キン肉マンの風格、言動、悪魔超人の友情パワー等々、最近毎週毎週感動してる俺ですが、今思ったんですけど、キン肉マンって普通に悪魔超人たちの参戦受け入れてますよね。ステカセが死んだときも「ステカセ~」と嘆いていたし、魔雲天のときも心配そうに観てるし。
これ、よく考えたらすごいことですよ。いやすごいというか、これが本来のキン肉マンの姿だと思うんですけどね。我ら肉読者が6年間見てきたキン肉マンは、こんなんだったんですよ。
「新世代超人ってやつらは悪行超人の一味で、ケビンマスクの消滅も私達を撹乱する罠に違いない!」
「この野郎、肉体消滅の危機にあるとか私達の同情を誘っておいて、本当は時間超人と同じ穴のムジナだろう!ロビン王朝を消滅させようとしているのだ~!」
「このウォーズマンにしたってどうせ新世代どもの仲間の超人がなりすましてやがるんだろう!てめえらが勝ちたいのはよくわかるが、人の生き死にを利用するやり方はちぃ~っと感心しねえな」
「てめえ~どけって言ってるだろう~!!」(ジェイドに蹴り)
「てめえ!またそんなでたらめを!みんな、どうかしておるぞ」(ブロッケンとジェイドの涙の握手を見て)
特に「騙されるな~!新世代超人どもは時間超人の一味だー!」という台詞、何回みたかわかりません。心底ゲンナリでした。さらにウォーズマンの復活すら喜ぶどころか敵と決め付け、信用しないという救いの無さ。
で、親子対決はマスク剥ぎデスマッチという万太郎が勝とうが負けようが死ぬというアホな申し出をしたあげくに砂時計&裏技という悪夢。
で、あんだけ新世代やウォーズマンを信用しなかったというのに悪の限りを尽くし、時間超人とマジで結託して自分に呪いをかけたネプチューンマンのことはあっさり許すという意味不明さ。
それが今では魔雲天を気遣い、バッファローマンを「信じておる~!」という紳士さ。
「テリーマン!騙されるな~!その悪魔どもは完璧超人どもと結託して私達正義超人を殲滅しようとしておるのだ~!」
「テリーマン!バッファローマンは今まで私達正義超人の仲間となっていたが、そんなものは私たちの目を欺くための茶番だ!大方私たちの弱点をスパイして、そこの悪魔どもに密告してやがったんだろう!」
「わ、私はお前たち悪魔どもの力は借りん~!私一人でこいつら完璧超人どもを倒してみせるわ~!」
「テリーマン!ジェロニモ!お前ら、まさかあの悪魔どもを応援してるんじゃあるまいな~!こいつらは完璧超人どもと同じ穴のムジナだ~!完璧超人と敵対しているふりをして私たち正義超人を全滅させようとしているのだ~!」
とかピーク・ア・ブーと闘いながらモニター越しで言い出したらどうしようかと、無いように祈ってたんですけど、ほんと祈ってよかったです。ゆで先生に初めて俺の祈りが通じたと思ったキン肉マンのキャラ復活でした。