城の麓には公民館があり、ここに車を止めることができます。またここには延沢城のパンフレットがあり、その意味でも日中での訪問をお勧めしたい。ここでは無事パンフレットを入手することができました。
かつては城の城下町として栄えた常盤地区の町。今では日中にも関わらず、車もほとんど走らず、人気のない静かな町でもありました。
城跡の入り口にあたる大手門はそんなメインストリート沿いにひっそりとあります。「大手門」という呼称ですが、現在ではまるで通用口のような間口の狭さ
それでも城への道は現在でも残っています。
延沢城は麓にあたる箇所が三の丸跡となっています。
現在ではその多くは小学校グラウンドとなっていますが、それでも一部にはかつての城跡遺構が残っています。
三の丸家臣屋敷跡
奥のほうに土塁がめぐらされています。
このあたりにも屋敷が立ち並んでいたと思われます。
延沢城のウォーキングマップ
山頂の主郭跡へは七曲りコースと天人清水コースの2つのコースがありますが、最終的にはどちらでも回っていけます。上り下りでそれぞれのコースを回るのが効率的なめぐり方になります。
ここからは七曲がりコースという道がクネクネ折れ曲がっての登り道となります。それでも非常に歩きやすく、そんな苦も無く登れることができました。
麓から歩くこと20分ほどして
そしていよいよ城域に突入です。
近世まで使用されたとあって、極めて技巧的な桝形虎口がまずは出迎えてくれました。
延沢城が凄いのは本丸跡まで入るまでに二重の枡形虎口があり、かなり厳重な防備が敷かれていたことが分かるという点。
2つ目の枡形虎口
それにしても本丸がすぐ傍まで来ているのに二重の枡形虎口と本丸を囲っている土塁が視界を遮断し、攻め手からは全く見えない構造になっている。厳重な防備です。
虎口の土塁
下から歩いて20分、遂に主郭到達です。
きちんと視界が開けてここから尾花沢一帯が見渡せました。
城跡の中心部には石碑と樹齢500年に及ぶ特別天然記念物の大杉が聳え立っていました。かつて城が現役であった頃からその歴史を見つめてきた大杉…まさにロマンチックな幻想に思いふけってしまいました。
本丸土塁
石碑
こちらは搦め手虎口跡でしょうか?
帯曲輪跡
少し主郭で休息しますが、それにしてもこの主郭の広いこと。かなりの規模を誇っており、単なる一国衆の山城ではない要衝の城という感じですね。
それではもう一つのコースを下っていきます。
再び幾重にも折り重なった枡形虎口をくぐり、
二の丸跡
こちらもかなりの面積を誇ります。
台所跡
二の丸への出入り口も土塁を上る構造です。
ここの虎口も折れ曲がり、城への侵入経路が長くなるように設計されています。
二の丸の堀切部分に今も水が張る清水「天人清水」なるほど幻想的なネーミングに違わないきわめて規模の大きな清水で、貴重な水源ですね。
城への進入路はこの狭い堀切を潜らねばならず、これだけでもなかなか考えられています。














































