〇危険地域?いつものことさ!

昨年2017年3月に一度大河ドラマ『真田丸』紀行を記事でお届けしたのですが、この時の順番は

①真田氏館→②天白城→③真田本城跡→④砥石・米山城→⑤上田城でお送りしました。

しかし実は当初の予定では

①松尾古城→②真田氏館→③真田本城→④砥石・米山城→⑤上田城で行く予定だったのです。そう実は最初に行くべき城が亡くなってしまっていたのでした。何故断念せざるを得なかったかというと

3月初頭の状態、これじゃあとてもじゃないが登れません。仮に登れたとしても何がなんだか分からんので泣く泣く断念したのでした。そのため、急遽現地で計画を入れ替えて代わりに天白城を登ったのでした。今回はその雪辱戦という意味合いがあります。

さてここでも先の「ゆきむらの郷」でここに着いて聞くと

私「すみせん、松尾古城へ行きたいのですが・・・・」

職員「え、あそこ行くの?、ちょっとあそこは道が無いから・・・危ないよ!!」

私「え?でも別に入山規制はかけていないのでしょう?」

職員「そうなんだけど・・・ちょっと待ってて、行ったことのある人に聞いてみるから」

・・・5分後

職員「お待たせ!一応登れるらしいから、でも気を付けてね」

 

冗談抜きで心配されるほどの危険地帯なの?そんな恐ろしいところだったっけ?まあそういわれても私もここまで来て引き返すのは性に合わん。かくして電動自転車で登っていきます。

真田郷はのんびりとした風景でうららかな秋で登る時も快適な者でした。このわずか4か月前にまさかの34℃という高熱で悩まされたのがウソのようです。

角間渓谷を目指していくと丁度真田郷からすぐの山が松尾古城のある山です。

果たして「道が無い」とは?

しかし坂道の多い本地域において電動自転車とは貴重な存在です。こうしてキツイ坂道でも登れるのですから。

日向畑遺跡

かつて真田氏は真田氏館へ移る前はここに居館を構えていました。いわば正真正銘真田発祥の地ですね。
室町時代~戦国時代にかけて作られたと思われる石塔群
そしてその脇が登城口なんですが、ハイ、もうすっかり長野の山では様式美と化した「熊出没注意」の張り紙
さあ、それではガンガンラジオ音響スピーカーモードにして出発!!
最初は平坦な道なりを進んでいきますが
やがて皮を離れた地点でくるっと回る形で岩肌の尾根を登っていきます。
祠があることからやはり人工の道であったのは間違いないのですが・・・
さて途中からは岩肌で道なりも消滅しており、よく見ないとうっかり迷いかねません。幸い随所随所にロープが張られてあるのでこれが道標代わりに進みます。
登り口から歩くこと20分ほどで見えてきました。石積みが見えてきました。
全体的に以前見た「霞城」に構造が良く似ています。
至る所に岩場が露出しており、ほぼそれを切り出す形で取り出されました。
まさに天然の岩をそのまま流用した感じで、この自然見溢れる石垣は見てて興奮しました。
やがて紅葉に色づいた尾根筋を登っていき
四周を石塁で囲まれた区画に辿りつきました。
非常に石積みの保存状況が良く、まさに小さいながらも石の城と言っても良い見事な山城でした。
それにしてもおよそ400年もの間、見た感じだと余り人の手が入った感じがしないので自然な状態でのあれでしょうか?やはりすごいものです。
この祠は2棟あり、
もしかしたら後世には神社の空間となっていたのかもしれません。
 
その背後は尾根となっており、ここから更に山ひとつ上に上がった所に「遠見番所」があります。そこが文字通りここ真田郷の監視所であり、主に上州街道を監視する目的の番所でした。流石にここからもう1回山登りはもう体力的に無理で、ここまでにします。
それにしても秋の晴れた日にはやはり一番気持ちよく登れるものでした。
それにしてもこうして見ても至る所に石積みと岩があり、
 
至る所石垣があり、観察する時間でかなり時間をかけてしまいました(喜び)
最後に山の全景を撮影、それにしても見事な紅葉の色合いで、山も美しいものです。
 
ここからは「ゆきむらの郷」までは下り坂なので更に気分爽快でヒャッホーしながら戻りました。
戻ってくると
職員「ああ、戻ってきたんだね!良かった、心配してたんだよ!!」(喜び)
私「(心の声)え?そんな心配されるほどの危険地帯だったの?マジで?)あ、いやいつもど・・・ゲフンゲフンいやロープが張ってあったので助かりましたよ(流石に「平常運転です」なんて言えねーな・・・)
職員「まあ無事に帰ってきてくれて良かったよ!帰りのバスまでゆっくりしていって」
やあいつ来てもここは本当一番心温まる観光案内所です。
誇張でもなんでもありません。間違いなく日本一やさしい案内所です。
最後に上田交通バスで再び駅まで戻り、
駅前のから揚げセンター店、ここで夕食をとります。ここかなりのボリュームの唐揚げを食すことができるので上田に来た時には必ず利用しています。
上田駅にて
おお、これはしなの鉄道観光列車「ろくもん」でじゃないですか!これは珍しいものが見れた。
最後は小諸駅に立ち寄って1日目終了。
 
〇伝承では真田信繁が関わったというが・・・

真田郷の中心に位置する「真田本城」は別名「松尾城」とも呼ばれています。そのため、便宜的に同じこの「松尾城」も区別するために「松尾古城」と呼ばれています。伝承では江戸時代作成の『松尾古城全図』には南麓の阿弥陀堂周辺が真田家屋敷跡と伝えられており、明治期の『長野県町村誌』では地元では真田幸隆(正しくは幸綱)が築いた城として伝わっていました。史実的には本当に真田の城かどうかも不明で、文献にも登場しない「謎の城」です。伝承では昌幸二男の源次郎信繁(幸村)が初めて城主となった城とも伝わりますが、これもまあやはり伝説の類なんでしょう。

 

〇アクセス

 

しなの鉄道線上田駅から上田交通バス真田線「ゆきむらの郷」下車(約30分 500円)レンタサイクルで30分、登山口から30分で主郭

・ゆきむら夢工房

レンタサイクル受付時間  9:00~17:00(受付は15時まで)

休館日             年末年始12月29日から1月3日まで

 

「真田古城に狼煙が一本・・・」