設計力はどれだけ必要? 設計力 = コミュニケーション力
さて、ツーバイフォーなど「ユニットタイプの構造」は、構造的に決まり事が多い分、
設計の自由度が比較的低い、という面がありました。
木造であれば在来軸組構法の方が、設計の自由度は大きいです。
耐震性についても、平成12年の法改正を境に、確認申請の段階で筋交いのバランスチェックが
必要となり、従来に比べて耐震性が担保されるようになりました。
設計の自由度が大きいとはいえ、家づくりもやはり「モノづくり」ですから、
制約がゼロというわけではありません。
唐突ですが、設計の自由度というと、バブルの頃が思い出されます。
建築設計界もやりたい放題の時代がありました。
90年代前半の建築系雑誌を見てみると、何となくわかると思います。
他との違いを競い合うような様相でしたよ。「オレの設計だ~」って感じで。
(ここで実例の写真出したらヤバいよね~)
私は学生の頃から、そういった独りよがりの設計に嫌悪感を抱いておりました。
これって、携帯電話のマナーと全く同じじゃないでしょうか?
相手がいないんですよ。そこには。
「建築設計は住宅に始まり住宅に終わる」と言われます。
住宅の設計者にはいろんなことが必要。技術的なことはもちろんある。
図面の表現力もある。三次元空間への想像力や、コストの知識。
でもやっぱり、考えれば考えるほど、それ以上にコミュニケーション力が重要だと思う。
そこに相手(建主様やご家族)がいる訳ですから・・・
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設計力はどれだけ必要? - 今日は独り言 -
「住宅の間取りに設計力はどこまで必要か」
この問いの対極にあるものは建売住宅ですね。あるいは分譲マンション。
マンションにはセミオーダーなどもありますが、基本的には決められた間取りに住む。
更に言えば、賃貸マンションに住むということも、あらかじめ決められた住宅に住む、
ということですね。
住む人が設計に関わらなくても、住めない訳ではないのですね~。
ここを考えると、注文住宅を設計する、ということは
「住まい手のこだわりがあることが大前提だ」
ということが、今更ながらわかります。
住まい手にこだわりがあるからこそ、前回のブログのように、
「建主様の要望をどこまで満たしているかを総合的に見極める力」が、
設計する側には必要だ、ということになるわけですねぇ・・・
なんだか全く当り前のような話になってしまったゾ?
でもこれって「初心に帰る」ってことじゃない?
スミマセン、今日は独り言! (^_^;)ゞ
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設計力はどれだけ必要? - ユニットタイプの住宅 その2-
さて、ツーバイフォーやハウスメーカーの軽量鉄骨ユニット構法を、3月8日の記事で
「ユニットタイプの構造」と呼ぶこととし、その長所である耐震性と、間取りの自由度の
両立ついてに触れました。
ユニットタイプの構造について検討する場合、理想に近い形で間取りがまとまれば、
耐震性と目指すライフスタイルの両方を手に入れることができます。
しかし、あまりにも間取りの自由度が犯されて目指す間取りにならない、
という場合も起こり得ます。
建主様においては、ユニットタイプの住宅を検討する場合、間取りと耐震性の両立を、
慎重に見極めながら業者と折衝した方が無難と思われます。
構造をユニットタイプに限定し、業者も限定してしまうと、望む間取りと構造的な制約の
両立に苦しむ場合も出てきます。
なので、構造の選定、業者の選定、共に巾を持たせておくと良いのではないでしょうか。
もっとも、多くの住宅会社では、ユニットタイプの住宅だけでなく、木造であれば在来軸組工法も
施工できます。軽量鉄骨系の住宅メーカーでも、間取りの自由度が比較的高い構造を
ラインアップに加えている所が多いですから、途中で構造を切り替えて検討する、
ということがよく行われています。
間取りの自由度という面で制約が多い分、
ユニットタイプの住宅の方が設計力が必要なのかも知れません。
しかしむしろ私は、設計者には、設計力そのものよりも必要とされるものがあるような気がします。
それは、建主様の要望をどのように阻害しているのか、構造を優先した方が要望に沿うのか、といった
「要望をどこまで満たしているかを総合的に見極める力」かも知れません。
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