万太郎がギブアップするためセコンドにタオルを要求しました。地球や人類の未来を放棄してタオルを要求しました。涙ながらにタオルを投げる真弓。そのタオルをアタル兄さんが槍で阻止しました。やってることは正しいのですが頼むから帰ってほしいと思いました。
しかし万太郎は這いつくばってタオルを取りに行きました。キン肉マンの息子とは思えないほどの見苦しさでした。それをケビンが阻止して不屈の闘志でライトニングに立ち向かいました。もうこの漫画は「ロビンマスク二世」でいいじゃないかと思いました。ライトニングに焦りの表情が浮かびました。サンダーの過去はまた流されました。
おわり。
心が折れた俺が言うのもなんやけど・・・
「もう・・諦めさせてもらうよ・・」
お前は言うたらあかんやろと。
ていうかこういう時こそ火事場のクソ力じゃないの?
お前を決勝戦のリングに立たすために何人の超人が犠牲になったことか。
ここがキン肉マンとの決定的な違いなんだよなあ・・・キン肉マンも闘いを諦めそうになったときは何度もありました。しかし・・・
例1 オクトバスドラゴン三世戦
次々と倒れていく正義超人たち。最後に残ったテリーマンも銃弾に倒れてしまった。
さすがのキン肉マンも死を覚悟する。
肉「テリーマンまで・・もう・・だめだ・・すまんマリしゃん・・私とともに死んでくれ・・」
マリ「は、はい・・キン肉マンさん・・」
肉「テ、テリーマン・・私もいっしょに・・みんなのところに・・いくぜ・・」
テリー「キ・・キン肉マン・・」
肉「テリーマン・・ひとつだけ教えてくれ・・なぜ銃弾をかわさなかったんだ・・!?」
テリー「私がどけば・・お前に当たった・・!」
肉「や・・やはり・・!な・・なぜ!どうして!みんな私のために・・命を!!」
テリー「真の友情とは・・そういうもの・・!無償の行為・・!」
肉「無償の行為・・!みんな・・なにもむくわれないのに・・それを・・それを承知の上で初めから!!」
肉「その彼らに・・私は何をしたというのだ!このままただ死んだのではあの世で会わす顔がない!みんな!みんな!!見ててくれよ~!火事場のクソ力じゃーい!!!」
例2 ブラックエンペラー戦
ブラックエンペラーの光速の動きに為す術がないキン肉マン。
「あ、あのスピードでは・・いくら逃げても無駄だ!このまま私がやられてチャンピオンベルトを持っていかれれば・・」
「テリーマンやウォーズマン・・みんなみんな自分の夢を捨ててまで来てくれたのが全部無駄になってしまう!くそー私にはそんなことできない!まだ一度も試したことのない技、イチかバチかやってみるか!みんなみんな見ててくれよ~!火事場のクソ力じゃーい!!」
例3 サタンキング戦
額の肉マークも消え、死の寸前まで追い込まれたキン肉マン。朦朧とする意識の中、聞こえるのは倒れていった正義超人たちの呼ぶ声だった。
「キン肉マン!」「キン肉マン!」
「みんな!そうだ・・みんなは何のために命をかけて闘ったというのだ・・!ここで私が死んだらみんなの行為が無駄になる!!そんなことは許されん!火事場のクソ力~!!!」
例4 悪魔将軍戦
地獄のミュージカルで目を封じられたキン肉マン。涙ながらに委員長が言う。
「もういい!もういいキン肉マン・・誰もお前を責めはせん!超人としてできることにも限界がある!悪魔超人界に君臨する悪魔将軍とこの大都会ニューヨークのエネルギーが結託したんじゃ!もはや一超人ではどうすることもできないバッテン」そう、さらにテリーマンたち正義超人を全員吸収している悪魔将軍が相手である。
しかしミートは言う。
「王子立って!みんな・・テリーマンさんだって王子が助けだしてくれることを祈っているんですよ!テリーマンさんのテンガロンハットが!テリーマンさんのテンガロンハットが泣いてるじゃありませんか!!きっと王子に手を貸したいのに手がだせなくて・・それで泣いてるんですよ!!」」
将軍「ふん、相変わらずの友情のバーゲンセールか!だがそれも力尽きた者には無駄なことよ!」
肉「テリーマンの塩っからい涙が・・きさまにやられた目を治してくれたぜ!」
将軍「バカな男よ、キン肉マン!その体でいったいどうやってこの私と闘う気だ!」
肉「どうやってだと・・そいつはちがうぞ悪魔将軍!どうやって闘うかではなく!どうすれば友達の涙に答えられるかだ!この身が果てるまで・・きさまにくらいつくこと!それが・・それがせめて友達にしてやれることだ!!火事場の友情パワー!!!」
これこそが主人公である。「諦めなんて言葉俺の辞書にはないぜ、奇跡の逆転ファイターキン肉マン」だ。
今週のその息子。
「か・・・勝てるワケがない・・・僕達の猛攻によってあれだけの深手を負わせたのに・・・時間の逆回転によって元の万全なコンディションに戻ってしまったのだから・・・もはや打つ手なし・・・僕は今までどんなに厳しく過酷な死闘においても戦いをやめたことはないが・・・ケビン・・・・も、もうダメだ・・・戦いを諦めさせてもらうよ・・・・!」
「ググ~とんだ邪魔を・・タオルさえ・・リング内に入れれば・・僕たちの棄権は・・認められる・・」
もう主人公辞め。