二日目は人で溢れる弘前城横を抜けて、岩木川を越えます。今日も天気は曇天、岩木山は望めそうもありません。
やってきたのは津軽山革秀寺です。ここには津軽藩初代藩主津軽為信の廟所があります。
人の姿は皆無です。この時期の弘前は城だけではなくどこも桜で溢れていていい雰囲気です。
京で死去した為信はここに眠っています。
寺の落ち着いた雰囲気からは想像できないほどの絢爛豪華な廟所です。廟所を正面から見てもよくわからず回り込んでみました。
弘前は街中どこも桜で溢れています。
一旦弘前城に寄って岩木山に雲がかかっていないか、確認に来ますが厚くかかった雲は退きそうにはありません。諦めて移動します。
為信が弘前城を築城するまで本拠とした堀越城跡までやってきました。
ここも桜で溢れています。城は復元整備されていています。
食い違いのように掘削された堀が一際目を引きました。
城はバイパスで分断されてしまっているのが、とても残念です。
本丸付近からうろうろして水堀と桜のいいところで一枚パチリ。曇天が惜しまれます。
弘前城の方角へと戻ってきて次の目的地は太平山長勝寺です。ここには津軽氏の一族の墓所が並んでいるところです。が、ひょいとやってきて見学できる場所ではなかったようで、仕方なくそとから眺めるにとどめます。
このお寺の正面には禅林街と呼ばれる曹洞宗ばかりの寺院が並木通りに連なっており、またその位置関係からもこの場所は有事の際は弘前城の外城扱いになっており、どことなく上町台地に並んだ寺社と大坂城の関係を思い起こさせました。
戊辰戦争、二時大戦と青森で命を落とした慰霊する忠霊塔の広場から遠く霞んだ岩木山が見えました。相変わらずガスっております。
一度宿に帰って休憩してもう一度弘前城へと向かいます。
日が暮れ始めています。それと同時に人が溢れています。ややうんざりして少しだけ風景を撮影して早めに宿へ。二日目が終わりました。