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春の話5:昨日、今日、明日

毎日、たくさんあきらめながら歩き続ける。

今日はお休みだったので、昨夜は仕事が終わった後にお酒を飲みにいった。
自分が今思っていることをたくさん話したと思うけど、人の話も同じくらい真剣に聞こうとした。

今はみんな、世の中の誰もがそれぞれの胸の中に、色んな思いや気持ちをしまっていて、
そういうのはやっぱり時には外に出して、空気にあててあげないといけないんだと思う。

たくさんのモヤモヤや不安を感じているのはみんな一緒。
それを負のエネルギーではなく、何か意味のあるものにできないかな、ともみんな思っている。
みんな当たり前だけど何かしら考えている。ただ、どうしていいかわからないのもみんな一緒。

変な言い方だけど、今はいいきっかけを与えられているわけだし、
ここで変わるか変わらないか、人によって判断した結果はどっちでもいいと思うけど、
しっかり考えた方がいいとは思ってて。だからみんなで色んなことをしゃべればいい。
それはきっと無駄にはならないですよね?

今は自分には何もできないという無力感と、何かしたいという思いのギャップがひどいが、
それでも何か自分にできることから、できる範囲で少しずつでもしていきたいと思う。
周りにいる人と不安やもやもやを話し合うだけでも、それでもいいと思う。

ただ、昨夜はつかの間ではあるが、しばし色んなことを忘れて、気を楽にできた気がする。
震災のあとは、どんなささやかな風景も大切に感じている。

* * *

状況は何も良くなってはいないのだが、なぜか少しずつ音楽を聞きたいような気分にもなってきて、
今日は一日部屋に閉じこもって、レコード棚の整理をしたりしていた。
時折針をのせてしばらく聞いていなかった音楽を聞く。
回っているレコードを触ると、音楽をしっかり聞いているという感じがする。
その目に見える形と重さがあたたかい。

改めて見ると、CDやレコード、PCのデータを合わせるとそれなりにたくさんの量がある。
壊れゆくものばかり見続ける日々で、人が作ってきたものの尊さを感じる。

人は必要なものもたくさん作ってきたし、不必要なものも同じくらいたくさん作ってきた。
物は欲しくてしかたないと思うんだけど、全くいらないとも思う。
頭がごちゃごちゃ混乱していて考えがまとまらない。

でも人は何かを創り続けていくものだと思うし、芸術文化に携わっているひとりの人間として、
人の創造活動を止めるべきとは言えないし、言いたくはない。娯楽という言い方は好きじゃない。
けれど、例えば食べものや水に比べれば、優先順位は低いのかなとも思うし。
根本的な価値観なんて人それぞれで、誰も順番なんてつけられるものではないけれど、
人の命が一番大事なのはわかってる。その先は、今の僕にはいくら考えてもわからない。

他の人はどうかわからないけど、やっぱり僕は音楽を聞きたいと思うし、
小説を読みたいとも思うし、絵を見たいとも思う。ご飯を食べたいと思うのと同じように。

今日は日曜日。
現実の忙しなさを忘れて、春の夜に漂う、それぞれの時間。

東京にいる人も、まずは体が大事。
張りつめた日々が続いて、体調崩している人も多いみたい。

まだまだ道は険しくて、しんどい日々は続くけれど、
ふんばろう!

* * *

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