真救世主伝説北斗の拳5部作や、パチンコ系の爆発的ヒットがあり世の中には北斗の拳に関する書類がかなり発売された。今でこそ、レンタル屋にいけば当たり前のようにアニメ北斗が全巻並んでおり、あの旧劇場版さえもがDVD化されているが、私の大学時代99年~03年ごろまでは北斗は幻の作品となりつつあった。目立った動きは「OVA新北斗の拳」が発売したぐらいであり、それも神谷明氏を降板させたことによる影響かヒットしなかった。
その北斗の拳だが、ここ数年で多数の書籍が発売された。しかし、その多くが我々北斗の拳ファンを納得させる出来ではない。ここで私が所持している北斗本を紹介していこうと思う。多くが文句になることをお許し願いたい。
最初に紹介するのは、この本。2002年12月22日に発売されたアニメ北斗の解説本であり、大学時代授業中に読み、私を怒り心頭させた因縁の本でもある。この解説コーナーはそもそもこの本を批判するためでもあった。まず、「TV版『北斗の拳』全152話すべてをストーリー解説はもちろんキャラクター紹介や見どころ、名言、奥義などを交えながら徹底解析」
と謳っておきながら、北斗の拳2はわずか5ページですますというその根性。
主人公だからか知らんが、ケンシロウを「愛と友情に生きる心優しき英雄」だの「その力を決して私欲に使わず」だのヨイショしているのも気持ち悪い。そのくせ「悪態をつくラオウ」だの拳王様をバカにする表記があるのも気に食わない。
- さらに解説もひどい。ジェモニをジェニモと誤植ってるのは億歩ゆずって許そう。しかし・・・
- 「ジョーカーは命乞いをしながら死んでいく」→してません。「情けはいらん・・殺れ!」と誇りたかき死を選びました。100%嘘。
- 「ダンテというオッサンが弱い」→怒り状態かつ転龍呼吸法後のケンシロウに一撃を加え、膝をつかせた男を弱いと?
- 「(大佐を)ケンシロウの相手ではなかったようだ」→大佐はケンに百裂拳、空極流舞、壊骨拳と3つも技を使わせ、ブーメランで両足に手傷を負わせケンに「なぜ!?」と動揺させ、「貴様の動きは全て読めるぞ!」と連続蹴りをかわしてますが?
- 「七星点心をくらったラオウに涙とヨダレと鼻水が!」→拳王様をそこまで愚弄してなんの意味がありますか?
- 「えーっと、レイってシンより格下ですか?」→いまや北斗ファンでシンを弱いという人はナンセンスですが。
- 「同じ女を愛したともだから」→「男だから」です。間違うぐらいならわざわざ「名台詞」として取り上げないで下さい。
- 「宿敵と書いてともと呼ぶ!北斗ファンなら基本!」→「強敵と書いて」です。バカにしてるんですか?
- 「ライガ・フウガの師匠 フウジン」→「ソウジン」です。適当なこと書かないでください。
- 「(大佐戦でリンが)運転しているシーンは出てこないが」→棺桶ぶっ壊しながら思いっきり運転してますが。本当に視聴しましたか?
- 「(泰山流斬人抜刀術を)名前はかっこいいが一の太刀は上から下へ、弐の太刀は横に振りぬき、三の太刀は下から上へ切り上げるだけ。奥の太刀にいたっては卑怯でせこい技」→剣術のことわかってますか?
- 「本物の鬼畜ラオウ」→拳王様を鬼畜と罵りますか、そうですか。
とまあ嘘ばっかり書いてある。しかもこの誤記は新装版でも文庫版でも修正されていない。
数々のライターのコラムも笑えるものならよいのだが特に面白くもなく、「レイ様がすべて♡」とかいうコーナーは「レイ様が死んじゃってからは北斗の拳自体に急速に興味を失い」
などとほざく輩が書いており不愉快極まりない。このライターは、スタッフ紹介でも拳王様を「ただの無駄マッチョにしか見えません」とおもいっきり愚弄している。
ただし、全く存在価値がないかといえば、そこまでではない。当時のアニメスタッフや千葉繁・堀江信彦両御大のインタビュー、数々のキャラクターの設定画、バルコムにやられた部下がナリマン、ジーナ村の老人がアルナと名前が判明したことなど新たな情報が判明したことは素直に嬉しい。がそれを台無しにしてしまうくらい誤記やふざけた表記が多い書籍である。
