍印が新シリーズにおいても、復刻コミックスにおいても全部削除されてることに気付きました。