〇始まりは山口から
コロナ禍が猖獗を極める前に、一度中国地方を下関~山口~益田~江津~豊岡~福知山を1泊2日で回る壮大な(無謀な)旅に出ていました。山陰地方はタダでさえ、列車の本数が少なく事前の計画が重要です。
夜行バスで大阪から一路、下関まで朝6時に到着。殆ど熟睡できず、かなりシンドイ状態からのスタートとなりました。
下関からは山陽本線で一路新山口方面へ。本州最西端の地からのスタートとなります。それにしてもこの辺りはまだまだ国鉄時代の列車が未だに走っている状態…
新山口からは山口線に乗り換え
山口線と言えば、やはりSLやまぐち号が有名、新山口駅構内には客車が入庫中
山口駅で津和野方面への列車まで1時間ほど時間がありましたので、少し散歩することにします。
山口駅は県庁所在地としては信じられないくらい閑散とした地。普通、県庁所在地といえば一番人が集まるところなんですけどね。でもその分風光明媚な観光地ともなっています。
山口城城門跡
長州藩が幕末に萩から移転した城館
今となっては残るのはこの門と水堀の一角のみ
敷地内は現在でも山口県庁として、政治の中心となっています。
瑠璃光寺の五重塔
大内氏館跡
それでは再び山口線に乗車します。
レンガ造りの給水塔
特急スーパーおきの列車待ち
やがて津和野の町が見えてきました。
津和野城は廃城でも指折りの名城、本当は立ち寄りたかったのですが、今回は列車の時間的都合で泣く泣くカット
山陰本線と山口線の乗換駅である益田駅に到着
島根県西端の玄関口であるこの駅にも合理化の波か窓口が無人になる時間ができていて愕然
さてここから目的地の向横田城までは10キロ、本当は最寄り駅の石見横田駅で下車して行くのがベストだったのですが、それだと次の列車まで6時間待ち、最近のローカル線は本当に列車が少ない。しかも今後も暗い未来しか感じられない。結局、私が選んだのは益田市観光案内所で電動自転車で行くコースです。問題は電池が持つかということと早くも暗雲立ち込めてきた雨雲が活動開始しないか…
スマホのナビに従って、電動自転車の快速であっという間に50分で高津川に到着。この高津川は津和野方面からの流れる川であり、ちょうどこの向横田城あたりで平野になるまさに益田の地からすれば、「玄関口の関門」にあたる存在です。さて、問題は目の前にあるのが分かっているのにまたしても恒例のトラブルが発生
城の入り口はどこだ?
すぐ近くの麓に来ているにもかかわらず、案内板の類が一切ない。結局、右往左往すること20分、大きく回りこんで西北方向の向横田八幡宮ちかくに入り口があると分かったのでした。
麓の向横田城入口、ようやく案内標識を発見したよ…
歩いていくこと20分ほどで城跡まで到達、ようやく城の案内図も発見します。
Ⅱの曲輪跡
Ⅰの曲輪跡
二の曲輪に残る土塁
西屋敷跡
堀切跡
出丸跡
主郭のあるメインの部分から土塁上の道を進んで10分ほどにある独立した部分です。
尾根道沿いに残る愛宕神社
JR石見横田駅
この後、電池の残量をチェックするとやはりというべきか半分以下に減少。帰りは雨が降るか降らないかのギリギリの心理戦の中で電池を節約した中で益田駅まで帰還。幸い、雨に遭うことはありませんでした。
〇益田の玄関口
向横田城の歴史は詳らかではありません。この地域の領主としては石川、領家、城市の諸氏が伝えられていますが、確定的ではないのです。一応、南北朝時代の頃の創建というのが一般的な定説です。現状の城跡は戦国期に改修されたものと見られています。
〇アクセス
JR山口線石見横田駅から徒歩20分で登城口、そこから徒歩20分で主郭
「向横田城に狼煙が一本・・・」






























