アニメ版 夢の超人タッグ編名場面 その2 | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

究極の超人タッグ編があまりにも酷過ぎる展開なんで、初代に現実逃避します。

というわけで、アニメ版夢の超人タッグ編の名シーンというか俺が好きなシーンを紹介。


クロスボンバーが炸裂し、ついにはがされたグレートのマスク。謝罪するテリーマン。

「キン肉マン、すまなかった・・今までずっとお前を騙し続けて・・・」

極星十字相殺拳・別館

しかし、テリーマンの言葉はキン肉マンに届いていなかった。いやテリーマンの姿すら目に入っていなかった。キン肉マンがみていたのは師匠カメハメの変わり果てた姿であった。

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極星十字相殺拳・別館 「嘘じゃい・・嘘に決まっとるわい・・あの不死身のカメハメ師匠が死んだりするもんか・・」

極星十字相殺拳・別館 テリーマンついにダウン。必死で起き上がろうとするがキン肉マンは手を貸そうとしない。いや這いつくばっているテリーマンが見えていないのである。観客席から大王や王妃、ナツコ、ミートが必死に訴えるがキン肉マンには聞こえない。セメントス長老はこう言った。「今のキン肉マンにはたとえ神の声とて聞こえんじゃろう」と。

その結果、10カウントゴングが入りマッスルブラザーズ初の敗北!

「なにやってんだキン肉マン!」「なぜテリーマンを助けなかったんだー!」

観客の罵声が響きわたり、空き缶や石が投げ込まれる。しかしそれが当たってもキン肉マンはなんの反応もしなかった。ついにパイプ椅子まで投げ込まれたとき、テリーマンが救い、そしてやっと我を取り戻したのである。

極星十字相殺拳・別館 誰だよ、これ投げ込んだやつ!無茶すんな。

極星十字相殺拳・別館 「うわあー!!カメハメ師匠を殺したのはきさまだ!きさまが師匠を殺したんだー!!」

キン肉マンの師匠カメハメを失ったショックはあまりにも大きかった。やり場のない怒りについテリーマンに心ない言葉をぶつける。そして「もう・・もうおしまいじゃあ・・」と座り込んでしまう。あざ笑うネプチューンマン。そのときカメハメの魂がキン肉マンに語りかけた。

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「なにをしておるのじゃキン肉マンよ!立ち上がるのじゃ!立ち上がってテリーマンと力をあわせ、このタッグトーナメントに優勝するのじゃ!!」

「しかし!私のパートナーは師匠あなたです!!それを・・」

「馬鹿者!!!」
極星十字相殺拳・別館 「よく聞けキン肉マンよ、仮にお前とわしがこのトーナメントに優勝したとしても、あのトロフィーを引き抜くことはできん!知っておるじゃろうがあのトロフィーは真の友情をもった者たちでしか引き抜くことはできん、わしとお前は所詮師匠と弟子の関係・・だがお前とテリーマンは違う!今は多少のわだかまりがあろうが、いずれ真の友情が回復するときがくるはずじゃ、その時こそ・・!!」

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「違う!違う!違いますぞ師匠!!テリーマンは私が最初にタッグパートナーに選んだとき断った男です!そんなやつと真の友情が・・」消えていくカメハメ。「師匠!カメハメ師匠ー!!」

どうだろうか。原作とはけっこう雰囲気が異なっているのが伝わると嬉しい。私はこの呆然とするキン肉マンを最初みたとき普通に泣いた。あの「牛丼ひとすじ三百年!」の男が、あのオモシロ真面目のエンターティナーのこんな姿は本当に痛々しかった。この演出は原作より良かったと思う。

ただ!惜しむらくは、なぜドクターボンベのことにふれなかったのか!アニメ版はボンベの扱いにかなり不満が残る。死んだあとテリーマンの涙のシーンもカットされていたし。神谷明御大の、

「ドクターを殺したのは・・・私だ・・テリーマンだけを責められるものかー!私も同罪ではないかー!」を聞きたかった。それが残念である。


最後にもう一つ、良い演出だったところがある。テリーマンがキン肉マンにタッチを求めるが拒否される場面だ。

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これまであの呪いの人形に仲間を操られ、翻弄されてきたキン肉マン自身がその術中にはまってしまう。

アニメ版では、キン肉マンと仲間がモメるシーンがいろんな試合の合間で流れた。それらのシーンは仲間が酷いセリフを言ってキン肉マンが怒るというシーンばかりだったので、観てる我々はキン肉マンに感情移入し、すっかり同情していた。しかし、キン肉マンも呪いの人形の例外ではなかったのだ。

極星十字相殺拳・別館 「テリーマンよ、カメハメ師匠に頼まれてキン肉マングレートになり変わっていたことは許そう!だがな、ザ・マシンガンズ復活を望んだ俺を軽くあしらったのはお前だぜ!!それを今更ゴールデンコンビ面できるか!!」
クロスボンバーのダメージが残っており、ダウンしてタッチを求めるテリーマンにこの言葉。あの被害者だったはずのキン肉マンが逆にこんな言葉を浴びせるようになるという、呪いの人形の恐ろしさを改めて実感させられた1シーンである。
勿論このあとカメハメ師匠の魂が現れ、キン肉マンに助言するシーンがありマシンガンズ復活につながるのである。

余談だが、カメハメ師匠が消えたあとに流れるBGMがいつもの終わり際に流れるBGMなので、「あ、ここで終わるんやな」とつい思ってしまう。

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