2日目の朝は4時起床して「宿」を出て30分ほどのウォーキングを経て釧路駅まで参ります。もっとも早すぎた為か、まだ駅舎は開放されておらず寒さに震えながらもここで開放時間になるまで待ちます。釧路は北海道東部の中心都市、その玄関口たる釧路駅は8年前からほとんど構造を変えることなく続いています。
改札
釧路駅は自動改札・エスカレーター・コンビニ・待合室など各種設備が充実しており、中でようやく温まる思いでした。
ここからは釧網本線始発に乗車、わずか1両編成のローカル線です。
車両内は非常に閑散していたかと思いきや・・・・途中から次から次へと通学生らが乗り込んできて来ており、非常に混雑状態となりました。
細岡駅にて下車
ホームにあるログハウス風の駅舎がある以外には何もない無人駅です。
周囲には人が住んでいる気配が無い民家が一件あるのみでそれ以外は大自然が広がります。
ここから一駅だけ引き返して
釧路湿原駅にて下車
ログハウス風の待合室
やがて東から朝日が昇るのに向かいながら丘の上へ上って行くと
細岡展望台
日本最大の湿原である「釧路湿原」とその中を縫うように流れる釧路川、これら広大な自然が広がり、それらを一望できるこの展望台は非常に見晴らし抜群でした。
 
 
ここでは最大の見所はタンチョウ・・・なのですが、この時期では残念なことに見ることができませんでした。
釧路駅にて一旦引き返し、駅舎内にて弁当や今日の食料を買い込みます。1番線は特急「スーパーおおぞら」の発着番線となっており、毎日ここから多くの人が帯広・千歳・札幌を行き来しています。
根室本線はここから先は花咲線という愛称がついていますが、列車本数はかなり削減されてしまっており、今後の動向が心配されます。

ルパン3世のラッピングがなされた車両

右の車両は花咲線の専用ラッピング車両、
それでは一路根室方面へと向かいます。釧路川は先程の釧路湿原から流れてきた釧路川は大河へと成長していました。
釧路川を過ぎると一気に人家は無くなり、広大な平野の中を列車はのんびりと進みます。
尾幌駅
門静駅
厚岸湾は大きく湾曲しており、路線はその海岸に沿う様に走り、厚岸の町が一望できます。
 
 
 
厚岸駅は釧路から根室間にある駅の中で唯一の有人駅です。
 
根室本線の見所の一つ・別寒辺牛湿原で列車はゆっくりと走ります。
 
 
湿原には多くの野鳥が泳いで飛び回っていました。
 
茶内駅で対向列車待ち合わせの為、長時間停車。一度降りてみます。
 
浜中町は『ルパン3世』原作者・モンキー・パンチ氏の出身地であり、ルパン自身もここの出身と言う設定です。
対向列車がやがて見えてきました。こちらの車両は流氷をイメージしてラッピングされたものです。
厚床駅はかつて廃止された路線・標津線との乗換駅でした。
その標津線跡地は今となってはわずかにレールの敷かれた跡だけが痕跡となっています。
 
初田牛駅
ここは周囲に何もない「秘境駅」として有名でしたが今年に利用者が皆無の為に廃止となりました。
これらの駅舎もまもなく無くなることになります。
 
これが最後の写真となると色々寂しい思いがよぎります。
 
落石駅
列車はやがてもう一つの絶景スポットへと入ります。
落石海岸
風力発電の風車
西和田駅
やがて列車は人家が集まる市街地へと入り
東根室駅、ここは板切れだけの一見なにも無い無人駅に見えますが
ここ東根室駅は日本最東端の駅として有名な駅であり、事前に運転手に申し出れば数分だけ停車して貰えます。
 
さてこうしてあちこち写真撮影していたのですが、ここでアクシデント発生。一緒に観光客のカップルが下りて記念撮影していたのですが、
なんと女性が線路に転落する事案が発生!!慌てて私らはすぐに女性を引き上げたのですが幸い大きなけがもない様子でした。すぐに列車は何事も無く発車していきます。
そして終着駅・根室駅に到着
ここが日本最東端の有人駅となります。
 
 
根室駅にはかつては売店もあり、昔は優等列車も走る重要駅でしたが今となっては数時間おきに普通・快速列車が発着するだけの非常に寂しい感じでした。
 
すぐ傍に有るのが根室バスターミナル
ここは納沙布岬や根室市内各所、そして釧路方面へのバスが走る一大ターミナル。ここには土産物店や観光案内所もあり、寧ろこちらの方が中心になりつつあるのが現状です。残念ながら鉄道の影は一層薄くなりつつあるのが現状です。さてそれと驚くべき「変化」として日本100名城の一つ「根室半島チャシ群」の観光案内が充実していたことです。何しろ専用のパンフレットまで完備していたほどで・・・あと日本東西南北の端訪問証明書も販売しており、購入してしまいました。ここからはバスで根室市内散策へと向かいます。
降りたのは「車石」と呼ばれるバス停にて下車
海岸の方へ向かっていき30分ほど
花咲港小学校
高台のこの場所からは花咲港を一望できました。
花咲岬
 
花咲岬灯台
ここは野鳥の観察所も設置されており、これが休憩所代わりになっています。
何か絵に描いたような「サスペンス劇場のラストに出てきそうな断崖絶壁」でした。
 
この下へ降りていくと
花咲灯台のすぐ下にある放射状節理構造の玄武岩で形成された国の特別天然記念物「車石」です。
その形状はまさに「車輪」の如くでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
花咲灯台から戻ると「根室市歴史と自然の資料館」があります。ここは無料で見学できる貴重な歴史資料館
北海道の動植物のはく製やサンプル
 
これらの石はかつて20世紀前半サハリン(樺太)島の南半分が日本領だった時にロシア(ソ連)領との国境付近に設けられた標柱石です。
 
花咲港へ降りていくと随所にロシア語の案内看板があります。ここ花咲港は北方漁業の基地であり、ロシアとの魚介類の輸入を始め、ロシアの人々も訪れる国際港であります。
 
 
花咲港食堂で「カニチャーハン」を食して昼食としました。
花咲港金刀比羅神社
崩れかけた民家
やがて夕陽が西へと沈んでいき、
再び東根室駅まで戻り、ここから列車に乗車
 
 
ここももう来ることは無い覚悟で最後の撮影して
釧路まで戻ると流石に20時は郊外は非常ににぎやかなものでした。こうして2日目も非常に晴天よく根室の散策することができました。
さて3日目は?