Vジャンプのエピソード・オブ・バーダックを読んだ | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

はじめに言っておきますが、俺は超サイヤ人バーダックなど世迷言も大概にしろ

と思っています。そのため今回のバーダックの外伝もどんだけ戯けたこと書いてるのかと怖い物みたさで読んだんですが、想像以上の酷さでした。「これはひどい」ではすまんレベル。

ではどれだけ酷いか、史実に基づいて説明します。ツッコミたおします。


○本編

押し寄せるフリーザの大軍勢を相手に、一人敢然と立ち向かうバーダック。そんな姿を見てフリーザは怒りに打ち震えながら「ザーボンさん!上部ハッチを開けなさい!!」と指示。しかしまだ部下がとためらうザーボンであったが、そのあまりのフリーザの迫力に冷や汗をかき「了解しました!」と叫ぶ。

「フリーザ~!でてきやがれ~!!俺はきさまが許せねえ~!」と叫ぶバーダック。

すると静かにハッチが開き、フリーザは現れる。いつもの余裕の笑顔はなかった。その迫力に部下たちはただ息を飲み、震えあがるのであった。


○エピソード・オブ・バーダック

冒頭から動揺しているバーダック。そこに笑顔でザーボンやドドリアを連れて現れるフリーザ。

「おや、あなたは確かバーダックさんでしたね?いけませんねぇ、私のことはフリーザ様と呼ばないと」とバーダックと面識があり、かつご機嫌のフリーザ。

「なぜだ!俺たちは仲間じゃなかったのか!」と問うバーダックにザーボンとドドリアは、「ただ利用していただけにすぎん」とあざ笑うのだった。


○本編

ついに現れたフリーザにほくそ笑むバーダック。

「これで全てが変わる!この惑星ベジータの運命・・俺の運命・・カカロットの運命・・そしてきさまの運命も!」

手にエネルギー弾を溜めるバーダック。そしてフリーザもまた無言で指先にエネルギーを溜めていた。


○エピソード・オブ・バーダック

カット。

バーダックは殆どパニック状態になっており、そんなバーダックをみてフリーザは「いつか滅ぼそうと思っていた」と余裕の笑顔で全てをカミングアウト。


○本編

「これで最後だー!!!!」と渾身のエネルギー弾を放つバーダック!片腕で放ったとは思えぬその大きな光弾は凄まじいスピードでフリーザに向けて放たれた。


○エピソード・オブ・バーダック

カット。

「ゆるさんぞー!」と突っ込みましたが、途中でやめたので攻撃してないも同然。


○本編
しかし相手はあまりにも強大であった。力の差はあまりにも大きすぎた。

フリーザの指先の小さな小さな光は一瞬で巨大なエネルギーの塊となった。バーダックの渾身のエネルギー弾はあまりにあっけなく飲み込まれてしまい、無情にもバーダックや大勢のフリーザの部下たちをも飲み込んでいく。
抵抗虚しく、消えていくバーダック。しかし死ぬ間際に彼は見た。息子カカロットがフリーザと対峙する未来を。


○エピソード・オブ・バーダック

いきなり惑星ベジータに手の平からエネルギー波を放つフリーザ。

惑星ベジータの爆発に巻き込まれ、意識を失うバーダック。目覚めたとき、彼は知らない星にいた。


以上です。どうでしょうか?まさかここまでやるとは思わなんだ。「あったことを無かったことにして書く」なんて。

あのシチュエーションでバーダックが生きていた!なんて言うもんだから、俺はてっきり「爆発の寸前にエアポケットに落ち込み助かった」とか「次元に亀裂が入って別世界へ」とかと思ってたんですよ。それがこれですよ。ゆでたまご先生じゃあるまいし。

嘘はあきまへんで!嘘は!!しかもわけのわからん星についてからはタピオンのパクリやし・・・

フリーザがバーダックと面識あるとか・・アホかと。ねえよ!ザーボンが言ってたろうが。「名もなきサイヤ人の下級戦士どもだ」と。それにあの時フリーザは最後まで抵抗するバーダックの姿を見て歯ぎしりするほど怒っていたというのに・・・ザーボンとドドリアも連れて出てくるなよ!全てがありえねえよ!

そして極めつけは「これで全てが変わる!」の台詞カットと渾身のエネルギー弾カットと、フリーザの指先からの攻撃が手の平からになったこと!

あの指だけであれほど巨大な攻撃ができるフリーザの恐ろしさに恐怖し、飲み込まれるバーダックの姿に涙した当時の俺の感動を見事に打ち砕いてくれました。


けど、今回のことがカナッサ星人に受けた幻の拳のせいだったというなら俺は許します。それなら説明がつく。

ていうか今からでも遅くないから幻の拳のせいで見た幻覚でしたという展開にしたほうがいいと思うよ。幸いあと2話あるそうだからさ。