1334年、新年の諏訪…

早い!もう1334年になってしまったよ。どうやら『逃げ若』は年度ごとに章が変わる模様。それにしても「中先代の乱」まであと1年ほどしかありません。あの人が(ネタバレ厳禁)してしまうのもこのペースだと遠くないと思うと寂しい。そして新章に突入して、いきなりの新たな強敵登場。そして今回も頼重さんが笑わしてくれました。それでは本編感想参ります。

 

〇ポンコツダメ人間・頼重さん

新年の1334年を迎えて、凍り付いた諏訪湖において雪遊びヒャッホーイを楽しむ子供らしくはしゃぎまわる時行くんら「逃若党」の面々。鎌倉幕府滅亡から半年が経過し、諏訪の潜伏生活後の初めての新年を迎えることになります。一応、建武の新政はまだ決定的破綻を見せておらず、小康状態となっていますが、既に新たな戦乱の渦が各地で胎動し始めた1334年。平和に見えた諏訪でもある一波乱を迎えようとしていました。

頼重さん「あ・・・来ちゃった。未来見えない期(汗)」

寝起きの烏帽子を外し、長い端正な髪形を露わにしてとんでもないことをぶちまける頼重さん。生理期みたいに言ってますが、実は今までの自信満々な態度が嘘のように、色々ビビりまくり、ポンコツと化してしまった頼重さんがツボにはまってしまったよ。そう・・・今までは生き神様としてドヤ顔はすべては未来を見通していたからこそ、だったのでありました。そして本人曰く、この「未来見えない期」は時々来るらしく、その間は何もわからないタダの凡人にすぎなくなってしまったのでした。いや~本当に傍目から見れば笑えてしまうポンコツ頼重さん。ここで時行君を取り巻く人物関係図が登場。信濃の面々で時行くんの正体を知っている人・知らない人という色分けで信濃の面々が色分け。知っているのは諏訪の人々でも余程の口の堅い人間しか知っておらず(諏訪大社関係者)、敵方である小笠原貞宗とその補佐役である市河助房が知らないのは当然のことですが、諏訪の領民たちや意外にもその諏訪神党である国人衆3人も知らない模様。

 さて、前年に時行くんらにまんまと煮え湯を呑まされた貞宗は新たな敵を招聘。未だ正体は明らかになっていませんが、「悪党」であること「奪う」ことが生き甲斐の『ナポレオン』のマッセナ元帥のような男です。


貞宗としては時行くんや風間玄蕃らにしてやられたことで新たな時代の到来を感じたらしく、「武士らしく」という生き方での限界を感じ、彼のような「悪党」を招聘した模様。それにしてもこの時の貞宗は非常に歴戦の武人らしい精悍な目をしていてカッコいい。普段の目玉の飛び出た不気味な怪人が嘘のようです(笑)補佐役である助房もデレデレ愛人の顔を押し隠し、武人のよう。前々回のおっさんズ怪人ラブが嘘のようです(笑)

 小笠原貞宗は新たに朝廷から北条領を与えられ(恐らくは深志(松本)のあたり)、かくして北と西から諏訪領を挟撃する態勢が整ったことから諏訪では緊張状態が走ります。そんな中、浮かない顔の頼重さんは

頼重さん(皆には秘密だ…稀に突然一切未来が見えない時期が来る事は)

実はこの弱点は誰にも明かせない模様。そしてこれが一波乱を巻き起こします。時行くんら逃若党が貞宗らの動向を探るために、北の国境まで偵察を申し出たことから、顔を青ざめさせてオロオロとする頼重さんと周りの面々との温度差がおかしい。

頼重さん「・・・待って、それは危険…何かあったら北条の血筋が絶えてしまう

自信満々な時行くんと全幅の信頼を置く諏訪大社の面々といつもの自信満々な態度が嘘のようにビクついている頼重さん。

頼重さん「血筋が絶える」

頼重さん「血筋が絶える」

頼重さん「血筋が絶える」

同じ言葉を壊れたディスクのように繰り返す「血筋」のワードが繰り返される。そう今まで頼重さんは平然と時行くんを危険な場所に送り込んでいたのは全部未来を見通していたからこそであり、その神通力が失われるとと途端にポンコツと化してしまうのでした。あ~あ、貞宗は今回は非常にかっこいいのに対し、ただの凡人と化した頼重さんのポンコツ具合ときたらおかしい(笑)

 

〇過保護な頼重さん

頼重さん「ちょ、ちょっと待って!実は時行様逃げ上手じゃないし!逃げることに興奮を覚えるド変態なだけだし!」

時行くん「無礼!!」

とすっかり主筋の者に対する言葉とは思えない暴言が吐いちゃう頼重さんの言葉に反発するかのように出て行ってしまう時行くんらなのでした。でも後半はある意味正解ではありますね(笑)でもその性癖を覚醒させたのは他ならぬ貴方ですからね(笑)まさに自縄自縛。

さて、長距離偵察の前に準備に余念のない逃若党は食料や旅費の事前準備。折角だから旅費と偽って、思いっきり踏んだくってやろうとする玄蕃に対して

雫ちゃん「ウチ(諏訪大社)だってお米もお金も無駄遣いは…」

大量のお米と金銭が用意されていました。

そしてその隙間から不安いっぱいに見つめる頼重さん。こんな大量の米と銭どうしろっちゅうねん(笑)もちろん、雫ちゃんも激おこで父を問い詰めてしまいます。時行くんが餓死したらいけないからΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)とすっかり過保護なオカンと化してしまった頼重さん。続いて防寒具を準備すると「こんなこともあろうかと…」とまたしても大量に防寒装備を用意しちゃう頼重さん。

時行くん「頼重が見てくる!!暇なカレー屋の店主のようにじっと見てくる!!」

大爆笑

まあいきなりこんな現代語が出てきて可笑しくて笑ってしまった。そう確かにこれ私も見たことがあるんだけど、本当に逆に入りにくいのよ。こんな状態になっていると気まずいというかなんというか入りにくいだけなのよ(笑)本当に今回はいつにない頼重さんの表情が見られて可笑しいったらありゃしない。もちろん頼重さんのとんでもない弱点を知る由もない時行くんらは訝りますが、雫ちゃんだけは父親が時々おかしくなることを知っていました。まあ流石に今回のように血筋中毒になるところはなかったらしいけど。それでも自分を心配してくれる頼重さんにすっかり心を許している時行くん。この関係がまもなく終焉を迎えることになろうとは知る由もありません。

 

諏訪領の北端である中山庄まで到達する逃若党。この中山庄…検索してみたんですが、長野県のどのあたりでしょうか?おそらくは松本近郊かとは思うのですが、ヒットする地名が見当たらない…一行のナビゲーター役である雫ちゃんがミッション説明開始。諏訪領とはいえは、この中山庄は端であり情報が少ない。慎重に偵察を進める必要があると解説する雫ちゃん、本当に人間としてのスペックの高さは未来が見えなきゃただの凡人の父親を凌いでいるよな。そこへいきなり登場した童子風の二刀流で不気味な青年が登場。一気に『暗殺教師』風のバトルにチェンジ。さあ、どうなるでしょうか。

 

それにしても頼重さんの今回のポンコツぶりを見ると、「中先代の乱」の(ネタバレ厳禁)は恐らくは「未来見えない期」だったんだろうなぁ…多分、周りがイケイケのなかで統御できずにいたんだろうなぁ・・・

せめて時行くんらに打ち明けていたら、結果は変わっていたかもしれないかと思うと少し悲しくもある…