ドクターゲロが作り上げた全人工製の人造人間。ゲロこと20号とともに南の都の南西9Km地点の島を襲った。超サイヤ人となった孫悟空と闘い、最初は実力差から劣勢になるも、かめはめ波のエネルギーを吸収し悟空の病も進行したことから形勢逆転。悟空をあわやというところまで追い詰めるが、ベジータにカットされる。
続けてベジータを倒そうとするが、力の差は大きく両腕をちぎられたところで戦意喪失し逃げ出したが、ベジータのビッグバン・アタックでバラバラにされた。声優はドドリアも担当した堀之紀氏。
劇場版も含めれば非常に多彩なキャラクターが存在する人造人間たちであるが、多分そのなかでも一番人気がない人造人間だと思う。数少ない「悟空が負けた敵」であり、「孫悟空を苦しめた敵ランキング」でもやったら5指にいれてもいいと思うのだが、やっぱりビジュアルも大事なんだなあと思わせられるキャラクターである。
こいつが最初に本編で登場したときは巻頭カラーで、しかも1ページぶちぬきの登場。そのときの不気味さといったらなかった。そしてかなりの人が思った。いかりや長介と高木ブーだなと。
そのネタにされ度は当時のジャンプ放送局を見てもらえたら一目瞭然である。古本屋で一度みてほしい。
悟空を倒したことは、「心臓病だったからしゃーない」「病じゃなかったら悟空に負けてた」という意見が当時からよく言われていて俺もそう思っていたが、最近になって「真剣勝負にそんなもん関係ないな」と思うようになってきた。鳥山先生も本編で「悟空敗れる!」なんてタイトルつけてるし、もし悟空が心臓病で勝負を焦ってなかったとしても気功波の類を撃たなかったなんていう保証はないしね。もうちょっと評価してやってもいいと思うのよ、実際あの時点で19号に太刀打ちできるのは悟空・ベジータ・ピッコロの3人しかいなかったのだから。
ただやっぱりベジータ戦の無様すぎる敗北が大幅なイメージダウンだったなあとは思う。普通主役を倒した悪役というのはかなり印象に残るものなのだが、どうにも印象が薄い気がする。ちなみに俺は「人造人間」と耳にして最初に頭に浮かぶのは17号と18号だが、みなさんはどうだろうか。
俺が「19号」と聞いて最初に浮かぶのは少年時代も大人になっても変わらずこの絵である。
悟空が寝込んでるときに見ていた悪夢でも首だけの状態で登場していたし、なんか19号=首みたいなイメージだけがこびりついている。
やなイメージだな・・・・
その地味さゆえにPS2でこいつが普通に使用キャラで登場しているのには驚いた。ていうか「あ、こんなヤツいたな」と思った。
あとこの19号は旧型のエネルギー吸収式であるが、旧型もなにも19号と20号以外エネルギー吸収式の人造人間は登場していない。それに個人的にはエネルギー吸収式は闘い方次第では攻防一体の完成された戦法だと思っている。だってパンチでも蹴りでもとにかく一発受け止めてしまえばそのままエネルギーを吸収して自分にプラスできるのである。気功波もかめはめ波を吸収できたことから、大小関係なく吸収できるのだろう。
相手は弱って自分は強くなり、しかも痛みは感じない。悪魔将軍もびっくりだ。
しかしこの19号は防御がヘタだった。ベジータはともかく、悟空の体をつかむチャンスはいくらでもあったはずだ。痛みを感じないゆえの慢心からか無駄に攻撃をくらっていたと思う。
「ふふ・・」とか余裕かまして笑ってんじゃねぇよと。
GTにも登場したが、正直俺は「ロボットがあの世にいってる」という時点でアホかと思ってるので論じるに値しない。しかもZと同じ殺られ方やし・・・俺ならトランクスや悟天が油断して腕でもつかまれてエネルギーを吸収されて劣勢に・・・なんて展開にするけどなあ。全く意味のない登場だった。
余談だが、エネルギー吸収式でありながら、吸収している間は無防備になってしまう超17号って本当に失敗作やなと思う。あいつの手の平にあるアレってなんのためにあるんですかね?まあ一番の元凶はあんな脚本書くヤツなんですがね。
