ガッシュ
魔凶星出身の魔族四天王の一人。ガーリックjrの命に従い、孫悟飯を天界に誘う。救援に現れたピッコロを連携して押さえ込み、魔族化させたと思い込み天界に連れ込んだ。
その後、天界にて悟飯と対決。伸縮自在の髪の毛で悟飯を苦しめたが、悟飯の攻撃で吹き飛ばされ鋭利な岩壁に貫かれ絶命。しかし魔凶星の急接近により復活。体を巨大化させて再び悟飯と闘ったが、傷ついたクリリンを見て激怒した悟飯の気功波で消滅した。(CV:緑川光)
美形というだけでリーダー格扱いするのもどうかと思うが、他の3人と比べたらまあ誰もがこの人をリーダーと思うだろう。やはり美形は得するんですよ。ブルマが正気だったらまず眼をハートにしてたろうね。
この魔族四天王については、どれぐらい強いのかはっきりしないので二次的資料となるが、当時のカードダスの戦闘力を参考にさせてもらう。それによるとガッシュの戦闘力は43000だそうだ。個人的には魔凶星の影響を受けてもギニュー特戦隊に劣る程度と思ってるので、納得のいく数字。数十倍になって43000としたら、ピッコロの言う「できの悪い魔族ども」というのもわかる。これを基本に考えていくことにする。
魔凶星は魔族のパワーを数十倍にするそうだ。実際ナメック星帰還後の悟飯を痛めつけていたことを考えれば、時間経過で徐々にパワーが上がっていたのだと思う。悟飯たちからすれば長引けば長引くほど闘いが不利になるわけだ。
残念ながらガッシュさんの特殊能力発揮シーンとDBには珍しいグロシーンは作画と演出の面で迫力の欠けるシーンになったわけですが。悟飯の髪型とかも普通に間違ってますね。
なんかこの頃の悟飯を手こずらせたことで、妙にこの魔族四天王が強く評価されがちなのだが、基本的に特戦隊に劣ると思いたい。
魔凶星が急接近してマッチョになった状態なら特選隊を超えますが、それでもせいぜい43000×2倍=86000ぐらいじゃないかなと。じゃあなぜ悟飯をこれだけ手こずらせてるのって?この頃の悟飯はそんなに強くないと思うんです(後述します)まあ、それにしたってマッチョなりすぎね。
ビネガー
魔凶星出身の魔族四天王の一人。ガーリックjrの命に従い、孫悟飯を天界に誘う。救援に現れたピッコロを連携して押さえ込み、魔族化させたと思い込み天界に連れ込んだ。
その後、天界でクリリンと対戦。気円斬をも受け止め、追い詰めるが割って入った悟飯のエネルギー波で吹き飛ばされる。魔凶星の急接近で蘇り、さらにパワーアップしてクリリンを攻め立てたが、傷ついたクリリンを見て激怒した悟飯の気功波で消滅した。(CV:郷里大輔)
巨漢で声が郷里大輔氏という時点で、どういうキャラかは見当がつくと思う。カードダスによると戦闘力は42000。グループに一人はいるパワータイプで、クリリンをほとんどフルボッコにしていた。まあ結局は怒り爆発の悟飯のエネルギー波一発で消滅しちゃったわけだが、このビネガーは他の四天王とは違い特筆せざるを得ないことがある。
なんと気円斬を片手で受け止めるという離れ業をやってのけたのである。
あのフリーザのシッポも切り裂いた気円斬をである。信じがたい光景だが、私はとある資料に防御について興味深い発言を発見したので、ちょっと引用させてもらう。
「別にどうという事はない!おまえら人間だって、意識を集中すれば普段はもろい身体でも通常以上の防御力になるだろう?」(ハドラー親衛騎団兵士ヒムさん談)
つまりそういうわけだ。加えて魔凶星の影響で肉体の強度も増していたのだろう。逆にフリーザは意識を集中どころか完全に不意をつかれていた。アッサリ切断されたのも納得できる。
タード
魔凶星出身の魔族四天王の一人。ガーリックjrの命に従い、孫悟飯を天界に誘う。救援に現れたピッコロを連携して押さえ込み、魔族化させたと思い込み天界に連れ込んだ。
その後、天界でクリリンと対決。修行不足で思うように身体が動かないクリリンに猛攻をしかけた。さらにゾルドとツープラトンのエネルギー波を放ったが、怒る悟飯には通用せず、気功波一発で消滅した。カードダスによると戦闘力は41000。(CV:佐藤正治)
四天王の中で一番見せ場がなく、特筆すべきこともないキャラと思う。クリリンを一方的に痛めつけたとはいっても、クリリン本人が「思うように身体が動かなかったぜ・・」と言ってるし、実際クリリンの動きも固かった。
魔凶星の急接近でパワーアップする間もなく、一発で、しかもけっこう距離のある上空からの気功波一発ガードすらできずにくらって死亡とは実に情けない。ピッコロさんが「できの悪い魔族ども」と評すのもわかる。
つか、こいつら天界での闘いで一度も超結界を使用しなかったけど、もしかして単独では超結界使えんのかね?ポポの時も神様の時も、カメハウスで悟飯に使った時も4人同時だったよね?
ゾルド
魔凶星出身の魔族四天王の一人。ガーリックjrの命に従い、孫悟飯を天界に誘う。救援に現れたピッコロを連携して押さえ込み、魔族化させたと思い込み天界に連れ込んだ。
その後、天界で悟飯と対決。動揺してうまく闘えない悟飯を相手に連続蹴りでダメージを与え、タードとのツープラトンのエネルギー波を放ったが、怒り状態の悟飯には通じず、魔閃光をまともにくらい消滅した。
(CV:水鳥鉄夫)カードダスによると戦闘力は40000。
ギニュー特戦隊のグルド的ポジションかと思いきや、特になんの特殊能力もなかったキャラ。せっかく小粒なんだから多重残像拳的なスピードをいかした技とかあれば書くことも増えたものを・・
悟飯を足蹴にして苦しめたが、この時の悟飯はピッコロが眼の前で魔族と化していたこと、神様が人質にとられていたことがあってか、ろくにガードもせずされるがままになっている。悟飯が最初からまともに闘えていれば魔閃光一発で倒されている程度なのだ。俺の中ではブロッケンjrの水鳥鉄夫氏がDBで声を担当した数少ないキャラというだけの存在である。
○悟飯について
さて、後述するといった悟飯についてですが、この頃の悟飯は通常時の戦闘力は10万もいってないと俺は思ってまして、14000(グルド戦)→28000(リクーム戦後復活)→56000(フリーザ戦でデンデ回復後)が基本かなと俺は思うんですよ。
で逆上して理性を失うと恐ろしい力を発揮します。具体的な数値はわかりませんが、変身後のフリーザに怒涛の攻撃ができるぐらいなので瞬間的に20~30倍ほどまで力を引き出せるんでしょう。
まあ長々と証拠のない戦闘力数値を書いてきましたが、何が言いたいかっていうと悟飯の戦闘力は不安定すぎるってことなんです。ピッコロさんが「本来ならばお前一人で充分だった」という言葉どおりなんです。遠い未来に悟空が言った「怒って持っている力を全て引き出すんだ。そうすりゃおめえはどんなやつにも負けねえ」という通りなんですよ。けど、この頃の悟飯は小学校1年になるかどうかぐらいの年齢でした。ナメック星でベジータはこう指摘してました。
「こいつではパワーはあっても戦術的にはまるで経験不足だ!!」と。
最初からこの形相で闘えていれば、絶対この魔族四天王に苦戦しなかったと思う。だって四天王全員気功波一発で倒されてますもん。このガーリック編はナメック星では目立たなかった悟飯の欠点がモロに出たシリーズだったと思う。ゾルドにボコられる悟飯とか見ててイライラしますよー。
・・・この欠点誰かに似てると思ったら、ケンシロウさんですね。北斗宗家の天才児でありながら、アミバとかバランに手こずっちゃうケンさんに。