奈良時代~平安時代、東北地方は未だ大和朝廷の支配が完全に及んでおらず、東北土着の民と大和朝廷の間で絶え間ない抗争が続いていました。朝廷は東北地方に支配と征服の為の拠点として、「城柵」を各地に設置しました。多くは宮城県~岩手県~秋田県に集中しているのですが、その中で山形県酒田市にも城柵がありました。それが今回紹介する城輪柵です。ここも建物が復元されており、古代の大和朝廷の東北支配の拠点として機能していたことが伺えます。
ただ、まだ詳細な歴史が不明なのは少し残念な所です。
城輪柵は酒田市街中心部から車で約25分ほどに位置します。現在、史跡指定された52haの敷地に現在は政庁南門と東門、そして築地塀の一部が復元整備されました。
駐車場に車を停めて、下車して見学しようと思ったら、
庄内地方特有の日本海側から叩きつけられるような強風が!
庄内地方には嵐の時にこのような強風に晒される地域。歩いて写真を撮ろうと思っても、すぐにレンズに水滴がついてマトモに撮影するのが困難な状態です。
その中で、壮観なのがこの政庁東門
朱色に塗装された扉が如何にも朝廷施設の玄関口に相応しい威容を漂わせています。
ただ復元作業が行われたのは平成元年(1989)もう30年前ということもあって、かなり老朽化が激しい。
建物跡などの遺構表示はしっかり為されているのが嬉しい。
政庁南門
果たして、この史跡の維持が今後もキチンとなされることを願わんばかりです。
井戸跡
かくして何とか苦心して横殴りの風に逆らいながらの城巡りは終了。この日は東北地方城巡りで唯一の雨と風の戦いの日となりました。












