武蔵国…現在の埼玉県は関東の武士達の多くに縁のある土地でした。武蔵こそ「東の武士」達にとっての聖地。そんな中にあって、「源経基」という武将をご存知でしょうか?彼こそ後世の歴史において重要な存在となる清和源氏の祖に当たる人物で、源頼朝や足利、武田など源氏系武将の家は全て彼から始まると言ってもいいでしょう。埼玉県においてはそんな彼の名を冠する史跡があります。
伝・源経基館
わざわざ伝という呼称が史跡名に示される通り、実はあくまでも伝承の範囲でしかありませんが、平安中期に源経基が武蔵介として坂東に赴いた時にここに館を築いたのが始まりと言われている…といってもまだここがそうだという確証がないので今後の調査が待たれます。
源経基館があるのは埼玉県鴻巣市、前日に関西から大宮までの夜行バスに乗車して7時に到着。ここからJR高崎線に乗車しての史跡散策となります。JR鴻巣駅から西へ900mほど…歩いて10分ほどで到着できました。
住宅街の中の一角に一発見て「それ」と分かる源経基館跡です。なんでも元は私有地であったのですが、土地所有者が史跡公園として保存することを条件に自治体に城跡の土地を寄贈するという非常に理解のある方だったようで…
本当にグッジョブ!!
城跡への入口はどこか…
森のすぐ傍まで行くと
そこは既に館の遺構である空堀と土塁が残されていました。
きちんと標柱が立ち、ここから先は源経基館の跡地となります。
広大な空堀が三方を巡らされており、そこがそのまま館跡へと入る導線へとなっています。
森の中は木々が生い茂っていますが、雑草一つ無く綺麗な状態で保存されていました。たとえ伝承通りの源経基館でなくても埼玉県でもこれだけの史跡が住宅街に残ってるのはなかなか素晴らしいことです。
中心部跡に佇む石碑
ちょうど朝日が森の中を照らし、程よい感じで明るくなった史跡の森
土塁跡
西側はかつては荒川の湿地帯であり、城郭の傍まで水が引かれていたとされています。
史跡入口
森の中に眠る良好に保存された中世武士の館として伝・源経基館は非常に貴重な存在です。
〇アクセス
















