「ウワアアアアア!」








さあ最後の直線!泣いても笑っても最後の直線!最後の死闘だ!







グイン先頭!グイン先頭!オカダトップガン、懸命に鞭が入ってこれを追う!三番手からフウリンカザンも差を詰めて来るか!外からマルゼンエッジ来たぁ!

ああっ、一気に外からマルゼンエッジがやって来る!やはりこの馬か、この馬がやはり抜けてくるのか、エッジだ、エッジだ、その後ろにミラクルスターがいる、ダンシングデビルも直後から、







さあおっと、エッジが右へヨレ……おおっと、ちょっと、っと!?













エッジがおかしい!!

エッジがおかしい!!







ああっ!!これはこれは・・・・・・、






エッジが故障だ!エッジに故障、

マルゼンエッジに故障発生!







なんとなんと!

エッジが競走中止!!!




……先頭はグイン、グインが先頭であります!フウリンカザンが差を詰めてくる!エッジ、い、いや……フウリンカザンが差を詰めてきた、

ミラクルスターは外目から、後は後は……ダンシングデビルか、ダンシングデビルが抜けてくるか、おおっ、なんとダンシングデビルが伸びてくる!

しかしグインが頑張る!グインが頑張る!外からフウリンカザン!ダンシングデビルも来ている!トップガンも粘った粘った、

さあ内目からこれは、ヒデノブライトも懸命に上がってきて、ミラクルスターは外、最内付いたオーバーザワールドが一気に上がってくるか、

グインが粘るっ!グインが粘るっ!フウリンカザン並んできた!外ミラクル、ああっ、ちょっと外のミラクルはピンチピンチぃ!










なんとなんと!


ミラクルスターも馬群に沈んでいくぅ!!!









「ドオオオオオオオオ!」





スタンドからは悲鳴!まさかまさか!二強の姿が消えた!代わってダンシングデビルが上がってくる!後は内からヒデノブライト、オーバーザワールドも懸命に叩いた叩いた、

グインが踏ん張るっ!グインが踏ん張るっ!カザン並んだっ!カザンがこれに並んだかっ!外からデビル、外からデビルが一気に来たぁ!

さあ前は三頭か!これに加わってくるのはオーバーザワールドあたりだが届くかどうかっ!

エッジはいませんっ!エッジはもうどこにもいません!









前はグイン、そしてカザン、懸命に詰めたダンシングデビルが並んできてさあゴール板前、壮絶、壮絶な争いとなった!

グイン頑張った!グイン頑張った!最後の力を振り絞ってフウリンカザンが食い下がる!デビルと天才も来ている!






どうかどうか、どうかどうか、グイン抜かせないっ!なんとグインが抜かせないっ!


デビル詰めるっ!デビル詰めるっ!


盛り返せっ!カザン!

しかししかしっ!しかししかしっ!










グインか、グインか、

グインか、グインだぁー!!!





……!!!



グインだぁー!!勝ったのはグインだぁー!!











「ウワアアアアアアア!」





なんとなんと、勝ったのはグインであります!!







二着争いは微妙でありますが、ダンシングデビルが僅かに体勢有利か。フウリンカザンはどうやら三番手。


以下、オーバーザワールド、ヒデノブライト、オカダトップガンの着順の模様。ミラクルスターはなんとその後、赤い彗星は屈辱の七着です!


しかししかしっ、なんといっても大ハプニングはマルゼンエッジの競走中止!何と言うことでありましょう!直線入り口、二、三十メーターといった地点、突如としてマルゼンエッジの競走中止!

気になりますっ!非常に気になるところであります!無事で、何とか全頭無事でと祈っておりました東京優駿、幕切れは劇的でありました!マルゼンエッジは競走中止、マルゼンエッジは……

(つづく)




「ガシャン!!」






好ダッシュを見せたのはゼッケン10番のグインか、他の各馬はどうか、あまり出遅れたという馬はいません。各馬まずまずのスタートと申し上げてよろしいでしょう。






さあグインが行った!予想通りグインが行きます!大外からオカダトップガンがスルスルと上がってきて二番手か、その内フウリンカザン、ドルフィンリング真ん中から、

ミラクルスター、ダンシングデビル、マルゼンエッジといった体勢、さあマルゼンエッジは内目に入って行った。馬群の中、七番手から八番手といったあたり。

先頭はグイン、グインが快調に飛ばして行ってリードは二馬身、三馬身、さあ広げていきます。オカダトップガンは控えて二番手。折り合いが付いているかこのあたり、なんと折り合っている感じ、オカダトップガンであります。

フウリンカザンが一馬身半ほど後、三番手。直後にドルフィンリングが行きます。半馬身差でミラクルスターはここ。ダンシングデビルはこれを見る形で六番手。

そしてエッジが行きます。ミラクルを直前に見て、直前に見てマルゼンエッジ、マルゼンエッジは七番手か。

ロッチラヴスターが一馬身差で追走。追っつけてフォグインザスター、ヨイチサーバーが内々を通って、ヒデジェントルがここにいます。

ヒデジェントルと並ぶようにヒデノブライトが悠々と追走。手応え良さそうです、ヒデノブライト。ベルファストボムはちょっと抑え気味か、

おっとおっと、ミスカトニックが例によって掛かった掛かった!ミスカトニックこれはタマランといった感じでベルファストボムを交わして上がっていく!おおっ、ぐんぐん上がっていったミスカトニックでありますが、

ずーっと下がって最後方にオーバーザワールドが定位置、いつもの位置からオーバーザワールドが行きます。 先頭からお終いまでは……おっともうグインが八馬身から九馬身のリードを取って逃げている!







「ウワアアアア!」

これは大逃げ、大逃げでありますグイン、場内から歓声が上がって向こう正面、ただ一騎、悠々とグインが一人旅。ペースはそんなに速くない、良い感じで逃げているか、グインが良い感じで逃げています。

遙か離れたオカダトップガンは折り合い付いて二番手であります。フウリンカザンが少し詰めた感じで一馬身差の三番手。ドルフィンリングがおりまして、ミラクルスター、ミラクルスターが直後。

ダンシングデビル、マルゼンエッジ、このあたりペースの読みが難しいところ。グインを逃がしておいて良いのか。しかし末脚自慢の動向も気になるところ、容易には動けません、容易に動くことは出来ませんっ!

ああっ、引っかかったミスカトニックが中団あたりまで上がってきています。ヒデノブライトがその後ろあたり。オーバーザワールドは最後方でさあ、グインは既に三コーナーに差し掛かっている、




グインが逃げて逃げてリードは十馬身、さあ後続徐々に動くのか、ここは詰めておいた方が良さそう、後続が徐々に差を詰めてきます。オカダトップガン、ちょっと手が動いて、フウリンカザンもこれに付いていく、後続もずーっと動いてくる、

さあ三コーナーから四コーナーの欅の向こう、早くも後続動いてグインとの差を詰めてくる、グインは持ったまま、グインはまだ持ったままでこれを迎え撃つ構えか、

さあ四コーナーに掛かってグイン先頭、グイン先頭、一気に差を詰めてきたオカダトップガン以下、もうその差は五馬身、四馬身と縮まってきた!

カザンがいる、ミラクルがいる、そしてエッジがいます!さあ夢の舞台、夢の舞台で、綺羅星のごとき競走馬達が溜めた力をここに爆発させて来るっ!

外からマルゼンエッジが行った!ダンシングデビルを交わして、おおっ、そしてミラクルスターを交わしてマルゼンエッジが四コーナーで動いて行った!



「ウワアアアア!」












(つづく)





集いました18頭。ゆっくりと一頭、また一頭とゲートに収まっていきます。何とも言い難い緊張感が襲ってきますが……果たして勝つのはどの馬か。エッジか、ミラクルか、それとも他の馬か。






最後にオカダトップガンでありますが……全く入る気がありませんこの馬。 あーあこれは参りました。









「ドオオオオオオ!」



変な歓声に湧いている東京競馬場、笑いさえ漏れております。失笑渦巻くスタンドでありますが既にスタート時間を過ぎてオカダトップガンのゲート待ち。悠然と構えておりますが早く入れという感じ

        :







(多良崎・回想)





「・・・・・・岡田先生!」

「なんだい?多良崎クン。」

「見ましたか?今のレース!」

「ああ。」

「ああって呑気な・・・!メジロパーマーですよ!メジロパーマーが有馬記念を制したんですよ?!」

「そう大きな声を出さない、多良崎クン。」

「なんでそんな冷静でいられるんですか?15番人気の馬が勝ったんですよ、もっと驚きましょうよ!」


「ハハハ、何を驚くことがある?ホレ見なさい、メジロパーマーの単勝馬券だ。」

「えええええ?!10万円の単勝馬券?!」

「有馬記念くらい景気よくはらせてくれよ。もっとも、それなりに確信があったがね。」

「あははは・・・。」


「ワタシは昔から、”逃げ馬最強説”を唱えてるのさ。それになんといっても、逃げ馬は美しい。」

「”逃げ馬最強説”・・・。」

「馬主としてのワタシの夢は、”逃げ馬で日本ダービーを制す”ことなんだ。」

「ええええええ!ダービー制覇?!そ、そいつは壮大な夢ですね!岡田先生。」

        :



「多良崎さん・・。」

    :


「多良崎さん。」

    :



「多良崎さん!」


「・・・・おや?レッドバロンのガッツさんか、こいつはお珍しい。」

「ミラクルスターの件、聞いたわ。・・・取り戻してくれて、どうもありがとう。」

「ヘッ、礼なら有田に言ってくれ。ヤツがおたくの江草の企みを阻止したんだからな。」

「・・・・。」

「まったく、あのイケメンさんは何を考えてるんだ?アンタも大変だな、あんな部下をもって。」

「あんなクズ、もう部下でもなんでもないわ。即刻イタリアに強制送還よ。」

「そうかい、そいつは気の毒に。まあ、オレには関係ないことだがな。」






「あの・・・アナタ、今夜お暇?」

「は?」

「私は借りを作らない主義なの・・・。」

「ハハハ、冗談きついぜガミラスさん。」

「また私に恥をかかせるつもり?」

「そんなことより、”赤い彗星”の応援でもしたらどうだ?レッドバロンがダービーを制す最後のチャンスなんだろ?」

「ムッ・・・、最後のチャンスですって?!」

「もっとも、このレースに勝つのは、”最強の逃げ馬”オカダトップガンだがな!」

「クスクス、たしかにゲートインすら満足に出来ない、最”狂”の逃げ馬さんね。」

「て、てめー、コノヤロー!」


        :



「ウワアアアア!」



ああっ!トップガンの鞍上・”ばんばのカツ”が堪りかねて、ムチでアタマを一発二発!いけませんいけません!この晴れの大舞台に騎手も熱くなっているようです。

オカダトップガンが少しよろめきながら……今、ようやく入りました。これで18頭全てゲートイン!さあ世紀の一戦が始まります。東京優駿のスタートです。





「ガシャン!!」





(つづく)





      (日本ダービー解説席)






吠々アナ:遂にこの日が来ましたね、日本ダービー。






紀ノ川解説員:来てしまいました。

吠々アナ:おっ、柄にも無く緊張してますね。

紀ノ川解説員:まあそりゃね……


吠々アナ:それでは今日も「馬鹿に見える馬」、お願いします。やはり……

紀ノ川解説員:オカダトップガンです。

吠々アナ:そうでしょう。私もそう思いました。でも違います。「馬鹿な馬」では無くて、良く見える馬を挙げて下さい。

紀ノ川解説員:そりゃマルゼンエッジですよ。見て下さい、あの馬体。絶好調時のマルゼンエッジに違いありません。ファンの私が言うんだから間違いない。

吠々アナ:あまり私情を挟まないで下さいよ。対するミラクルスターは如何でしょう。

紀ノ川解説員:本来余り感情を表面に出さない馬ですからね。良くても悪くても、出さない。つまり読みとるのが難しい馬なんです。今日もそうですね、問題は無さそうですが。

吠々アナ:三番手評価にしているヒデノブライトはどうでしょう。

紀ノ川解説員:こちらは予想通りですねぇ。凄く良く見せます。状態で言えばエッジかブライトじゃないでしょうか。

吠々アナ:ほう。そんなに良いですか。あと、二強とは初顔合わせのフウリンカザン、そしてチャンピオン杯以来の休み明けダンシングデビルなんかはどうでしょう。

紀ノ川解説員:カザンはちょっと気になります。元気が無いというか、何というか。本来が大人しい馬なんですが、どうでしょう。あまり好感は持てませんね。ダンシングデビルはそこそこに仕上がっている感じですがいきなりでこのメンバーはどうでしょう。難しいんじゃないでしょうか。

吠々アナ:なるほど。ではまとめて下さい。

紀ノ川解説員:面白味には欠けますが、やはり皐月賞の上位三頭と見ますね。つまり印を打った通りです。展開的にもこの三頭は隙がありません。大逃げを許したり、ハイペースでバタバタになるような馬達ではないし、鞍上達でもないですからね。信頼して良いんじゃないでしょうか。

吠々アナ:分かりました。かなり自信があるようです。はたしてエッジ神話は今日も無人の地を行くのか?それでは実況席にマイクを返しましょう。

(つづく)



     

      (日本ダービー本馬場入場)







昨年暮れに端を発する長いクラシックロードが、ここで一つの結論を見ます。東京優駿グレードワン。






晴天に恵まれました東京競馬場、今日、このダービーが良馬場コンディションで行われますことを心から喜びたいと思います。休み明けで前走皐月賞を制したマルゼンエッジ。そして雪辱を誓うミラクルスター。

二強を取り巻く素質馬も余ることなくここに集結しております。見事な面々が揃いました東京優駿。それでは入場してくる各馬を紹介していきましょう。

先ずは一番、道中は落ち着いて最後の脚に賭けたいミスカトニック。ああちょっとうるさいところを見せていますか。大観衆を目の前にしてさすがに気持ちを抑えきれないといった感じであります。鞍上は名手、川内。前走は皐月賞、12着。

                            :

2500mのトライアルを勝って来たヒデジェントル。三連勝の勢いでここまでもぎ取りそうな気配すらあります。スタミナ、そしてスピードにも不安はありません。鞍上は柴多騎手、前走は寛永通宝S勝ち。

                            :

古参の登場であります、ベルファストボム。本来が東京巧者。2400という距離も望むところ。自慢の末脚を披露することが出来るか。鞍上は追い込みの北騎手。前走は騎士杯9着。

さあここにまた、府中の晴れ舞台を待ち望んだ一頭が登場します。父を、そして母を越えろと名付けられたオーバーザワールド。これまでずっと苦楽を共にしてきた名人岡辺にこのビッグタイトルをプレゼントすることが出来るか。驚異の末脚の持ち主であります。前走は皐月賞、4着。

さあご注目下さい。ゼッケン7番であります。レース中、この7番から目を離さずにお願いいたします。マルゼンエッジと富士田騎手。今ゆっくりと馬場に入ってきます。皐月を叩いて万全か、やはり威風堂々としています。伝説は今日も無人の地を行くのか。ここを勝てば新たに三冠という夢も生まれます。前走は皐月賞、1着。

                            :

マスター富士川の秘蔵っ子、グインの登場であります。スパルタに次ぐスパルタで力を付けていったグイン。そんな経緯を少しも感じさせない元気な姿を見せております。皐月賞では見られなかった逃亡劇を果たせるかどうか。鞍上は松長騎手、前走は皐月賞、13着。

ダークホースというには有名になり過ぎた感のあるヒデノブライトはゼッケン11番。二強が目線まで降りてきているか、十分な力の持ち主であります。前走は皐月賞3着。

おっと、ミラクルスターの姿が見当たりませんね・・・、先に次の馬を紹介しましょう。

長い時を経てようやく帰ってきました、ダンシングデビル。ひとまずはお帰りなさいと声を掛けたいところであります。その資質は天才のお墨付き。さあ行こう、久々のターフへ。鞍上は竹本豊。前走はチャンピオン杯、6着。

歓声が湧きます。凄い人気です、フウリンカザン。エッジにもミラクルにも歓声では負けていないが、その実力は果たしてどうか。今日が正念場、初の二強との対決にこちらまで熱くなってきそうです。鞍上は横谷ジョッキー。前走は騎士杯、2着。

最後の……ああっと、うるさい、うるさい、オカダトップガン。場内歓声が上がってびっくりした感じ、オカダトップガン。立ち上がってしまいました。これはいけない、これはいけない。一人係りの者が倒れていますねぇ、どうやらヤラレた様子。トップガンに蹴りでも入れられたか係員、ノックアウト状態であります。






「ウワアアアアア!」



馬主は神戸HC、前走は、ああ、うるさいですね、騎士杯で3着。今ターフに解き放たれるトップガンでありますが、かなり気合いを入れて走って行きます。こんなところで全力疾走かバカダトップガン。

以上17頭が本馬場に入ってきました。さあどんなレースになるのでしょう、東京優駿。あと十数分で発走となります。









「バババババババ!」




おや?あれはなんでしょう?上空に突如として一機のヘリが出現しましたが・・・。


あ、あれは、”エアーウルフ”?!







「ドオオオオオオ!」









おおっと?ヘリからコンテナがパラシュート投下されたぞ! 今、ゆっくりと四コーナー欅の向こうに落ちていく!あやうくすぐそばを走っていたオカダトップガンに接触するところ、危ない危ない!


あぁ、今係員が駆け寄ってコンテナの中を調べてますね、今しばらくお待ちください!








「ウワアアアアア!」

場内は大歓声!これはいったい?!

ああ!あれは・・・あぁ!


















ミ、ミラクルスター?!








なんとなんと、コンテナの中からミラクルスターが現れました!ミラクルスターが超ド級の本馬場入場です! これはレッドバロンHCの演出か?スタンドからは大歓声!


「聞こえるか、有田?”赤い彗星”は無事に届いたぞ。」

「OK、多良崎!それじゃあ、オレは一足先に神戸に帰るぜ。ゆっくりとダービーを楽しんでくれ!」


「ありがとうよ。それにしても有田、おまえエアーウルフも操縦できるとはな・・・!」

「第2章に入ったことだし、自家用ヘリもパワーアップしないとね。江草の野郎の驚いたツラ、多良崎にも見せてやりたかったぜ。」






「そいつは見たかったな。エアーウルフの燃料費は、レッドバロンのガッツに請求してやりな。」






「ラジャー!奪還費込みで、たっぷりと支払ってもらうぜ!」









「ウワアアアアアア!」





役者が揃った東京競馬場!鞍上海老名がまたがりましたミラクルスター。前走は皐月賞、2着。雪辱の舞台はここしかありません。二強対決第二ラウンドの勝者は俺だ。その視界には富士田エッジしか入っていないはず。”赤い彗星”が、今、軽やかにキャンターに入りました!




(つづく)




「うわーい、ドインマスクだー!o(^▽^)o」






「こら、くるみ!危ないから走っちゃダメだよ!」





ダービーを翌日に控えた神戸HC一行は、くるみ会長たっての希望で、大阪南港のインテックスで開催されているヒーロー・ショウを訪れていた。


「有田、ドインマスクって何者なんだ?」


「ああ、テレビで人気の”体操のお兄さん”が扮してるヒーローだよ。」

「全身真っ赤なタイツで、子供達と一緒に体操するマスクマンですよね?」

「よく知ってるな、えいくん。」


「ええ。お昼のワイドショーで特集されてるのを見ました。今、子供と主婦に絶大な人気があるって。」

「フーン・・・。で、なんでそのイベントに、おれたちまで付き合わないといけないんだよ?」


「まあそう怒るな、多良崎。会長が”みんなで一緒に”って、きかないんだよ。」

「やれやれ・・・。でも、ショウも終わったようだし、そろそろ帰ろうぜ。明日はダービーを見に上京するんだろ?」


「そうだな・・・。」


その場を去ろうとした多良崎たちに、1人の男が声をかけてきた。



「もしかして、多良崎さんじゃないですか?」



「ド、ドインマスク?! ( ̄□ ̄;)!」



「うわーい、ドインマスクだー!o(^▽^)o」




真っ赤なマスクの中から、見覚えのある男が顔をのぞかせた。



「ど、土居くん! (@Д@;」



「ご無沙汰してます、多良崎さん!」


「こんなところで何を?たしか・・・アンパンマンミュージアムで働いてたんじゃ?」 (第35話参照)



「ええ。あの後オーディションを受けて、体操のお兄さんになることができたんですよ。」


「そうだったのか・・・。土居くん、本当に子供が好きなんだね。」



「ハイ!これが僕の天職なんだと思います!」





「多良崎、ぼちぼち・・・。」



「分かってるよ、有田。土居くん、おれたちはこの辺で失礼するよ。また会おう!がんばって!」



「はい、またお会いしましょう!」







ブーン・・・




「有田さん、多良崎さんは、明日は朝一番で東京入りですよね?」

「ああ、新神戸7時発ののぞみに乗るつもりさ。」

「いよいよ、日本ダービーか・・・。夢のようだな、有田。」

「ああ、オカダトップガンがやってくれることを期待しよう!」

「そういや、昨日のダイスポに載ってた記事よんだか?」

「ああ。ロックブライアン回避の記事だろ?全く信じられないぜ。」

「ダービートライアルに勝った馬が、本番を自重とはね。まったく、萩さんって人は・・・。」

「たしかにおれたちには理解できないが、あの人なりに考えてのことだろ。仕方ないさ。」

「そうだな・・・。」





ブーン・・・




「それにしても、南港もイベント会場のまわりだけだな、活気があるのは。」


「ああ、来るたびにさびれてるよな。全く大阪府は・・・。」

「ん?あのコンビーナートのあたりに人だかりが?」

「ほんとうだ。何か大切なものを運んでるんだろう?」


「ちょっと見ていこうぜ、有田」

「おいおい、勘弁してくれよ。」

「ちょっとだけだよ、なあ、えいくん、会長をよろしく頼む。」


「やれやれ・・」


              :


「あ、あの白いスーツの男!見覚えあるぞ!」

「ん?本当だ。アイツはたしか・・・レッドバロンHCの江草!」

「アイツだぜ・・・、おれたち神戸HCを干そうと企んだヤツは・・・。」

「ここで会ったが100年目だな。おい、挨拶してくるか?」

「いいね。」

「あ、二人とも!揉め事は起こさないでくださいよ!」


             :

       (船上)


「オイ、何やってるんだ!さっさと船に積み込め!」

「ハイ!」

「早くしないと、沖合いで停泊中の母船が出航してしまうぞ!」

「ハイ!」

「チャンスは今しかないんだぞ!早く本国に輸送するんだ!」

             :


「ん?江草のヤツ、何だかやけに焦ってるようだな。」


「嫌な予感がするな。物陰に隠れて、すこし様子を見ようぜ。」


クレーンに吊られた赤いコンテナが船に詰みこまれるのを確認した男は、出航の合図を送った。


「おい、あのコンテナ!大きさから想像するに・・・。」

「ああ、嫌な予感がするな・・・。」


「まさか・・・密輸?」

「ああ・・・。」


「どうする?船は出港しちまったぞ!」

「うーん、どこに向かうんだろう?レッドバロンのガッツは、このことを知ってるのかな?」

「あんたたち、そこで何してる?!」


「マズイ・・・、見つかったゾ。」










「いやなに、ちょっとこのあたりを散歩していただけですよ。」

「ここは関係者以外立ち入り禁止だ!さっさと出て行け!」

「なあ、アンタ。今の船は?」

「何?!おまえら、やはりあの宝石が目当てなんだな?!」

「ち、違うよ!あの船は宝石を積んでるのか?知らなかったよ!」

「本当か?あの宝石、”赤い彗星”を狙ってるんじゃないんだな?」

「”赤い彗星”・・・?」

「い、いけね・・・。とにかく、さっさと出て行ってもらおう。お前らには関係のないことだ!」



「あ、お帰りなさい!アレ?二人とも顔色が悪いですよ?何があったんですか?」

「おい、有田!あのコンテナの中に入ってるのは・・・」

「間違いない。あの中に入ってる宝石とは、ミラクルスターだ!」



(つづく)




(日本ダービー最終追いきり)







「松戸さん、どうも」

「お、有田くんか。先日はご馳走になったな。」

「いえいえ、こちらこそ楽しかったです。」

「騎士杯は見事にやられちまったよ。ロックブライアン、良血開花ってところだな・・・。」

「でも、フウリンカザンも負けて強しの内容でしたね。ダービーが楽しみですね。」

「おたくのバカダトップガンも三着に入ってたな。皐月賞未出走組の方が実力が上、ということをダービーで証明してやろうぜ。」

「そうですね!あ、そろそろ日も落ちてきましたし、どうです、帰りに祇園で一杯?」


「いいね。」


「オーイ、多良崎!いくぞー!」


「ん・・・ちょっと待ってくれ。まだ調教中なんだ。」

「ん?グインとオカダトップガンは、こんな暗い中まだ頑張ってるのか?」

「へー、随分やる気じゃないか?」

「松戸さん、どうします?僕らはもう少し見ていきます。」

「そうかい、じゃあオレは先にいくよ。また馬主席で会おう。」

「すみません。また週末!」

      :


「有田、見てみろ。何だかおかしくないか?」

「ん、何がだ?」

「さっきから、オカダトップガンの身体が光ってる気がするんだ。」

「そんなバカな。ナイターの照明で、汗が光ってるだけだろ?」

「そうかなぁ・・・。たまにピカッ!と馬体が発光してるように見えるんだが・・。」

「お、沖田くんだぜ。ちょうどいい、彼に聞いてみよう。」

        :


「え?トップガンが発光するですって?」


「ああ。多良崎が言ってるんだけど・・・。」

「き、気のせいですよ。そんなことあるわけないじゃないですか。」

「そうだよな!多良崎、オマエも相当疲れてるな。今日はもう帰ろうぜ。」

「ああ・・・、そうだな。」

「じゃあ、僕は失礼します。」

「またな、沖田くん!」

「神戸HCは帰りマシタカ?」


「ええ。マスター、危うく多良崎さんに電流調教を感づかれるところでしたよ!」

「やれやれ。それにしても、夜になるとオカダトップガンの電流が綺麗デスネ。



ここから見てると、まるで ド のようデス!


「(バレたら、絶対殺されるゾ・・・) (▼Д▼;) 」

(つづく)





  (栗東・富士川厩舎)






「ダービーに向けて、グインの調子は上向きですね、マスター。」






「YES!毛ヅヤもガラッと良くなってきましたネ、沖田クン。」

「今日の調教メニューは・・・やっぱり坂路ですか?」

「NO!今日から、本格的なトレーニングを行います。」

「本格的なトレーニング、ですか?」

「沖田クン、オカダトップガンを連れてきてクダサイ。」

「グインと併せるんですか?分かりました。」


          :


「まず、二頭を客観的に分析すると、オカダトップガンの勝機は限りなくゼロと言っていいデショウ。」

「ゼロ・・・。」

「新馬戦から数えて4戦目で、調子落ちは明らかデス。それにあの気性難、もってもせいぜい最終コーナーまででしょうネ。」

「きびしいですね・・・。」

「まともに走れば、掲示板まではあるかもしれませんけどネ!今回は黒子に徹してもらいマス。」

「オカダトップガンは黒子か・・・。」

「一方、グインはデビュー以来最高のデキに仕上がるデショウ。マルゼンエッジも一叩きされて調子を上げてくるはずデスガ、グインにも十分勝機はあると思いマス。」


「たしかに今回のグインのデキなら、期待できますね。」

「そこで、グインには思いっきり逃げてもらいマス。今の状態なら、最後の直線でもスタミナ切れをおこす心配はアリマセン。」

「他馬がせりかけてきたら?」


「それをオカダトップガンが二番手で食い止めるのデス。名付けて、”タンデム大作戦”!

「”タンデム”?たしか、直列二頭立(前後に二頭の馬を並べる)の馬車のことですよね?」

「YES!沖田クン。」












「うーん、どうかなぁ?オカダトップガンが素直に二番手に控えるとは思えませんが・・・。」

「今回の練習の狙いはまさにソコです。トップガンに控える競馬を覚えさせる・・・もとい、グインの二番手を追走する走りを覚え込ませる、と言ったほうが正解かもしれまセン。」

「それが出来たら、”バカダトップガン”なんて呼び名はつきませんよ。」


「そこで登場するのが、この装置デス!手元のこのスイッチを押すと、トップガンの全身に電流が流れる仕組みになってマス。」

「へ?」

「調教中、もしトップガンがグインを追い越そうとしたら、この電流スイッチを押し続けるのデス!」


「ええええええ!(((゜д゜;))) 」



「うちはスパルタ調教が売りですからネ!これくらい、かわいいものデス! (≧▽≦)  」


「(なんて恐ろしい・・・) (((゜д゜;))) 」



(つづく)



東京に開催を移しまして、本日のメインレースはダービートライアル・騎士杯、G2・芝2400mで争われます。一番人気はフウリンカザンで1.0倍。





今や「オーバー・ザ・エッジ」の旗頭的存在でありますフウリンカザン。一体彼が「どんな勝ち方をするのか」、その辺りに注目してレースを見ていきましょう。






「みろ多良崎。あれがフウリンカザンか・・・!惚れ惚れするようないい馬だな。」

「クソッ!”どんな勝ち方をするのか”だと?ふざけやがって!」

「それより、どこにいるんだろう?萩さん。」

「ああ。まさか騎士杯にロックブライアンが出走してくるとはな。きっとどこかで隠れて見ているはずだぜ。」

「そうだな。でも、少し安心したよ。」

「やっぱり萩さんは、競馬が好きなんだな。」

「今日のレース、ロックブライアンになら負けてもいいや~。」


「おいおい、そんな余裕発言をしていていいのか?今日はどの馬もダービーへの出走権を取りに来てる強者ばかりだぜ。気を抜けば、殿負けだってありうるぞ。」

「冗談だよ!有田。」

「うちのヤングガン、まともにさえ走ってくれたら期待できるんだが・・・。」

「い、祈ろう・・・」





「ドオオオオオオオ!」









「ん?何事だ?!やけに騒がしいな?」

「おい、あれをみろ、多良崎!」



9番フウリンカザン 単勝オッズ 0.9倍


「なにー?!」



ただいま、オッズコンピュータが故障している模様です。今しばらくお待ちください!




「おいおい!故障かよ、驚かせやがって!」






「コンピュータが狂うほど、圧倒的な支持率を集めてるってことか・・・?」




         :



コンピュータ故障で一時は騒然としました東京競馬場!一番人気フウリンカザンの最終オッズはやはり1.0倍!今日もカザンのオッズは1.0倍です!

ゲートインが始まっておりますが、今スンナリとフウリンカザンがおさまるところです。 見据える先に、マルゼンエッジの姿を見ているのか?さあ次々に各馬おさまって……ゲートイン完了。



「ガシャン!!」




スタートしました!

おっと、好スタートはオカダトップガン、トップガンが前に行くか、トップガンが先頭に立ちます。その後にロックブライアンが行った。さあフウリンカザンは好位三番手。

エアロゾーンはその後ろにいて、アーデルジャスティ。ワイエスシャドー、アブスナイパーがいてパインソードがその後。オチャヅケバイオ、今日は控えたか中団から行きます。

メグロウイングが直後にいて、ワールドスキー、ユーシュンブロンド、ゲットレディゴーと続きます。ベルファストボム、スターバランスが最後方並んでいって全馬18頭。縦長の展開で進んでいきます。

ペースは平均か、やや遅いくらい、さあ先頭に戻ってみましょう。先頭はこのあたり、オカダトップガンを交わしてロックブライアンが逃げています。ロックブライアンがぐんぐん行った、ぐんぐん行ってトップガンとの差を広げていく。

さあオカダトップガンは離れました二番手。その差が三馬身、四馬身、五馬身と広がっていく、先頭のロックブライアン。三番手フウリンカザンとトップガンの差も四馬身ほどありまして、このあたりはポツンポツンとバラけました。

悠々と行っておりますフウリンカザンは三番手。エアロゾーンもカザンを意識して行って、アブスナイパーも内々差が無く追走していますが……

さあそれよりも前だ、前だ、ロックブライアンが大逃げを打っている!ロックブライアンと二番手オカダトップガンの差は十馬身ほど広がっているか、

それから三番手フウリンカザンとの間も五馬身あってこれは凄いことになっている東京競馬場、場内がドッと来ています、ドッと来ている、

三コーナーから四コーナー欅の向こう、大きなリードを取ってロックブライアン、ロックブライアンと犬西がただ一騎ぐんぐん飛ばしていきます。オカダトップガン、このあたりで差を詰めてくるか、

フウリンカザンはまだ動かない、まだ動きません、最終コーナー、ロックブライアンにオカダトップガンが押して押して五馬身まで差を縮めてきたぞ、後は六、七馬身離れてまだフウリンカザンは動かないか、

さあ直線に向いて、ロックブライアンが先頭!オカダトップガン差を詰めて四馬身、三馬身、フウリンカザン漸く動いてきたがまだ距離がかなりある!

先頭はブライアン!トップガン懸命に叩いて二番手、さあフウリンカザンが一気に差を詰めてくる!後続もこれに続いて混戦模様、ブライアンが逃げた、逃げた、トップガン差を詰めるが限界か、苦しそう!

ぐんぐんフウリンカザンが詰めてくるがちょっと届きそうにないリード、後はエアロゾーン、ちょっと離れてアブスナイパーも内から来るが、

これはセーフティーリードか、ロックブライアンが完全に抜けているが……おおっとフウリンカザンに鞭が入って凄い脚で伸びて来た!

これは凄い脚、フウリンカザン、怒濤の追い込みを見せたフウリンカザンが今、四馬身、三馬身、二馬身、一馬身、これは交わすか、これは交わすぞ、異次元の末脚だ、

ああっ、しかし抜かせないロックブライアン、伸び返したロックブライアン、半馬身キープか今ぁ、ゴールイン!

「ウワアアアア!」



まさかまさか!フウリンカザンが敗れました!フウリンカザンは強襲虚しく二着!二着です!そして、三着には癖馬オカダトップガンが入った模様!

勝ったのは何とロックブライアンと犬西騎手!大逃げが大成功、やりましたロックブライアン!父ブライアンズタイム・母ダンシングキイ、オーナーはロック界のカリスマ・萩輝彦さんです!






良血馬ロックブライアンが、ダービートライアル騎士杯を制しました!



(つづく)


「しかし、有田。今日はなんで松戸のオヤジなんかを接待しないといけないんだ?」






「そういうな、多良崎。松戸さんには高知で世話になっただろ?」

「火山ラーメンを思い出すと、今でも吐き気がするよ。」

「ワハハ!あれはオマエが悪い。」


        :


「あ、松戸さん!まいどー!」

「人を呼んでおいて、遅れてくるとは・・・。貴様らなめてんのか?」

「ワハハ、スミマセン!」

「まあいい、今日はうまいものを食わしてくれるって聞いてきたんだ。期待していいんだろうな?」

「ええ。神戸牛の鉄板焼きフルコースです。きっと満足してもらえますよ。」



          :


「聞いたよ、スーパーキッドを安田記念に出すんだって?」

「ええ。マッドヘリオスも年貢の納め時ですね。」

「たいした自信だな。マスターの馬鹿も、”何もしなくても勝てる”と、トレセンでフイてるそうじゃないか?」

「あの馬鹿はほっときましょうよ。それより・・・例の怪物の調子はどうなんですか?」

「怪物?マルゼンエッジのことか?有田?」

「多良崎、ちょっとは競馬中継を見ろよ・・・。」


「うっ・・・!」


フウリンカザン。松戸さんの秘密兵器だよ。」

「なんだそれ?」

「この春デビューした3歳牡馬さ。トウカイテイオー産駒で、ここまで2戦2勝。一躍クラシックの主役に躍り出る勢いの素質馬だよ。」

「2戦2勝がどうした?うちのオカダトップガンも2戦2勝だぜ?」

「オカダトップガン?ああ、あの馬鹿か。グハハ、あの馬はたしかにおもしろいな。」

「馬鹿だと?!テメーのマッドヘリオスの方がイカレてるじゃねーか!」


「まあまあ、どちらも稀代の癖馬には違いない。それよりも、カザンだよカザン。」

「あん?」

「デビュー2戦で、2着以下につけた差はじつに25馬身。」

「へ・・・?」

「その2戦のフウリンカザンの単勝オッズが、これまたスゴイ。」

「オッズ?」

「デビュー2戦とも、フウリンカザンの単勝オッズは1.0倍だったのさ。」


「ええええ?!」

「それが話題をさらって、フウリンカザンは打倒マルゼンエッジの旗頭にまでのし上がった。ですよね?松戸さん。」


「ワシは、オッズなんてものには興味ないね。おかげで、記者どもがまとわりついてうるさくて仕方ねえ。全くいい迷惑だよ。」


「単勝1.0倍の馬か・・・」


「そのフウリンカザンが、次はダービートライアルに出走するんですよね?」

「ああ。」

「多良崎、オマエのオカダトップガンも出走するレースだよ!本番を前に、とんでもない相手とやることになったな。」

「フン!カザンだろうがシンザンだろうが、オカダトップガンの敵じゃねえよ。」

「あいかわらず、威勢だけはいいな。あんちゃん。」

「なるほど、オカダトップガンの敵は、オカダトップガン自身ってわけか!ワハハ!」

「クッ・・・!うるさいよ!(▼Д▼;) 」

(つづく)