予想以上に厳しい結果となりました
受験者数40,712人
合格者 1,051人
合格率 2.58%
100人中98人が不合格という試験になりましたね
しかし・・・
一昨年の合格率5%台と同様に、
意図的に合格者を減らしたと言うよりも・・・
合格レベルに達した人が2.6%しかいなかった
内容を見るとそう考える方が自然です
試験会場へ行き現場で問題を解いて確認しましたが、
そんなに難化したという感触はありませんでした
(もちろん合格しないように答案はでたらめにマークしてますが)
①択一式
昨年よりも若干難しくなった感はあるものの、
合格ラインは45点(70点満点)と、例年並み
②選択式
8科目中4科目が救済(基準点である3点を下回り2点OK)
総合点でも21点(40点満点)と、過去最低レベル
確かに問題は難化したものの、合格点数が極めて低い
以上のように、合格ラインを見る限り、
例年ならば7%の合格率に見合うような点数です
つまり合格レベルの再受験者が昨年(合格率9.3%と易化)
に合格してしまったこと、楽観的な受験者が増加したこと、
資格ブームが影を潜め、受験者が大幅に減少したこと・・・
様々な要素が絡んで合格レベルの人が数千人減少した
内容を見る限り、そう考えた方が良さそうです
しかしながら、今回の結果を受けて、
「極端に合格点を下げてまで、合格率を調整しない」
つまり、国家資格に相応しいレベル以上の点数を取れないなら、
たとえ合格率が2%、3%にまで下がっても良い
そういう方向に転換していることが明確になりました
理由は・・・弁護士と同様、裁判所への出廷など、
業務権限の拡大、それに伴う質の向上、社会的地位の向上
そのための試験内容見直しの各関係団体からの要請
受験予定の皆さんは、決して試験が極端に難化したのでなく、
受験者サイドの要因(勉強不足、甘い・・・)と受け取らえて、
合格率等の数字に困惑し振り回されないようにしてください
例年通り6割~6割5分程度得点すれば合格できるのです