数年前でしょうか、弘前城の石垣が膨らんでその補修のため天守を移動させるという映像を見たことがありました。そのときはふうん、という感じだったのですが、その修理が2025年には終わって元の場所に戻るということでした。いまなら桜、天守、岩木山といえ構図で写真が撮れる、と聞いて重い腰が上がりました。なによりも大阪から新幹線輪行するにしても7時間近くかかるので。飛行機に乗ればいいやん、ということなのですが、折りたたんだリカンベントを航空会社に預けるのは迷惑をかけるだけ、ということで地上を行きます。

 弘前駅到着。googleマップ何度か見た距離、遠さです。ただし時間をかければ到着はします。 

 弘前駅前で一枚、パチリ。呑気に撮影などしていますが、実はこの時トラブルに遭遇していました。ま、この話はまた後日。

 荷物を宿に預けて弘前城へと向かいます。天気はあまり良くなく、曇りがちです。が、人は多くて誰彼なくスマホで撮影しています。これだけ咲き誇っていれば、撮影せずにはいられないでしょう。

 城の域内に入って駐輪場に向かう前に誰も見向きすらしない津軽為信公像を撮影します。

 親族に家督を譲る約束をした途端に実子が誕生して本家に混乱したりするなか、津軽を南部から切り取った梟雄。中央とのパイプを重視するなど強かでもあります。

 二の丸東門を抜けると本丸です。

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 修復中の看板です。

 石垣から下ろされ移動した天守は本丸に鎮座させられています。当日は岩木山に雲がかかっており、旅中は結局勇壮な岩木山を眺めることはできませんでした。

 落雷で焼失した天守の天守台から桜を撮影します。この日は17日で桜祭りの前でしたのでまだ人は少なめ、ということが後日わかりました。

 黄砂の影響もあって岩木山は見えません。

 城の西側桜の通り抜け道にはさらに見応えのある桜の道が続きます。

 人も一杯でしたが、弘前の桜とても素晴らしかったです。宿代の高さには萎えましたけれど、生きている内にもう一度見に来たいです。