雨で流れた旅程を掘り起こした、甲府輪行旅 DAY1 富士川を越えて | 毎日輪行日記

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リカンベントトライクGekko fxでの輪行の旅の記録

 一年か二年前、ホテルも新幹線も予約して望んだものの、天気に裏切られてキャンセルした旅の予定があります。二週間ごとに輪行旅に出かけることになりましたが、せっかくの休みを充実したものにするため旅程を見直して予約をいれます。

 JR新富士駅にて降車。初めて降りる駅です。乗り換えもできない、せめて富士駅とどちらか近くに設置されていれば利便性が上がるというのに不自由な駅です。

 さてここから向かうは善徳寺。国主である武田信玄、北条氏康、今川義元が一同に会し、甲相駿三国同盟が結ばれた、普通に考えればそんなことはないのですが、同盟が結ばれたことは事実です。

 その前に見事な富士が眼前に現れましたので、停車します。

 勇壮な一枚が撮影できました。

 小さい細い道を通って目的地、善徳寺跡に到着します。ちいさい三国同盟公園があってニヤリとさせます。

 今日からの宿は甲府にとっています。富士駅から特急ふじかわで向かう予定ですが、まだ時間はあるのでこれまた二十年前近くに小田原を回ったときに訪ねた興国寺城へと向かいます。

 興国寺城天守跡から遠く伊豆半島を望みます。はじめて興国寺城に訪れたときは探索中に急な轟音にびびり、城の北すぐに新幹線が走っていることに驚いたものでした。探索もそこそこに富士駅方面へと戻ります。
 富士駅に戻る前に何か食べておきたいところでしたが、予定していたラーメン店が長蛇の列で時間が読めなかったためとっとと駅に向かうことにしました。乗り過ごすと二時間待ちです。駅で駅そばを食べ電車を待っていると、
 急に強い雨が降ってきました。雨雲レーダーで確認すると駅周辺だけ激しく降っているようです。ゆっくり外でご飯を食べていたらきっと遭遇したであろう雨でした。
 無事特急ふじかわに乗って甲府へ到着します。
 今回甲府に来たのは前回すっとばしてしまった恵林寺と信玄が信濃遠征のために整備した棒道を巡るという非常に緩い旅です。
 乗ってきた特急ふじかわをパチリと撮影してから早速宿へ向かいます。
 宿に向かう前に信玄公を一枚。甲斐の虎。武田大膳大夫晴信、剃髪して徳栄軒信玄を号します。はじめて行った九州も桶狭間の戦いを目指して行った名古屋も地図をコピーあるいは出力して紙ベースで向かったのと比べて力が入っておりかつて訪れたときは地図を買いさらには撮影もしていたようでした。
 いまも撮影したデータが残っています。
 荷物を預けてからまずは武田神社へと向かいます。
 着いて参拝してしていると日が暮れ始めていました。ひさしぶりに訪れた甲府の町は知らない町になっていました。ただし武田神社へとむかう結構しっかりとした勾配のある坂道はしっかり覚えていました。
 夜はがっつり鰻を食べて、温泉付きのホテルで翌日以降の鋭気を養いました。